失恋天国 (文芸書)

  • 徳間書店 (2015年9月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784198640101

作品紹介・あらすじ

結婚式目前に婚約者から振られ、放心状態の雛子のもとに手紙が届く。それはなんと「失恋学校」の入学案内だった。最初は訝しく思っていたが、入学を決意する雛子。失恋学校は全寮制で、バスの中で泣きじゃくっていたエミリと、美人の貴和子と、雛子は同室になり……。「今日の授業は、“思い出の品を捨てる”です」――など、奇想天外な授業やテストに明け暮れる雛子たちは、無事に「失恋」できるのか。『うさぎパン』の著者が贈る、大人の学園物語。

みんなの感想まとめ

失恋から立ち直るための全寮制の「失恋学校」を舞台に、主人公の雛子が新たな友情を築きながら成長する物語です。婚約者に振られた雛子は、政府の政策として設立されたこの学校に入学。奇想天外な授業や、個性豊かな...

感想・レビュー・書評

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  • 失恋から立ち直るための全寮制の失恋学校。出生率を上げるための国家的プロジェクトと、素っ頓狂な設定に驚いたが、面白く読めた。バラバラな性格の3人が同室で徐々に友情を深めていくのもいい。

    雛子は失恋したが、信之のような自分本位の者とは結婚せずによかった。次の相手となりそうだった田川といい関係を築けそうであったが、穏やかな結婚生活のためではなく、この人と一緒にいたいという気持ちこそ大事と気づき、別れを決める。結婚すれば気持ちは変わっていくこともあるが、やはり自然体でいられてなおかつ一緒にいたい人と結婚するのは重要だと思う。最後には明るい兆しもあり、あたたかな春を予感するものだった。結婚は相手も自分も大事に生活をすることかなと改めて思った。

  • 失った恋を忘れて次の恋に向かうための「失恋学校」。

    ちょっと変わったファンタジー?別世界へみたいな話?と思ったら、あまり知られていないけど秘密組織というわけではなく、少子化対策のからみで国の補助なんかもあるという、不思議な全寮制の学校。

    主に大人のための学校なのに、運動会やら文化祭やら修学旅行やらがあったりして、学生に戻った感じがちょっと楽しそう。寮生活って、同居人と気が合えば、楽しそうだよなぁ。

  • 図書館で借りたもの。
    結婚式直前、突然振られてしまった雛子のもとに届いた手紙。それはなんと、失恋学校の入学案内だった。奇想天外な授業やテストに明け暮れる雛子は無事に「失恋」できるのか。

    なんでタイトルは「失恋学校」じゃないんだろう…?
    全寮制で1年間学ぶ(留年もある)。
    国からも補助金が出ている。
    (失恋から早く立ち直り恋愛活動を活性化させるため→出生率を上げるため)
    産休育休に加え、失恋休暇もある。
    設定はめちゃめちゃ面白いんだけどなー。
    なんか物足りなかった。

  • 結婚式直前、突然振られてしまった雛子の元に届いた手紙。
    それは、ある学校の入学案内だったーー。


    結婚式目前に婚約者から振られ、放心状態の雛子の元に手紙が届く。
    それはなんと「失恋学校」の、入学案内だった。
    政府が進めている政策のひとつとして注目を集めている
    〝国民の恋愛活動の活性化〟失恋学校は国の補助金が出るようになり、
    申請すれば奨学金も受けられる。
    卒業までの一年間でかかる費用が、全寮制にもかかわらずどんでもなく安い。
    仕事も退職する予定で、アパートの解約手続きを済ませていた雛子。
    最初は、訝しく思っていたが、入学を決意する。

    失恋のなかには離婚も含まれていて様々な年齢の人達が学校にいる。
    雛子は、少しぽっちゃりで明るいが落ち込みやすい18歳のエミリと、
    美人で大手企業でバリバリ働き自信のある貴和子と同室になる。

    最初は、現実離れした設定で、奇想天外な授業やテスト…。
    〝思い出の品を捨てる授業〟なんて、ありきたりな…と思ったりして、
    何だか、物語に入ってゆけなかったが、読み進むにつれて、
    こんな気持ちある!この気持ちわかる!なんて思ったり、
    いつの間にか凄く応援してる自分がいた。

    入学してから卒業するまでの一年が描かれています。
    雛子・エミリ・貴和子に少しずつ芽生える友情も微笑ましかった。
    一番しっかりして、強そうな貴和子が一番弱かったんだね。
    こんな学校があったら、ちょっと楽しいかも♪

  • 皆さん、厳しめの評価ですが、私は面白かったです。
    結婚式直前に婚約者から別れを告げられた雛子のもとに失恋学校から入学案内が届くシーンから始まり、全寮制の学校に入学してから卒業するまでの一年が描かれています。
    ちょっとご都合主義の展開はありますが、雛子と同室の人々の失恋からの立ち直り、立ち直らなさがうまく表現されていると思いました。
    失恋中の人には辛いかもしれない本かもしれませんが、この本を読めば立ち直れるかも。
    そうでない人はアハアハと読めばよろしい。
    でも、どうやって雛子の別れを学校が察知したかは謎だな。

  • こんな学校あったら入りたい!
    雛子さんの将来に幸あれ!

  • 私も失恋学校行きたい。
    新しい恋したいなぁ………。
    世の中には色んな失恋の形があるだろうけど、今の私ほどキツい人いないんじゃないかと思えてならない。
    登場人物の失恋の仕方と自分を比べてはやっぱり私のほうが辛いわ、って思って馬鹿みたい。考えても無駄なのに。

  • 失恋した人が全寮制の学校に通い、立ち直る話。なんだかファンタジーみたいな話だった。新しい恋をすることだけが失恋から立ち直るのではない。前に1歩踏み出せずにいる人に。

  • うーん、これは失恋天国ではなくて、失恋学校っていう題名がいいでしょうね。
    まちがいない。
    面白くなかった。
    母にとって、子どもはいつまでも子ども。

  • スラスラ読めた
    恋人を忘れたら卒業、こんな学校あったら行きたい
    失恋を肯定できる場所があったら救われる人たくさんいるだろうな
    誰でもいいとか、欲しい未来のためにちょうどいいとか、そうじゃなくて、
    あなたがいい、あなたを知りたい、あなたが好き、の気持ちで恋愛できるってやっぱり本当にない。
    そういう恋愛をしたいし、それができたら大切に大事に生きたい

  • 失恋した女が集まる学校での1年間の話。
    失恋した主人公だけでなく、クラスメイトや周りの人達の話も織り交ぜて物語が進んでいって面白かった。実際にこんな学校があるのかも、と感じさせるほどリアルな設定がより世界観に入れた。

  • 失恋学校とか授業とか、面白い発想で読みやすかった

  • 失恋学校のルームメイト3人の失恋の経緯も、立ち直り方もそれぞれで面白かった。
    学生時代に読みたかったな。

  • 本当はあらゆる感情を誰かと共有したり分かち合いたい気持ちはある。
    例えば幸せだったり悲しさだったり。
    だけど結局は人は孤独で個体で、その中で誰かと寄り添って生きていくしかないように感じる。
    若先生の雰囲気が良かった。

  • 淡い雰囲気が心地好かった。変化も緩やかで自然に感じた。未知の学校や授業に、全寮制なことも相俟ってか、はじめ何故かハリー・ポッターシリーズを連想したりしつつ、わくわくした。

  • 失恋から立ち直るための寄宿学校。

    それぞれ痛い恋をして集まった生徒たち。

    若くても熟年でも失恋は痛いよね…

    瀧羽さんの作品でオススメを挙げるなら、こちらとうさぎパンだな。

  • いい感じでした!

  • こういうのは嫌いじゃない。失恋の定義が興味深い。たしかにきちんと整理をつけなければ恋を失ったことにならないかも。

  • 失恋した人達が愛と自分を見つめ直す失恋学校の話。世界観は柔らかく読みやすかった。しかし、これでいいの?って思うことが結構あった。座学で解決できるものなのだろうか。ちょっと知的に考えようとしすぎなのと、恋愛する女性像がステレオタイプで違和感。

    2015.2.26

  • 結婚目前で婚約破棄された雛子のもとに届いたのは
    全寮制失恋学校の入学案内。
    こんなとこで学べ暮らせたら楽しそう。
    ただし奨学金を貰える年齢はとうに過ぎてるけどね。

    【図書館・初読・2/26読了】

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著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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