- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198641320
感想・レビュー・書評
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2015年時点での世界情勢、特にアジア圏の情勢を俯瞰できる。ホリエモンの視点ではあるが、日本にいては想像もできないような変化が来ていることが分かった。
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2016.03.09 cakesにて
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あれだけ忙しい人なのに、こうやって世界を回って、生身のインプットを欠かさないのだなあ。ぼんやり生きてるんじゃないよ、ってことかな。確かに、一歩外に踏み出したほうが、ワクワクはたくさんありそう、という気にさせてくれる。
この人、基本的にものすごいオポチュニストだと思う。なんでもあるがままに受け入れる。ただし、底にはちゃんとリサーチと評価があって、自分にとって興味がないことには見向きもしない。確かに人生短いし、すばやくセレクトして、どんどん試してみたほうが楽しそうだ。 -
まあまあかな
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表紙の絵がヤマザキマリさんだったので惹かれて読みました。
それに、このあいだホリエモンの『本音で生きる一秒も後悔しない生き方』を読んで、良かったし。
でもこの本はちょっと期待はずれでした。
だってホリエモンは、なんでもビジネスに結びつけるんです。
たとえば、私はいつかイスラエルに行ってみたいと思っているんですが、ホリエモンは「観光地としては…魅力はやや乏しい」と言う。
そして食事がまずいんですって。
でも「これは日本のグルメを売り込むビジネスチャンスかもしれない」「日本料理屋を開けば、高確率で成功しそうだ」とホリエモン。
また、「九州の湯布院は一時代以上、古くさくなってしまっている。」と彼は言うけど、プロジェクトXでも紹介されていたように、湯布院は「田舎の静かな佇まいを守り続けた温泉」なのではないでしょうか。
なんでもかんでも最新のやりかたを取り入れて利益を得ようとするホリエモンの考え、私には受け入れられません。
でも、そういう、自分とちがう考えの人の本を読むというのは、すごくいい経験だったと思っています。
どうしても偏ってしまいがちですから。
そして、最後にヤマザキマリさんとの対談があって、それはすっごく良かったです。
ヤマザキマリさんのこの言葉、「そうそう!」と思いました!
「閉じていくのって案外、究極的には外向きの力を得るのに、有効なことなんだと思います」 -
グローバル化すると、国境がなくなり、どんどんみんな自由になっていく。
「やりたいことを見つけて、自由に生きよう」というメッセージに聞こえた。
- お金より時間
- いくだけではなく、やりたいことをベースにいく
- 思い込みを捨てよう
- グローバル化により、どこへでもいつでもいける
- 各国の訪問事情 (食事、文化、ホテル)
など面白かった。
ただ、ちょっと散文的な印象も受けた。以前読んだ本にも「本はそこまで情報元として有用ではない。水増ししてる」みたいなことを言っていて、あまり本を推敲するのには情熱的ではないからなのかと思った。
また、途中で、「自身は叩かれやすいんですよね」と言っていたのが印象的だった。
なるほど、確かに出る杭は打たれるということもあるが、それだけではない気がする。なんかこの伝え方を受け入れられない人もいるんじゃないかなというのは読んでいても伝わってきた。堀江さんほどの人が、それに気づいていないとは思えないが、わざとなのだろうか。ただ、「気にしても仕方がない」と思っているのか、そこは少し不思議だった。
また最終章で日本とイタリアの国家論についての対談が面白かった。
自身は日本は、国への信頼感がないと思っていたが、イタリアや中国と比べると高いらしい(あちらは、国信じないで、家族を信じる。)また、日本は自国を褒めるTVが多いと言っていたのも自身の直感とは異なっていたため印象的だった。いろんな国を経験している2人だからこその対談だったと思った。(噛み合ってない部分も含めておもしろかった。)
自身も、「思い込みをすてて、自由に生きる」ことは心がけていきたい。 -
本書では、堀江貴文が訪れた世界各国を彼なりの視点で分析し、グローバリズムの中に置き去りにされつつある日本あり方について語られている。
ITが世界をつなぎ、人・情報・金が国と国の間を行き交う現代では、国境の概念は経済的には、無い。ビジネスの機会は均一化され、誰にでも世界を相手にする厳しさもあるが、見方を変えればチャンスともとれる。
日本人は過去の栄光にすがり、変化を恐れ、多文化の侵入(移民や買収)を極端に嫌う傾向にある。しかし否応なく世界は変わる。経済規模ではすでに中国が大きく日本を引き離しているし、今後も日本は経済成長は見込めず緩やかに衰退する斜陽国家だ。
このような状況を悲観するのではなく、世界の状況を正しく把握し、日本にしかない魅力、例えば世界最高水準のサービス、食文化、娯楽、こういった強みを囲い込まずにどんどん世界に発信していけばよいだろう、という論調の書。 -
堀江さんぐらいのお金持ちになるとこんな経験はいつでもできるのでしょう。
そう思って読んでみると意外に、若者は無理をしてでも貧乏旅行でのなんでもやってみるべきだ、と改めて思う。 -
資料用
IoT革命をきっかけに、幅広い分野でオートメーション・省略化が進んでいる。いま世の中にある仕事の何割か、いや半分以上が20〜30年後には、消えていくと考えられている。農業、運送、建築、財務管理、医療...人の手が関わらなくては成立しなかった仕事は、人工知能を搭載したロボットの代用が進む。まずは時給の低い単純労働は、10年ほどで社会からなくなるだろう。そうなったとき、何が価値を持つか。「おもしろいこと」をつくりだす感性だ。これはロボットでは思いつかない。
現在でも、おもしろいことを生みだす人はどの分野でもまあまあ高給取りだけど、今後はもっと高く評価される。特定のゲームにめちゃくちゃ強かったり、ナンパが得意だったり、即興ひとり芝居がうまかったり。いまはなんの役にたっていない特技が、「その技を高値で買いたい!」という人が現れ、ビジネスに化ける可能性は高い。
ただ遊んでいるだけなのに儲けを生む。人気YouTuberたちは、その先駆けといえるだろう。(104p)
(タイの)ウェイパークの周りは一面が田んぼだった。10年後はきっと、GPSセンサーで自動制御されたロボットが、作物づくりをして、その横で人々がボードに乗って遊んでいる光景が広がっている。そういう世の中になったとき、誰が一番得するか。いま田んぼで日がな1日、ボードに乗って遊びまくっているタイの現地の若者だ。10年後には超うまいインストラクターになって、観光客相手に稼ぎまくっていると思われる。
遊びがビジネスになったとき、誰が儲かるか?当然、遊びの達人だ。コンサルティングビジネスと同様に、遊びを極めた者だけが持っている知識が、高い値段で売れるようになる。ロボットに代用されない生き方の一つにこういう明るい可能性がある。遊びを極めれば、仕事になる。これまでとは逆の考え方が、一つの勝ちパターンになっていくのだ。
どんな仕事に就けば、未来が拓けるのか?悩んでいる日本の若者は、まずはタイ人の遊び心を見習ってほしい。(105p)
スマートフォン革命がもたらしたシェアエコノミーは、旅のコストを劇的に下げてしまった。もうバックパッカーの時代ではない。
若者はAirbnbで格安の宿をシェアし、UberXで割安で移動できる。現地の安くて美味しいレストランは、ちょっとググればトリップアドバイザーのようなサイトから、最新情報を得ることが可能だ。
自分を解放するための旅に、必要なのは、一歩を踏み出すことだけなのである。(252p) -
立ち読みしてたら面白くてメルカリで思わず購入。
ホリエモンの旅本。
いろんな国に訪れる中で
国と国を区切る意味は薄まってきて、もう海外の外とか内とかはない、ボーダレスな時代。
そして日本こそ一番という考え方が日本人の中では多いけどそんなことは決してなくて日本は今安売りで、アジアの中でもはやナンバーワンでもなんでもない。
とか書かれています。
個人的に納得したのは、ここ。
成熟した先進国が保守化していくのは、歴史の過程で必然の現象。変化が怖くて自国万歳と内に閉じこもってマイルドヤンキー化する。
右傾化するのは歴史が物語ってるんだなとちょいとスッキリ。
この本を読んで何が気持ちいいなというのは
国内のいいものと、
海外のいいものを
手軽に取りに行ける時代だからと
ホリエモンが自分のしたいままに好きなことをするためにいろんな国に行って楽しんでるところ。
そう、色んなところで色んな刺激受けてそこにしかないものを得る感覚ってすごい幸せで楽しいんだよな。
行けるときに色んなところに行っておこうっと。