東大生が実際に学んでいる戦略思考の授業 経営学は、生き残るための教養だ!

  • 徳間書店 (2016年6月21日発売)
3.04
  • (2)
  • (8)
  • (8)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 132
感想 : 12
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784198641672

作品紹介・あらすじ

現役東大生を対象に著者が行っている経営戦略の講義が待望の書籍化。今年で9年連続となる人気講義には、経営者が判断を誤る背景、成果主義の弊害、新興国進出の損得、アウトソース依存による空洞化危機、危ない経営の見抜き方等々、企業が直面する局面での実践的な戦略思考が満載。企業再生の現場に携わってきた著者だから語れる分析は、大学生の教養としてだけでなくビジネスパーソンにこそ効く。経営共創基盤・代表取締役CEOの冨山和彦氏、推薦!

みんなの感想まとめ

企業の実態や戦略思考に焦点を当てたこの書籍は、著者が現場で感じた経験を基に、経営者やビジネスパーソンに役立つ知識を提供しています。多くの読者が、企業での実際の問題や失敗事例を通じて、戦略の重要性とその...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一定社会人経験があると、内容が薄く感じる。

  • 戦略思考というよりは企業の実際の姿が書かれていて凄く良かった。今、企業で働いている人は少なからず納得できない部分を抱えているだろうが、それすらも普遍的なことなので少しでもモチベーションの低下を抑制できれば。書いてあることはほぼ全て私が体感したことで、納得できた。

  • *自社のチャネルは❝誰に届けられるか❞を考える。
    企業によって製品・サービスを届けられる、リーチできる顧客というのは大体決まっています。企業として持続的に収益を上げることを考えなければならないため、継続的に新規顧客開拓をしておくべきです。ですので、決まっているというのは少しいきすぎた表現かもしれませんが、コンタクトできる潜在顧客層が急に拡がるということは、なかなかないのが現実です。企業が事業を運営し続けていく過程で、必然的に自社の製品・サービスの対象となる顧客層とそうでない顧客層が把握できてきます。その結果、個性のようなものができてきます。
    ピーター・ドラッカー教授は、「企業の目的は、顧客を創造すること」といったことを何十年にもわたって説いてきましたが、顧客を創造し続けることは企業にとって永遠の課題であり、すべての消費者や法人顧客にやすやすとリーチできる企業など(ガス、電力など公共インフラ事業のような市場原理の外にいる特殊な企業群を除いては)存在しません。企業経営で大切なことは「何が良くて何が悪いか」「あるべき姿と現在のギャップ」を考える前に、まずは自社がリーチできる顧客層、潜在顧客について「正しく理解する」ということです。理解したうえで、その顧客層がどんなニーズを持っているのか、それに対して自社が追加的にどんな製品・サービスを通じて貢献できるのか、付加価値を出せるのかということを考えて、技術・開発・マーケティング、営業などの機能が連携して具現化していくことです。
    *次のタネを生み出し続ける仕組み。
    営業サイドから「早くいいいものを出せ、作れよ」と言われて、「はい、わかりました」という返事ができる開発サイドは存在しません。アイディアから商品化され、それがヒットするか否かは、どれだけ事前にお金をかけてマーケティング調査などをしたとしても、乱暴に言ってしまえば神のみぞ知る領域です。それを確率の世界だと捉えて、失敗したら反省して次、また失敗したらまた反省して次、という具合に、継続的に「飯のタネ」を生み出し続けられるような仕掛けが会社には必要となります。作詞家の秋元康さんは、「自分にヒット曲が多いと感じるかもしれないが、その何倍も不発の曲もある。不発の曲が続いてもめげずに書き続けられるのが自分の才能だ」という主旨のことを言っていましたが、ジャンルは異なるとはいえ、同様のことでしょう。

  • 企業戦略に精通した著者が東大生に行なっている講義をもとに企業戦略について書いた一冊。

    人事面や計画書や会議など著者が現場で感じてきた数々の失敗事例と企業における戦略を様々な事例をもとに解説されていて勉強になりました。
    企業が戦略を立てるうえで必要とすべき知識を吸収することができ、著者が現場で感じてきた生の声を知ることもできました。
    そして、著者の思う経営者のあるべき姿も書いていて共感しました。

    そんな本書の中でも悪い時ほど前を向く考え方はハッとさせられるものがありました。
    ただ事例と戦略の結びつきがあるともっと理解が捗ると感じ、残念だと感じました。

    人間の集団である会社という組織をうまく運営していくために必要なことを本書で学ぶことができました。
    そして、企業人として最善の選択をするための一助となる一冊だと感じました。

  • しっくり来ない感。
    確かに机上の空論ではない、リアルな会社組織論だとは思う。
    思うんだけど、じゃあどうするって言うのがない。
    学術書なのか、ビジネス書なのか、着地点がいまいちわかりづらく、途中でぶん投げた。

  • なぜだか、頭に全然入ってこなかった。
    色々なジャンルのビジネスの失敗モデルが羅列されていて、なるほど〜と思うのだけど、その先が弱かったのか。
    いや、その先は自分で考えなさいってことか。
    こういう本はもっとじっくり読むべきと反省。

  • 経営戦略の本ではあるが、実務寄りの本だと感じた。

  • 戦略の重要性について書いた本。
    前半部分で戦略が重要とわかっておきながら、
    何故経営は上手くいかないのか?
    後半部分では戦略とは何か、何のために立てるのか?
    について書いています。

    簡単にいうと、経営者も人なので、
    常に論理的に判断出来るわけではないから失敗すると、
    割と普通の結論に至ってはいました。
    そうならないためにどうすれば?といったところまで、
    踏み込んで意見していればいいのになあと思いましたが、
    あくまで可能性レベルの話になってしまうので、
    書いていないのかなと感じました。

    【勉強になったこと】
    ・失敗を経て経験していくような行為自体は評価すべきだが、
     客観的に評価するとなった場合、上記実績は評価されにくい。

    ・何年も連続して業績が落ち込んでいる背景には、
     必ず構造的な問題があるため、抜本的な解決策無しに、
     業績を向上させるといったV字回復の戦略は絵に描いた餅。
     V字回復の戦略を立てている企業は、大体中身の無い
     経営計画を立てている。

    ・損をしているときはよりリスクの大きい賭けに出たくなる
     という心理のことをプロスペクト理論という。

    ・自分にとってネガティブな局面におかれたときに、
     きちんとその事実を受け止めて反省できるかどうかが
     その人の力量が問われる場面。

    ・意思決定に関わる人数が多くなれば多くなるほど、
     個々の責任感は希薄になってしまう。

    ・会社が悪くなったときこそ、いろんなことをチャレンジ
     出来るチャンスでもある。色々試して能力を身につけて、
     自分の価値を上げるチャンス。

    ・交渉力を高めるためには、必ず「降りる」という選択肢を
     持つこと。

    ・規模の大小に関わらず、業績の悪い会社は共通して、
     社員は「他の人が何やっているか知りません」と平気で
     答える傾向にある。

  • 現経営者が、この本のアプローチのように、第3者的、俯瞰的に会社を見つめなおして、舵を取らなければいけないのではないか。
    なかなか静かに厳しい指摘が続く面白い本だと思った。

  • なぜ企業は戦略を誤るのかの9つの罠、そして戦略経営と技術戦略の目的。
    企業戦略の勉強になるかと思ったが、どちらかというと失敗ケースの説明が多く、いかに戦略思考を身につけ活用するのかの情報は見受けられなかった。
    16-134

  • 東2法経図・開架 336.1A/D53t//K

  • 戦略思考かどうかは別にして・・・
    経営がなぜ誤った方向へ行ってしまうのか具体的ケースとともに事例が紹介あり、参考になる。
    成功例ではなく失敗例。またその要因を多く載せている本は案外少ない気がするので、そういう意味でも秀逸。
    タイトルがちょっと残念。東大生が、とかはどうでもいい。

全12件中 1 - 12件を表示

著者プロフィール

東京大学大学院工学系研究科修了後、経営戦略コンサルティングファームのコーポレイトディレクション、ダイヤモンド社(『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』編集部)、産業再生機構、グラクソ・スミスクライン(経営企画部)、メットライフアリコ生命保険(戦略企画部)および複数の投資ファンドに勤務。 2007年より慢性的な営業赤字に陥っていた老舗の健康器具メーカーで常勤取締役を務め、1年で恒常的な黒字体質へと変革させ、その後3年連続で成長させた。同様に2015年より老舗の事務機器メーカーにおいても常勤取締役として早期の利益改善を実現させた。 著書に『「困った人」の説得術』(2011年、日本経済新聞出版社)、『論理思考の「壁」を破る』(2006年、ファーストプレス)など。 定期的に東京大学(工学部)、芝浦工業大学等で企業再生、企業の技術戦略と実態、経営者・企業が意思決定を誤るメカニズム、技術者としてのキャリアなどについて講義。その他、日本経済新聞社主催セミナーにおける講演、企業における若手営業マンや管理職候補者向けの研修など、多数実施。

「2016年 『東大生が実際に学んでいる戦略思考の授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

出口知史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×