非常識な休日が、人生を決める。: 結果を出す人がやっている50の逆転の時間術
- 徳間書店 (2016年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198641979
作品紹介・あらすじ
ビジネスパーソンのカリスマ千田琢哉氏によるオフの時間術。結果を出している人はどんなオフを過ごしているのか。キーワードは「逆転の発想」です! ◎長期休暇に日ごろのマイナスを挽回しようとする人は凡人。人生の見直し時間にあてる人が成功する人。◎デートを休日にするのは凡人。平日にするのがワンランク上。◎仕事を勤務時間にするのは普通の人。始業時間前に終わらせておくのがデキる人。 常識を打破した時間の使い方が、成功に直結する!
感想・レビュー・書評
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【感想】
独学や学び、今をエンジョイする事、早起きなどの時間管理
このような内容が千田琢哉の共通フレーズだろう。
だから、「あれ?このフレーズ、この人の別の本でも読んだ事があるぞ?」と、読んでいて思うことも多い。
それが決して嫌ではなく、自分の中で復習・反復されて「さぁ頑張ろう!」とやる気が出るからこの人の本は読んでいて面白いんだと思う。
勿論、本によって新しい発見も多数ある。だから千田琢哉の本はやめられない。
今回の作品は、「オフ」である休日をどう過ごすか?が1番のテーマ。
ただ、読んでいて分かるように、序盤で「オンとオフを分けて考えるな」という警告が入る。
休日だから完全に休止するのではなく、休日培ったものを平日にも活かして更に成功しようというのが本著の最大のテーマである。
後半から「オフにどうするのか?」ではなく、仕事をどう進めていくのか、どのような気持ちで仕事に向き合う姿勢を作っていくのかに話はシフトして行き、そのあたりはいつも通りの内容になっていた。
耳タコだが、この人の本に書いてある「時間の過ごし方」や「仕事そのものの捉え方」は、何回読んでも心に澄み渡る。
重複した内容も多かったが、この人の本は素晴らしい内容ばかり。
読んでいてモチベーションが上がる本は大切ですね。
【内容まとめ】
0.月曜の朝が待ち遠しいなら、いい人生だ。
いい人生を送っているかどうかのリトマス紙。
だが、何が何でも学校や会社を、「今」を楽しまなければ、寿命の無駄遣いだ。
1.オフの過ごし方は、必ずオンにダイレクトに影響を与える。
オンにゆったり、オフに没頭。オンになる前に仕事をすべて終わらせる。
2.オンオフで区別しすぎず、オンオフを循環させる有機的な人生を送ろうと決断すること!
3.準備がすべて。本番は復習。
普段からろくに準備していない人間に限って、本番で一発逆転を狙おうとするから大抵失敗する。
オフは休息ではない。人生すべてが準備だ!
4.遊びが仕事、仕事が遊び。
我慢をして仕事をしている限り、絶対に長期的な成功はできないもの。
長期的な成功者は、絶対に必ず、100%の確率で仕事を楽しんでいる。
5.仕事は努力ではなく、工夫が大切。
努力なんて誰でもする。100の努力をして1の成果を出すより、1の努力で100の成果を出す人間のほうが遥かに尊い。
歴史に残るベストセラーも、世紀の大発見も、既存のアイデアと工夫をブレンドした商品が殆どなのだ。
6.本気で記憶したければ、とにかく反復する事が王道。
忘却曲線は人によって、あるいは分野によって異なるもの。
自分だけの忘却曲線を把握し、自分の忘却パターンを生み出す事で、生来の記憶力の格差は乗り越えられる!!
7.「敵か味方か」の二者択一は、最終的に孤立無援になる。
気が小さいから、白黒ハッキリつけないと落ち着けず、精神が安定しない。
人間は元々白黒ハッキリした存在ではなく、様々な彩りを持っているもの。
8.紙約束より、口約束に人の真価が出る。
人の価値は、言行一致である点。
言った事とその後の行動がどれだけ一致しているかで人の価値は決まる。
口で発したことをちゃんと憶えていて、本当に実現させる人は確実に出世する!!
9.「人生のラストピース」は、遠回りした人間にしか与えられない。
人生はジグソーパズルに例えると分かりやすい。
あなたがあっちへうろうろ、こっちへうろうろするのは、将来美しいパズルを完成させる為なのだ。
10.長期的な成功者たちは、いつも淡々と共通のリズムで生きている。
飛び上がって喜ぶわけでもなく、激怒するわけでもなく、号泣するわけでもない。
競争を好むわけでもなく、議論に勝つことに命をかけるわけでもない。
相手をとてもリラックスさせる、淡々としたリズム。
自分というものをよく知り、自分の使命を果たす覚悟を持つだけ。
自分というものをよく知ると、誰かと比較することはなくなる。
【引用】
・オンにゆったり、オフに没頭
オンになる前に仕事をすべて終わらせる。
たとえば、朝5時から全力投球で仕事に打ち込み、始業時間にはすべて必要な仕事を終わらせ、ゆったりとカフェなどで過ごす。
オフの過ごし方は、必ずオンにダイレクトに影響を与える。
・成功の入口は、オンとオフの境目が消えたところにある。
オンにはまるで無邪気な子供のように仕事に没頭し、オフにやっている趣味がそのまま仕事に活きている。
オンとオフを循環させる有機的な人生を送ろうと決断すること!
・準備がすべて。本番は復習。
準備がすべてであり、本番はその復習にすぎない。
本番に頑張ることが悪い事ではないが、普段からろくに準備していない人間に限って、本番で一発逆転を狙おうとするから大抵失敗する。
オフは休息ではない。
人生すべてが準備だ!
・月曜の朝が待ち遠しいなら、いい人生だ。
いい人生を送っているかどうかのリトマス紙。
だが、何が何でも学校や会社を、今を楽しまなければ、寿命の無駄遣いだ。
大切なことは今どうかではなく、今からどうするかである。
・本番は頑張らない。
本番は頑張るものではなく、味わうものだ。
もう散々頑張ってきたのだから、今さら頑張っても何も始まらない。
本番で何が起こるかわからないからこそ、あり得ないくらい周到に準備をする事。
そして本番ではありのままの結果を受容して、次の準備に活かせばいい。
・遊びが仕事、仕事が遊び。
我慢をして仕事をしている限り、絶対に長期的な成功はできないもの。
長期的な成功者は、絶対に必ず、100%の確率で仕事を楽しんでいる。
・仕事は努力ではなく、工夫が大切。
努力なんて誰でもする。
100の努力をして1の成果を出すより、1の努力で100の成果を出す人間のほうが遥かに尊い。
歴史に残る大ベストセラーも、世紀の大発見のような発明も、既存のアイデアにほんの少し工夫を加えただけの商品がほとんどなのだ。
・暗記したら、睡眠。
オススメの記憶術は、暗記したらとりあえず眠る事だ。
つべこべ言わず、これを愚直に実行していれば、必ずあなたはこれまでよりも記憶できて、しかも忘れにくくなる。
ひと通り暗記したらすぐ仮眠し、起きたらすぐに暗記した事をざっと復習すること。
人間の記憶というのは本当によくできていて、睡眠中に脳に刻み込まれるもの。
・本気で記憶したければ、とにかく反復する事が王道である。
忘却曲線は人によって、あるいは分野によって異なるもの。
自分だけの忘却曲線を把握して、自分の忘却パターンを生み出す事で、生来の記憶力の格差は乗り越えられる!!
・基本は、いつも独り。
孤独な時間を大切にしなさい。
できるだけ多くの人たちと語り合いなさい。
この二点は、一見矛盾しているように思えるが、一体化するとこうなる。
→いかなる理由があっても孤独に自分を磨き続ける時間をキープしながら、できるだけ格上の人たちと多く語りあえるようになれ!
・「敵か味方か」の二者択一は、最終的に孤立無援になる。
気が小さいから、白黒ハッキリつけないと落ち着けず、精神が安定しない。
人間は元々白黒ハッキリした存在ではなく、様々な彩りを持っているもの。
・紙約束より、口約束に人の真価が出る。
人の価値は、言行一致である点。
言った事とその後の行動がどれだけ一致しているかで人の価値は決まる。
口で発したことをちゃんと憶えていて、本当に実現させる人は確実に出世する!!
・今目の前にいる人以上に、大切な人はいない。
休日然り、仕事の時然り、せっかく人と会っているのであれば、目の前の人と会話を楽しむことだ。
・「人生のラストピース」は、遠回りした人間にしか与えられない。
人生はジグソーパズルに例えると分かりやすい。
あなたがあっちへうろうろ、こっちへうろうろするのは、将来美しいパズルを完成させる為なのだ。
美しい絵画に光と影が描かれているように、人生には楽しい事もあれば、辛い事もある。
影がなければ光が映えないように、辛い事がなければ幸せの感動は味わえない。
本当に無駄な時間なんて存在しないのだ。
ちなみに、本当の遠回りとは、自分としては準備し尽くしたのに、失敗で終わってしまう事を指す。
真剣に挑んだのに結果として遠回りしたことが、あなたの人生のピースを創り上げていくのだ。
・大失敗も笑い話になるから、迷ったらやらなきゃ損。
迷った挙句に思い切ってやった大失敗は、成功の真のきっかけになり、あなたを賢くする。
・長期的な成功者たちは、いつも淡々と生きていた。
いつも共通のリズムで生きている。
飛び上がって喜ぶわけでもなく、激怒するわけでもなく、号泣するわけでもない。
競争を好むわけでもなく、議論に勝つことに命をかけるわけでもない。
相手をとてもリラックスさせる、淡々としたリズム。
自分というものをよく知り、自分の使命を果たす覚悟を持つだけ。
自分というものをよく知ると、誰かと比較することはなくなる。
「自分はこのために生まれてきた」と気づき、それを実行に移すことが大切だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「残業は朝の遅刻と同罪」、「勤務時間中に雑用をやるなんて、もったいない」という言葉が特に印象に残った。千田さんの本はどれもサラッと読める上に気付きがあるので好き。
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非常識は時に、私にとって幸せなことかもしれない
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【PART3】オフこそ、勉強時間
●勉強は、ゲームと同じ
A.ソシャゲの頻度減らして読書や資格勉強の時間を増やす。
【PART6】幸せのヒントは好奇心
●好奇心に、幸せになるヒントが潜んでいる
A.やりたい事を続けよう。筋トレ、読書。
●好奇心を持続させたければ、読書が1番
A.ひたすら読む。そしてアウトプットを続ける。 -
わりとどの本でも書いてあることがかかれており、新しい発見はないかな(仕事は楽しくなければ意味がない、休日と仕事の日の境目をなくせ、等々)。
ただし短くスムーズに読めるので時間を無駄にしたほどでもない。
(。ではなく、で改行しているので1ページがすかすかで白い。あまり本を読まない、ネット慣れした人に向けた試行錯誤の結果か。それとも1ページいくらでお金が入ってくるAmazon kindleシステムで金稼ぎのためだろうか。後者が理由なら仕事に信念ないのかなあ、と内容が霞む) -
時間に対する考え方
「残業は遅刻」が響きました -
Cherish solitude.
Clumsy people are more likely to succeed.