関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの40日間

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198642549

作品紹介・あらすじ

8年ぶりに再開された関口知宏の鉄道旅シリーズ。2015年、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの4カ国の鉄道を巡った。車窓を横切る美しい風景、人々との出会い。関口の飾らない人柄が映し出される人気番組を書籍化。道中で、関口が肌で感じたことや歴史から学んだこと、あらゆる視点から旅した国々を振り返る。ほか、鉄道情報基礎データなど、旅の魅力を実感できる全ページオールカラー版。もちろん、恒例の絵日記も多数収録!!

感想・レビュー・書評

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  • オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの旅。2022.8.1、2にオランダとオーストリアの再放送を見た。初放送は『関口知宏のヨーロッパの旅 オランダ編』ベルギー編、オーストリア編、チェコ編の順。2015(平成27)年
    いずれも10日間の旅。

    <オランダ>
    :1日目:デルフト~ハーグ、ライデン駅 ライデン大学東アジア所図書館で日本語学科の学生さんと対面。次の日の出発にも見送っていました。さすが日本語が上手でした。
    2日目のハウダはチーズで有名な街で、関口氏は「父母のために」といってチーズを買っていました。
    3日目:ロッテルダム~ミデルブルフ駅 キンデルダイク村から先のアウト・アルブラスで風車に住む人を訪ねました。家の中では風車の振動と音がすごい。
    4日目:~ルーモント駅
    5日目:~アルンヘム駅、ユトレヒト駅、ナールデン・ハッサム駅 アルンヘム駅からは第二次世界大戦時の地下要塞を見学。映画「遠すぎた橋」にも描かれた、イギリス空軍、ドイツ軍の激しい戦闘の地。
    ・・・
    10日目:レーワンデル駅、ロデスホール駅

    <ベルギー>
    ベルギーから最後にルクセンブルグにも行った。

    <オーストリア>
    西部のブレゲンツ駅からチロル州の州都インスブルック、ザルツブルグ、途中現役の岩塩坑を見て、ハルシュタット駅、メルク駅へ。メルク駅周辺はぶどう畑がありワインの産地。ウィーン駅、グラーツ駅、キットゼー駅で終わり。

    <チェコ>
    南部のチェスキー・クロムロフ駅から、ボヘミア平原を北に向かいターボル駅へ、東へ向かいぐるっと左まきにプラハを通り、最初の地点へ戻る。チェコの地図の関口さんの絵ハガキは四方を4国に囲まれたチェコ。西欧特有の「統一感」は無く、時代も「混在」している、(ついこの間まで社会主義国だったのが臭う)とある。

    2016.9.30第1刷 図書館

  •  俳優の関口知宏さんが,8年ぶりに鉄道の旅をして,その旅の記録と,描いてきた絵日記を書籍にしたもの。

     オランダ,ベルギー,オーストリア,チェコの4か国をそれぞれ鉄道で10日間ずつ巡られた。
     街の人達と触れ合い,さまざまな場所へ行く。本を読みながら追体験しているような気分になる。

     鉄道メインのようでいて,実のところそれぞれの国の人々に触れ合ってきた日記なのでは。

     ヨーロッパの国一つ一つはそれほど大きくはないのに,人々の個性がそれぞれあるのだと感じされられた。
     オランダでは倹約家で現実主義,それは,水害や地盤沈下に対応するため生まれた気質なのではないか。
     ベルギーではオランダ語を話すフランダース地方とフランス語を話すワロン地方,さらにドイツ国境近くではドイツ語も話され,多種多様な人々が互いに理解しようとしている。
     オーストリアも多民族国家で,民族が入り混じって発展してきた国でもあるため,移民には寛容。無邪気さとポジティブさ。力による支配でなく協調。
     チェコは長い歴史の中で大国に翻弄され,言いたいことを飲み込んでしまう内向きさもある。日本に似ているところがあるそうだ。

     政治的な国境線だけでなく,言葉,民族,さまざまなものが入り混じって,しかしながらそれぞれの国の特徴があるんだなあと感じた。

     さらに,関口さんが色鉛筆で書いた絵がとてもきれい。字もきれい。なんでもできる子だな。

  • 紀行 旅 絵 

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著者プロフィール

俳優・旅人・アーティスト。1972年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。1996年、ドラマ「MMR 未確認飛行物体」(フジテレビ)で俳優デビュー。以後、「あぐり」「利家とまつ」(ともにNHK)、映画「あぶない刑事リターンズ」「SHADY GROOVE」など数々の作品に出演し、また「スタジオパークからこんにちは」(NHK総合)の司会を務めるなど多方面で活躍。2004年「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」(NHK-BS)を皮切りに、JR線全線走破を達成。同じくNHK-BS「関口知宏が行く ヨーロッパ鉄道の旅」(2005~06)、「関口知宏の中国鉄道大紀行」(2007)、「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」(2015~17)で、ヨーロッパ16か国と中国を鉄道で旅する。著書に、一連の旅をまとめたシリーズ、『「ことづくりの国」日本へ そのための喜怒哀楽世界地図』(いずれも徳間書店)ほか多数。

「2022年 『こころをよむ 鉄道で行く 世界をめぐって人を知る旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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