• 徳間書店 (2016年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784198642716

作品紹介・あらすじ

奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。
浮き足立つ署員たちの中で、ひときわ動揺している刑事がいた。二週間後、妻の命日を機に辞職すると決めている真壁修だ。被害者の左胸にあった木の葉のような印。それが、在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似していたのだ。妻を殺した犯人は、死んだはずだった……。
なぜ犯人は、俺を挑発するのか――。

みんなの感想まとめ

緊張感あふれる連続殺人事件を背景に、主人公の刑事が妻の死を乗り越え、再び立ち上がる姿が描かれています。物語は、犯人の挑発に翻弄されながらも、次第に真相が明らかになる過程で読者を引き込みます。複数の事件...

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで犯人が分からずドキドキしながら読めた。
    それにしても犯人の真壁の挑発の仕方は、めちゃくちゃムカつく

  • 面白かった。残虐で面白いという表現からはほど遠い内容だが、何故?だらけの事件の進行に、目が離せなく止まらない。生きる希望を無くしていた主人公が次回から生き生きと事件を解決していく姿が楽しみだ。

  • 真壁の妻が降りしきる雨の日に殺された。殺害された時の妻の胸部には痣があった。奥多摩で発生する複数の殺人事件。遺体の状況から犯人の異常性が顕わになる。犯人の異常行動が自分の不遇の責任を他人に求める性格、即ち、相手を徹底的に攻撃し、憎み、攻撃を加えることで自我同一性を保っていたのである。この本では犯人の襲い掛かる恐怖に対抗し、真壁が職を賭してでも犯人を妻の墓前に懺悔させるという強い情念が見えた。また、組織力を重視する警察の悪い側面が露呈し、強い不快感も感じた。真壁の捜一復帰は彼の人生の一閃となると信じたい。

  • 面白かった。3つの事件がどう繋がっていくのかと思ったら、こうして繋がっていたのかぁと感心。無理矢理感もなく、気になっていたことがスッキリと解消できたような味わい。

    野犬と言われた真壁刑事。彼は妻が殺されてからやる気を失せ、ただ日々を消化するかのように刑事を続けていたが、辞めることを決意。辞める日が近づくと、連続殺人事件が勃発。それはあまりにも妻を思い出させるような印があって・・・。
    また、真壁の友人の刑事も張り込み中に失踪。彼の父親は何か事件に巻き込まれたと主張するが、誰も同意する者はなく、単独で調査を始めた。

    これだけの旨味のあるネタを散らばせながら、しっかり回収してくれる。
    ただ、あまりにも理不尽な動機に、遺された者を思うと切なくなるが、読後感は爽やか。

  • 評価点の割には面白かった。新婚ホヤホヤの愛妻を理不尽にも殺害され、真相も解明できないままで生き甲斐働き甲斐を無くしたかつての切れ者刑事と一橋卒の新米がコンビとなり無惨冷酷な連続殺人事件を追ううちに愛妻の事案との関連性が浮き彫りになって来る。結構な捻り技で構成された刑事物語で、今日のように日曜日に気楽に読むには適切な読み物でありました 笑。

  • 2020.12.24

    読みはじめはかなり期待していたけど、ちょっと物足りなかった。イヤーな人が出てこなかったのが意外(真壁の同僚数名は嫌なやつだったけどモブだからあまり出番ないし)。
    オチが予定調和でまとまりすぎててあんまり好きじゃなかった。
    最後、森谷さんとの縁が匂わせてあるのがよかった。

    次は序盤がイヤミスすぎて読むのを挫折した「代償」にまたチャレンジしたいと思います。

  • 奥多摩分署管内で連続美女冷凍殺人事件が発生。
    浮き足立つ署員たちの中で、ひときわ動揺している刑事がいた。
    二週間後、妻の命日を機に辞職すると決めている真壁修だ。
    被害者の左胸にあった木の葉のような印。
    それが、在りし日の妻の左胸にあった痣と酷似していたのだ。
    妻を殺した犯人は、死んだはずだった……。
    なぜ犯人は、俺を挑発するのか――。
    (アマゾンより引用)

    犯人、こいつやったんか…
    結構意外

  • 優秀な刑事であったが、妻を通り魔に殺されて意欲をなくし、1周忌に退職を決意した真壁。その直前に、管轄内で連続殺人事件が発生。被害者の胸には、妻と同じ傷が刻まれていた。犯人の目的は、そして妻殺しの真相は。。。
    中盤まではジリジリとした展開だが、後半はスピードアップ。コンビを組んだ宮下がだんだんと成長し、いい味を出していた。三田村はもう少し掘り下げて欲しかった。

  • 10月-9。3.0点。
    妻を殺害され、未解決のままの主人公。
    2週間後に退職が決まっているが、近隣で死体が見つかる。
    死体には、妻と同じ痣が。
    元捜査一課の敏腕刑事。いつの間にか捜査本部に巻き込まれ。
    まあまあ。スピード感もある。
    なんとなく犯人もわかるが、面白かった。

  • (図書館本)
    お勧め度:☆5個(満点10個)。読み終えてひどく後味悪い警察小説だと思った。刑事も人間だから当然、いい人も悪い人もいるとは思うが、さすがに、ここまで、警察が事件に関係している作品は無いだろう。
    あまりにも、出来すぎていはいるが、考えれば当然、警察内部の情報を知り得る立場の人間の犯行だろうと察しは付く。ただ、これほど猟奇的な殺人にしたのは何故なんだろうと疑問に思った。しかも連続殺人事件。
    TVドラマの相棒のごとく主人公の真壁の優秀さと、相棒の宮下の活躍が今後とも期待できる。続編ってでてるのかな?

  • 真壁と宮下のシリーズ

    連続殺人事件を捜査している真壁、途中で妻朝美の殺人と関係していることに気づく

    宮下とのコンビがとてもいい

  • 犯人どんだけ真壁さん好きなん……

  • 伊岡先生の「水脈」を読みそこに登場する二人の刑事の初出のお話と言う事で読みました
    いくつもの事件、複数の人間模様が複雑に絡み合ったとても面白い物語でした

  • 水脈を先に読んでしまいましたが、こちらを先に読めばよかったです。そうすれば、真壁と宮下に、もう少し思い入れを持って読めたはず!

    ストーリー的には、王道な感じでした。個人的には、クズリさんの無骨で情が厚い感じが好きでした。

  • 阿吽の呼吸で凶悪犯に立ち向かう真壁と宮下。警察内部のギスギス、ドロドロとした人間関係が、やがて私生活までも脅かしてゆく…まさかの犯人に翻弄されっ放し。気を取り直し、真壁、宮下コンビ復活の『水脈』へ。

  •  途中までは面白かった。さりげない伏線がちりばめられていて、どうつながるのか興味深かった。しかし、終盤の怒涛の展開というより、後出しじゃんけんの連続に、少々辟易。あれほど拘った痣については、それだけ?って。
     何よりそもそもの3人組についてほとんど描かれていなくて、被害者たちはただ猟奇殺人の餌食になったというだけの使い捨て感が半端ない。犯人に繋がるヒントがすべて犯人自ら与えられていたってのも、納得いかんなあ。

  • 面白かった。
    残酷でやるせない気持ちいっぱいだけど、ちょっと抜けたところのある宮下さんの存在に救われた。
    とてもいいコンビ。
    辛いことばかりあったけれど、この先の人生はまだまだ長いのだから、以前のような野犬の真壁さんに戻って溌剌と生きていって欲しいと思った。
    宮下さんの今後も期待。

  •  テンポがよくて、一気に読了しました。警官の殺害、警官の妻の殺害、連続死体遺棄事件などの犯人は予想外でした。真壁修巡査部長を補佐する宮下巡査がいい役どころです。 伊岡瞬「痣(あざ)」、308頁、2016.11発行。

  • 面白かったです。1年前、刑事の妻が殺された、事件は解決したはずだったのに、妻の事件を彷彿させる殺人事件が発生。犯人はだいたいご想像どおり展開でしたが、動機としては「え~そんなこと?」といった感が拭えないので、殺され損というかなんというか、遺族にしたらやりきれないですよね。惨殺シーンありますので要注意でした。

  • 未解決事件が次々とつながっていくスピード感のある作品。最後まで犯人が分からず一気に読み切った。会話が少なめで、登場人物たちの掘り下げよりは、ぽつんぽつんと明らかになる事実が徐々につながって物語を前に進めていくような構成。その分、読んでいて自分も一緒に捜査にあたっているような没入感があった。
    事件どうしのつながりや犯行動機を、無理があると思うかどうかは読者次第かも。自分はあまり気にならなかった。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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