おじさん仏教

  • 徳間書店 (2016年11月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784198642952

作品紹介・あらすじ

おじさんはなぜ悩ましいのか。後悔、寂しさ、家族、仕事、お金、老後、街で集めた中高年男性の悩みに小池龍之介氏が仏道の視座から説く。そもそも「おじさん」って何? 実は老若男女の心に巣食う煩悩こそ「おじさん」だった――仏教の八正道の教えから詳細解説。ベストセラー『おじさん図鑑』のなかむらるみ氏による愛すべきおじさんイラスト多数、蛭子能収氏の悩みを聞く特別対談も収録。世の全てのおじさんと、おじさんを理解したい全ての人に。

みんなの感想まとめ

身近なおじさんたちの悩みを通じて、仏教の教えをわかりやすく解説する一冊。悩みや後悔、老後の不安など、現代の中高年男性が抱える問題に対し、仏道の視点からのアプローチが新鮮で、思わず考えさせられます。特に...

感想・レビュー・書評

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  • おじさん仏教。いわゆる「おじ」たちがこれを手にとってが読むのだろうか? 偉そうにする、ダジャレを言う、性欲まみれの嫌な奴たちが、この本を手にして「あー、やらかしてたわ汗」と反省して、欠点を直してくれるのなら最高!だけど。きっとこの本を読むのは、おじたちに悩まされている人たちなんだろうなぁ…(自分含め)

    女だけど自分にも少なからず「おじ」要素はあると思うから、気をつけて生きていきたい。年取ったらニコニコしてご機嫌にして、周りの人を見守ってるくらいがいいのかもね!

  • 追記;
    最近、たまたま坂本龍一氏の伝記を読んだんですけれども。ある程度年をとっても、あるときあるきっかけで人間的に成長する人、というのが世の中にはおられるみたいです。
    男性の場合は、
    子どもが生まれる
    身近な人の死
    自分の病気(生死の間をさまよう系)
    大地震などの天災

    などにより、成長されることが多いようです。

    わたしの知る限りでは仏教には「成長」というスキームはないと思うのですが。「おじさん問題」はこの「成長」というタームにかかわっているんではないのかな。私はいわゆる「成長主義者」ゆえ余計にそう思うのかもしれません。

    2024/09/09
    小池龍之介さんはまだお若いから、子供の将来や「老い」にたいする恐怖などはよく理解できなかったようだ。このへんはもう少しご年配の僧侶のほうが共感にみちた対応をしてくれたかもしれない。

     しかし、おじさん(あるいは現代人)の悩みへの解像度を低下させるべく、さまざまな社会システムが存在していて、本書が連載されていた『アサヒ芸能』もその一環であることを喝破されているのは、さすがと感じた。

     悩みの内容は、編集部の意図的な編集か、それともたまたまこういう悩みが集まっているのかわからないが、なんだか皆さん主体性がないな、と思った。
    「主体性がない」のに「自分」だけはあって、思うようにならない現実に苦しんでいる。この矛盾を仏教は救うことができるのだろうか。

    あと、小池さんか編集部が言っているのかわからないが、やたらとこの本では「おじさんはかわいそうな存在だからやさしくしてやってくれ」と繰り返される。
    しかしですね。赤の他人に少々親切にされたところで、肝心の妻や子に邪険にされたんじゃあ、どうにもならないんじゃないでしょうか。
    自分は被害者ではなく加害者で、長い年月の間に、自分を愛してくれていた奥様を傷つけ、そっぽを向かれている。そこに気づいたほうがいいですよね。

    自分の靴下をかたづけるなんていうのは「家事」じゃない、しつけの問題でしょう。(この種の男が「なにもできないほうがえらいんだ」と思っている、ということがわかって、個人的には収穫でしたが)。
    この種の男性には、やはり時勢からずれた感覚の母親がくっついていて、たださえうまくいかない嫁姑問題を拡大させるんだろうと思われます。

    なんか仏法関係なくなってきたな。お粗末様でした。

  • 図書館で借りて読み→kindle購入し、音声読み上げで通勤中に繰り返し聴いてます。
    仏教哲学は、沼な本をチョイスしちゃうとすごく難しくて(唯識とか)、、
    けどこの本は、身近なおじさんという事例から仏道での考え方、こういうふうに生きると楽になるよって教えてくれてて、本当にわかりやすく楽しく読めました。
    繰り返し繰り返し聴いて、執着を手放した生き方をするオバサンになっていきたいです。

  • P135
    「今」を犠牲にして
    生きているとつらい※

    P11
    「何者でもない、ありのままに精神」に戻って、
    何色にも染まらず、
    「今、ここ」を生きる以上は、
    若くもないし、老いてもいないし、
    ただ単に生きているだけ

    P126
    「快」には「欲」、
    「不快」には「怒り」、
    「ニュートラルな刺激」には「無知」の煩悩

    P133
    「今」を充実させずに
    変に本音を抑えこみながら
    「やがて」のために生きている

    P136
    あなたが生きているのは
    未来や過去ではありません※

    P136
    3.11で.流れは少し変わったけれど、
    アベノミクスでまた戻った

    P136
    若い頃は「ドーパミンモデル」でも、
    年をとると「セロトニンモデル」に移行するのが
    かつての伝統的な知恵であった

    P136
    注意深く利用する

  • 第1章は、「よくありそうだな~」なおじさんの愚痴や悩みに対して、仏教のアプローチで「こういう心の持ちようはどうだろう?」と提言してくれそうな感じ。
    第2章は、仏教の教えのうち、日常生活に取り入れられる基本的な考え方(八正道)を解説し、
    第3章は、おじさん代表・・・の蛭子能収氏の対談。
    蛭子能収氏といえば、京都の伏見稲荷の鳥居も寄付されてましたね・・・。対談でも登場される?奥様のご趣味なのかしら。


    おじさん世代が読むような雑誌の掲載が元になっているようだったのですが、OL・女性向けのもあっても面白そう。

    よくありがちな悩みが掲載されているし、住職のお仕事?の一つに檀家さんのお話も聴くというのはあるんだけれど、よくこんなに対応できるな~と思ったり。
    お坊さんも、組織に属している以上、似たようなことはあるんだろうか。

    気になったところというか「そうそう(;´Д`)ハァハァフンフンソウソウ」と思ったのは
    ★自分を否定し続ける理由は謙虚ではなく、現実の自分が理想の自分の乖離が大きいから。自尊心の強さ。
    ★評価されないと感じるのは、自分のこととなると盲目になる、わからない。不満を持ってイライラするより、チームプレイに役立てる自分へと変わること
    ★できない部下など、、、幻想を滅する=幻滅する でよいのだ。


    逆にうーん・・・と思ったのは
    ★閑職⇒退職を迷う・・・この程度の仕事で給与をもらえるのはラッキーと発想の転換。目の前のことに一生懸命従事して集中しては。

    ⇒閑職そのものよりも、「もっと人に役に立っている」という実感がほしいので二の足を踏んでいるという側面もあるのかなぁと思ったり。
    もちろん目の前のことに一生懸命集中する=役に立つ仕事であればいいんだけど、合間見て楽しんだりする・・・それはそれで割り切れればラッキーなのかもしれないけれど、会社からみたら荷物だよなぁ。と。

  • なんか仏教的な「ありのまま」みたいな話と、世俗的なビジネス書じみた話とが混在している印象。そういうのをうまいこと使い分けられる程度に、著者の頭はいいんだろうなあという感想を持った。

  • ビジネスマン向け。会社生活や家での愚痴などのとらえかた。
    C0015

  • 「おじさん」を通して、一見面白おかしいアプローチだが、人間の本性に迫る、仏教入門書となっている。
    この若さで、ここまで思惟を極めるとは、いかばかりの僧であろうか。

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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