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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784198643492
作品紹介・あらすじ
仕事、人間関係、因習などにより、多くの現代人は「奴隷」になってしまっている。「奴隷」とは有形無形の外圧によって思考停止に立たされた人のこと。あなたも奴隷になっていないだろうか。自分の人生を失ってはいないだろうか。奴隷状態から抜け出す方法はひとつ。それはいまいる場所からとにかく逃げること。逃げて、孤独の中に身をおくことが、自分を取り戻す唯一の手段であり、成功の最短ルートだ。孤高の芥川賞作家による、窮地からの人生論。
みんなの感想まとめ
主体性を取り戻すことの重要性を訴える本書は、現代社会における「奴隷状態」からの脱却をテーマにしています。著者は、自身の孤独な経験をもとに、思考停止に陥らないための方法を示唆し、読者に勇気を与えます。特...
感想・レビュー・書評
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著者、田中慎弥さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。
---引用開始
田中 慎弥(たなか しんや、1972年(昭和47年)11月29日 - )は、日本の小説家。2005年(平成17年)に「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞を受賞後、いくつかの文学賞受賞を経て、2012年(平成24年)に「共喰い」で第146回芥川賞を受賞した。
---引用終了
で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。
---引用開始
作家デビューまで貫き通した孤独な15年間。追い込まれた者だけが知る最終兵器としての思考ー。孤高の芥川賞作家、窮地からの人生論。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。
一番思ったのは、主体性を放棄した思考停止の奴隷にだけはなりたくないということです。
やってみようと思ったのは、古典や文学作品をもっと読んでみようということです。内容がよくわからない状態を怖れず、楽しみながら読めればいいなと思いました。
田中さんが言っていた「棚からぼたもち論」は、すごく感心しました。せめてお皿を持ち棚の下に行き、手を差し出しておくことくらいはやらないと。とても励みになりました。
やはり、怠惰だけはいけません。
田中さんの小説も読んでみたいと思いました。 -
大学入試に失敗して以来15年間引きこもりながら働いたこともアルバイトすらしたことがなく、携帯もパソコンも持たない著者が組織や世の仕組みについて語っていて、面白かった。
この生き方だと殆どの人が悩みそうなことには悩まず信念を貫いて実際小説家になって芥川賞までとるのがすごい。
ある意味ものすごく説得力があったしこの方のお母さんもすごいと思った。
ものすごく変わってるけどほんのり優しい人なのかもとも思いました。 -
「共喰い」の作家さん。
働かず、ひきこもって
ひたすら小説を読む&書くということを「生きる」ことにした作家さん。そのストイックさと生き方を「孤独論」としてまとめた本。
小説家になるまでの話がおもしろかった~
そうか…こんな生き方もある…
「奴隷になるな…」
深い言葉だ~
でもってラストの「棚ぼた」の話
好きだわ。
ひと握りの天才は餅を待つのではなく自分で棚に登ってひったくる…
この表現好きだわ~
わかる気がする~。 -
孤独とは、自分と向き合い自分の頭で考えることのできる時間のこと。
苦しみから逃れて生きろ。生き延びろと伝えたい著者はきっと優しい人だろうなと思った。 -
文章が読みやすく一気読みしました。
人間は所詮一人で産まれて一人で死んでゆく。
無理して人との関係を維持する必要もない。
15年間引きこもりだった筆者の実体験が説得力ある。
今まで無理して人に合わせることもなかったが、これで良かったんだと再確認できた。 -
「共喰い」で芥川賞を受賞した田中慎弥の人生論。「共喰い」の著者とは思えないほど、その筆致は強烈さなどとはほど遠く丁寧である。
一つにある仕事に対して、思考停止状態の奴隷状態であれば、そこから「逃げる」ことを推奨する。単純に逃げろというても、色々と難しくはあろうが、実際に自身が高校卒業から大学受験に失敗して、約15年引きこもりになった実体験から、滲み出た苦心さがあるからこそ自然と説得力がある。
そして逃げた先に、自身を見つめ直し、思考を回復して、本来何を求めていたのかを問うことは、惰性的に生活している者にも警鐘であり、自身を再燃させてくれる意外な優しさを感知させられた。
まるで坂口安吾の堕落論を思い起こしたのは自分だけでなかろう。
そして著者にとって、生きていくこと=作家となることしかないと辿り着き、未だ作家の業と向き合い、身悶えながら書き続けていることに真剣さがあろう。 -
地方の高卒で大学受験失敗して、そこから引きこもりになって作家になった人生。YouTubeのガイ録も見ました。
一般的な価値観みたいなものを家族が押し付けずにいた事と、自分の好きな事をやってみようと思い立ち、「徹子の部屋」で山田詠美さんが毎日机に向かうと話したのを見てからは、毎日、机に向かって何か書くようにして今も何か書くようにしているとの事。
好きをやり続けるには、自分に厳しくあり続ける事が肝心だと気づかされました。
第四章 なぜ読書が必要なのか
読んで見たいと思って手に取った本が、理解できなかった時の考え方等、参考になる事が多かったのでメモを取りながら読みました。
ただ浸るだけでも良いから読んでみる。の気持ちで本を読んでみようと思いました。
田中慎弥さんの書く文章の空気感が好みなので、また何か読んでみたいです。
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改訂版を読みたかったけど、図書館に無かったのでこちらを読んでみた。
最近YouTubeに流れてきた動画から田中さんに興味を持って、小説よりまずはこちらからと。
個人的には後半からがとても面白く感じた。
前半は学生とか若い世代の方に向けての本なのかなと思いながら読んでいた。
後半は幾つか響く言葉もありました。
イメージから、もうちょっと攻めた内容かなと想像していましたが、結構真っ当な方なんだなと読んでいて感じました。
自分の中では、この方にある種ロックを感じていた。
この時代になかなかいない、格好良い、大人、みたいな。
自分のことを卑下される表現が多い様な気がするので、もうちょっと堂々と、というかもっと自信を持たれても良いんじゃないかなと思いました。 -
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実家が安心できない居心地の悪い場所の人も少なくないはずなのに、田中さんはご家族、特にお母さんに恵まれた方だったと知る。
息子が本を買うにもお金がかかるはずなのに、自分の子供は生きていさえすれば良いと全肯定したとしても、15年はあまりにも長すぎる。 -
口述筆記らしく、田中慎弥本人の執筆では無い。
うーん何だろう。面白かったし、真っ当なことを書いてあったけど、衝撃的な事は書いてなくて、だからこそためになるというか、そこに真実が担保されている様な気がしました -
完全な孤独などないこの言葉が私に安心を与えてくれた。
私は今のところ孤独を感じても逃げ場がある。実家や、本や、音楽、、好きなものがたくさんあるし、話をしたい友達もいる。
それは著者曰く奴隷じゃないからなのかと今の私の立ち位置が客観視できた気がする。
本を読まないということはその人が孤独ではないという証拠であるという太宰治の言葉があるがそれが核となっていると感じた。
(太宰治の人柄というものを私は理解してはいないがこの言葉通りというわけではないと思う。ただそれは置いておいてこの本を読んで、、ということだけで考える。)
それはその時代においてであって今は違うだろう。本になり変わるスマホなどの電子機器の存在がそれを変えたと私は考える。
2023年度、本を1ヶ月に一度も読まなかった人は6割を超えているそうだ。その一方で読み続けている人もいるのも事実でその1人がこの著者だ。そしてこの著者は本に救われた人と言えるだろう。
完全な孤独はない、この言葉に私は安心を覚えた。
ただその一方で私は完全な孤独はないというのは屁理屈のようなもので、その人が孤独と感じたらそれはもう孤独なのだと思う。そのもとにはみんな孤独だろ、というわたしの考えがある。
孤独と退屈の境界線が私にはまだできていないので大きな声では言えないが私はみんな孤独を抱えていると思う。それは人と繋がろう!とか友達を作ろう!とかの昔からそう言われて育つじゃない?だからこそ逆に孤独なのでは?と思うのだ。1人と孤独は違うと言われれば崩れそう、、わはは
田中さんはアルバイトもないし、大学にも行ってないし、就職も経験していない。そんな人に何がわかるんだといえばそうかもしれないけど私はそうじゃなくてどんな職種につこうと関係ない、孤独という点で共通している著者は完全な孤独はないと言っていたけどそうとも言えるし完全な……ここで孤独の対義語を言いたかったけど思いつかず調べた。GoogleAIはけど対義語と示していた。私はカネコアヤノの孤独と祈りが好きなんだけど孤独の対義語は祈りな気がしてきた。そんなことまで考えることができて本当に読んでよかった。
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「本を読まないと奴隷になる」が「本の奴隷になってはいけない」なら、題名は『奴隷論』でよかったのではないだろうか。
総じて説教クサイ内容ではあるんだが、それでも心に響く内容でもあり、不思議な作品。文体が結構が好みというか、著者の「心意気」が伝わってくるからか。まさに「文は人なり」というか。あらためて「言語」の大切さを認識した次第。でも、これって「口述筆記」なんだよね・・・。その辺が微妙ではあるんだけど。 -
高校卒業後、一切働かず小説を書き続け、30代で作家デビューし芥川賞を取った田中慎弥が語る人生論。
ただ生きる為、周りに合わせる為にしてることばかりならそれは奴隷と同じである。自分がしたい何かを探し、それを軸に生きていく。
こういった言葉は、高校卒業後何も仕事をせずひたすら読んで書く生活を続けてきた田中慎弥だからこそ重みがある。そういった半生のこともしっかり書いてあり、彼がこの生き方を体現してきたことが分かる。その生き方とリンクした読書論も面白い。 -
孤独を勧めるだけでなく、孤独を勧めた先にするべきことも書かれていたのでバランスがとれてる本だと思った。
すべてを投げ出す自暴自棄的な逃避ではなく、次に繋げるための、準備期間としての逃避。 -
あなたは孤独であり孤独ではない。
現役であるかぎり、能力に磨きを書い続けなければ、たちまち錆びつく
本の奴隷になってはいけない
主体的に生きろ
1日1回机の前に座る
最初に応募したのは29歳のとき
持ち上げられてもそういう状態に慣れるのはよくない
人生は棚からぼたもち
すごく面白かった。 -
図書館借り出し
田中慎弥の人生論
心ではずっと思ってたけど、頭の中で整理したら良いか、どう解釈したら良いか、どんな言葉にしたら良いかをいくつか発見することができた -
仕事や世間の奴隷にならず、くだらない流行から逃れそして、孤独に耐えるために本を読む
思考停止になってはいけない、考える必要がある
考える為には何が必要か?
言葉が必要になる、そのためには本を読み言葉に触れていく必要がある
そもそも本には自分の望む答えはない
そこから自分で考えて結論を出していくことが重要
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うまく文章が書けなくてもねちっこくしがみつき、10年かけて賞を獲得した。できることを毎日ちょっとでいいから続ければ。ねちっこく。
ねちっこく続けること。棚からぼたもちが落ちてくるところで待つ。
この本が好きな人におすすめの本
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