- Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198643621
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/745458
単なる少年の好奇心が、次第に周りを巻き込んでいく。
嫌な予感しかしない、サスペンス小説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親の離婚を機に母の故郷へと引っ越してきた中学生の石塚洋は、近所の川で捨てられたと思しき熱帯魚を見つけた。洋は魚の引き取り所の存在を知り持ち込もうとするものの魚は全滅してしまう。悲しみにくれる洋だったが、魚を入れていたバケツの水の中に“白いもやもやしたもの”を見つけ「魚を殺した原因かもしれない」と観察を始めた。そして喧しい近所の犬、仲良くなれない友達にその水を飲ませることにして……。
つまらなくはないのだけど、救いがなさすぎて…
☆2.5 -
川に捨てられた熱帯魚を助けて、そこにとりついていた不可思議な微生物を発見した中学生の洋。
離婚した母について母の実家の町で暮らす洋は、生き難さをその生物の観察に没頭して、恐ろしい事実を確認していく。
そしてそれを水に混ぜて、自分に被害を与える人々へと・・・
それに目をつけたヤクザが・・・
知らぬ間に広がっていく恐ろしい微生物・・・
どこにでも転がっていそうで怖い~ -
途中からどきどきしながら読み進めていったけど、なんとも言えない終わりだった。
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日明さんの消防、救急などの組織を扱った作品は好きなのですが、これは救われない。
途中の、獣医、警察、研究者が絡むところは面白かった。
プロローグはよくわからなかった。
中学生は大人に頼るべき。自由研究と称して、いろんな実験ができるのだから。よい研究者になっただろうに。
優しくない水かな。 -
まったく優しくない水。
好奇心が倫理観をこえるところが、じわじわと怖かった。
エンディングも救いがなく、すごいイヤミス。
プロローグの意味がよくわからなくて色々考察見たけど、みんなあんまりピンとはきてないのかな。(たぶんこうだと思うけど…っていうのは統一してあるけど)
ちょっと長かったけど、展開が気になって読まされてしまった。他の小説はテイストが違うようなのでチャレンジしてみたいな。 -
10月-1。2.5点。
川に熱帯魚が棄てられていて、水を掬った少年。
その水には謎の物体が。物体を研究する少年、しかしその水にはある作用が。
救いのない物語、暗い感じだった。同級生の女の子がコワい。。。 -
他の日恩作品と同じ作風を期待して読んだら、全然テイストが違って怖い話。
誰も幸せにならなくて、後味が悪い。
プロローグの意味が最後まで分からなかった。 -
川に捨てられていた魚を拾ったけれど、死んでしまった。
入れていた器には、妙な『もの』が入っていた。
ちょっとした好奇心から育てて、効果を知って。
自分の中から視界から排除したい人を
本当に排除できたら。
多少考える事ですが、その方法が手に入った上に
まったく手口が分からないなら完璧です。
子供特有の好奇心と、残虐心から使ってみれば…という
本当にあったら、と考えると怖い以外何物でもない話。
当然ですけど、事件を解決しようとするのは大人。
後始末をするのも大人。
しかも本人は最後には…ですし。
いやでもまさかの落ちというか、元凶というか。
引き金というべきか、拡散したせいなのと
どうしてこうなったか、と。
女は怖い。 -
篠田節子と同じレベルを期待すると失望する。
USBメモリ飲み込むことないし、わからないことたくさん。