誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)
- 東京ニュース通信社 (2017年10月20日発売)
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感想 : 36件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784198645021
作品紹介・あらすじ
世界のアニメーションに影響を与えた“スタジオジブリ”を、これまた世界中からリスペクトされる監督・押井守が語り尽くす。スタジオジブリの劇場公開作を振り返りつつ、「これまでのジブリ、これからのアニメーション」まで縦横無尽に語った痛快&ディープなインタビュー。<目次>第一章 矛盾を抱えた天才 宮崎駿/第二章 リアリズムの鬼 高畑勲/第三章 ジブリ第三の監督たち/第四章 小さな巨人――スタジオジブリ カバーイラスト/湯浅政明
みんなの感想まとめ
スタジオジブリの作品を新たな視点で楽しむための一冊であり、押井守による独自の分析が魅力です。彼は宮崎駿や高畑勲の作品を批判的に捉えつつも、その技量や影響力を敬意を持って評価しています。このような毒のあ...
感想・レビュー・書評
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流し読みでしたが、ジブリ作品について新しい見方ができるようになったと思います。
この本を読むまで知らなかったのですが、押井守と宮崎駿は仲が悪い(けんかばかりしている)のですね。
もはや、巨匠として批判の対象にはならなくなった宮崎駿の作品ですが、押井守の目からすればツッコミどころ満載です。映画の構造やストーリー展開などについて、歯に衣着せぬ物言いで批判・分析を続けます。
ただ、そんな押井守の目から見ても、宮崎駿のアニメーターとしての技量は称賛されるべきものであり、そういった「ほめるべきところは褒める、なぜなら、本当にすごいから」という姿勢には好感が持てます。
自分の好きな作品をけちょんけちょんに言われても嫌な気がしないのは、押井守がその作品について(あるいは宮崎駿に対して)敬意を持っていることが伝わってくるからかもしれません。
むしろ、押井が絶賛していた場面の作画を確認したい、という思いと相まって、再度作品を観なおしたいと思わされます。
いずれにしても、宮崎駿が日本/世界のアニメーション作品に対して多大な影響を与えたことは事実です。
この本を読んでから作品を観ると、また新しい発見があるかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
押井守監督が語るジブリ評。目からウロコの指摘の数々で、積年の謎が色々解けた感じ!しかも、宮崎作品だけでなく、ジブリ全作品について語る、という、たまらない企画です。
押井監督は、本著の意図として下記の2つをあげています。
なぜジブリ作品は絶賛されつづけるのかを明らかにする
ジブリの歴史的背景を検証する
歴史的背景も大変興味深かったですが、本著はやはり「スタジオジブリを批判的にみる」初の試みとして大変意義があると思います。しかも、宮崎駿、鈴木敏夫、高畑勲全員の性格や仕事ぶり、アニメ界の状況、そしてアニメ映画そのものを深く知る押井監督が語る、ということで面白くないはずがない!まさに、ページを繰る手が止まらない、一気読み必至です!
自分がジブリになぜ惹かれるのか、ちゃんと理解できていない感じは常にありました。とにかく気になる存在なので、ジブリ関連の本は見かけると読んでますが、これだけ愛されてるのに、驚くほどに客観的な文章が少ないな、とは思ってきたのです。目立つのは、鈴木敏夫プロデューサーの著作(想い出話)で、あとは公式設定本だったりで、、、その謎について、本著で一つの解を得ることができました。それが「思考停止」です。
続きはブログへ
https://hana-87.jp/2018/11/07/daremoghibli/ -
ジブリ、特に宮崎監督をこんなにディスりまくっているのに結局、見直さなくっちゃと思っている。
押井さんのこと何も知らないけど、毒があって面白くて可愛い人だなあ。 -
改めてジブリ映画を見返したいと思った。
今までとは全く違う見え方ができるだろう。
日本国民の一般教養=ジブリ。
ジブリ作品を悪く言う人やメディアを見ることはほぼない。みんな大好きジブリ。
だが、この本では宮崎駿に対するリスペクトを持ちながら、押井監督が各ジブリ作品に対する感想をボロクソに語っている。押井監督から見るジブリ映画の評価の低さがかなり面白い。
宮崎駿や鈴木敏夫とも古くから親交がある押井守だからこそ見える視点、着眼点、ジブリ映画に対する評価が赤裸々に語られている。 -
19.10.19
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/610082 -
巨匠の作品は否定しづらい、そこをあえて、友情?を交え、尊敬を匂わせ?
絵から、ストーリーから、構成に至るまでダメ出ししまくってある。
ざーっとナナメ読み。
ほたるの墓、最近はテレビであってもしんどくて見てなかったけど、違う視点でもう1回見たくなったな。
なんだかんだほぼ見たことあるってやっぱり巨匠。 -
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対談形式であるために、内容の粒度が荒くなっているように感じた。評論として押井守さんの見てきたジブリを読んでみたかったと思う。ただ、宮崎駿と押井守は同じ時期に映画を製作しているので、ある意味ライバルと括ることもできるはずなのに、自分には全くそう感じなかった理由は何なのか、疑問が少し解消したようには思えた。
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奇才・押井守のジブリ論評
宮崎・高畑以外の作品も取り上げていますが結論は劣化コピーですから、ジブリ論評と言うよりは宮崎・高畑論評かな?
高畑勲に対する(複雑な)思いなんて、宮崎駿と同じ!
そう言った意味では凄く面白いw
本物は絶対に否定するだろうけど、要するに同属嫌悪なんだろうなぁ… -
増補版の前に、とりあえず図書館で借りてきて、頭の2つだけ読んだ。
流石は押井、監督としては終わっているけど、皮肉屋としては超一流だ、と。
個人的に、同志宮﨑が批判されない構造は理解できなかった(養老先生の絶賛も理解不能)ので、まぁ、スッキリはする。
ジブリ帝国が世襲で細々と延命するのか否か、まぁ、どっちでもいいっちゃいいけど、どうせならキッチリ解体して欲しいなぁ、資本主義がそれを許さないのかも知れないけど。 -
2025年2月4日再読。
2021年3月17日読了。ジブリとの関係も深い押井守が対談形式で鈴木敏夫・宮崎駿・高畑勲らジブリメンバーの個性・才能・仕事を各作品に絡めて語る本。押井氏自身の活動もあってか、彼が案じるほど世間はジブリ礼賛・神聖視はしていないと思うけれどマスコミは違うのかな?いかに宮崎駿のアニメーターとしての能力が優れていて、いかに監督として「破綻なく物語をまとめる」能力が欠如しているかをいくつもの実例を出して説明していく手際に圧倒される。実績もあるし、言いたいことを言っても「干される」という心配がないポジションを作ったことが彼の能力・実績なのだろうか。通し読むと、このようないびつな体制・作品で零細アニメスタジオを日本・世界に冠たるブランドに育て上げた鈴木敏夫が最大の黒幕なのか。圧倒的な才能と偏屈な性格、は作品を見る側には関係ないが、一緒に働くメンバーにとってはきついものだよな、と思う。 -
・ジブリ好きにオススメの一冊
・対談形式で読み進めやすい
・ちゃんと批判や批評の認識で読むべし
・鈴木敏夫が語る各作品の評価との差異が面白い
・とはいえ読みながら途中で気が悪くなる、クソインテリはどちらか?押井守がなんぼのもんじゃい!
・「観客はデティールに騙される」「興行収入の結果はジブリというブランドの魔法」など印象的
・もう一度ジブリ作品を観たくなる
・批判や批評にはジブリとの関係性リスペクトが垣間見える
・巻末の押井守の言葉にはそれが表現されていた
・映画を観た後、またこの本を読み返そうかな
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鈴木敏夫さんの本を好んで読んでいるけれど、押井守さんの目からみると感想がガラって変わる。
後書きにも書いてありましたが、喧嘩するほど仲がいいのだなあと思いながら読んでました。葬式に行きたいから長生きするとかね。
こういう目線も取り入れることも大事だなと思いました。 -
押井守が、ジブリを語る。
語るのはスタジオであり作品であり、人。
宮崎駿は、天才。
絵を動かす天才。それだけで人を魅せる天才。ディテールだけで作品を作る。
監督としては二流以下。
高畑勲は超インテリで、自分の思想を発散するだけの文化人に成り下がった。
商業的に成功させたのは鈴木敏夫。
ジブリ作品は漫画ではなく、絵本。
みんなしっくりだ。
押井守もすごい。
で、本当にある意味、押井守視点での評であって、異なる視点が全く入ってないのが潔い。
で、やっぱりこの本を読んだ後で、もう一度ジブリ作品を見直してみようかなと思わせる。
最初の頃以外のは、気持ち悪くて全く見てないんだけど。 -
インタビュアーが押井守にしっかりツッコミを入れてくれるのが良い。それにしてもこれだけ分かっている人でもヒットが作れなくなるものなんだなと思う。
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押井御大が、ガチで、前の、何だか宮崎駿御大と同衾して映画論について熱く激論を交はしてた頃からの、作品論を、叩きつける。
けっこう面白い。
『千と千尋』ああ、さういへば。『紅の豚』ああ、うんうん。
なんか全篇そんな感じ。
著者プロフィール
押井守の作品
