誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)

著者 :
  • 東京ニュース通信社
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本棚登録 : 171
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198645021

作品紹介・あらすじ

世界のアニメーションに影響を与えた“スタジオジブリ”を、これまた世界中からリスペクトされる監督・押井守が語り尽くす。スタジオジブリの劇場公開作を振り返りつつ、「これまでのジブリ、これからのアニメーション」まで縦横無尽に語った痛快&ディープなインタビュー。<目次>第一章 矛盾を抱えた天才 宮崎駿/第二章 リアリズムの鬼 高畑勲/第三章 ジブリ第三の監督たち/第四章 小さな巨人――スタジオジブリ カバーイラスト/湯浅政明

感想・レビュー・書評

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  • インタビュアーが押井守にしっかりツッコミを入れてくれるのが良い。それにしてもこれだけ分かっている人でもヒットが作れなくなるものなんだなと思う。

  •  たしかに見直したくなる。 
     だから、徳間書店発売なのか。

  • 押井守監督が語るジブリ評。目からウロコの指摘の数々で、積年の謎が色々解けた感じ!しかも、宮崎作品だけでなく、ジブリ全作品について語る、という、たまらない企画です。

    押井監督は、本著の意図として下記の2つをあげています。

    なぜジブリ作品は絶賛されつづけるのかを明らかにする
    ジブリの歴史的背景を検証する
    歴史的背景も大変興味深かったですが、本著はやはり「スタジオジブリを批判的にみる」初の試みとして大変意義があると思います。しかも、宮崎駿、鈴木敏夫、高畑勲全員の性格や仕事ぶり、アニメ界の状況、そしてアニメ映画そのものを深く知る押井監督が語る、ということで面白くないはずがない!まさに、ページを繰る手が止まらない、一気読み必至です!

    自分がジブリになぜ惹かれるのか、ちゃんと理解できていない感じは常にありました。とにかく気になる存在なので、ジブリ関連の本は見かけると読んでますが、これだけ愛されてるのに、驚くほどに客観的な文章が少ないな、とは思ってきたのです。目立つのは、鈴木敏夫プロデューサーの著作(想い出話)で、あとは公式設定本だったりで、、、その謎について、本著で一つの解を得ることができました。それが「思考停止」です。

    続きはブログへ
    https://hana-87.jp/2018/11/07/daremoghibli/

  •  押井御大が、ガチで、前の、何だか宮崎駿御大と同衾して映画論について熱く激論を交はしてた頃からの、作品論を、叩きつける。
     けっこう面白い。
     『千と千尋』ああ、さういへば。『紅の豚』ああ、うんうん。
     なんか全篇そんな感じ。

  • ジブリ、特に宮崎監督をこんなにディスりまくっているのに結局、見直さなくっちゃと思っている。
    押井さんのこと何も知らないけど、毒があって面白くて可愛い人だなあ。

  • 押井守が話す、ジブリのはなし。
    決して悪口ではなく、作り手を知っているからこそ話せる内容。
    作品の中の宮崎駿。同じ時代に作られたアニメや自信の作品のこと、三人目のジブリ監督などいろいろ盛りだくさんです。
    マニアックな作品や人物の注釈がページ下部に記載されているので、アニメのことはちょっとという人にも優しいです。
    聞き手(渡辺麻紀)と押井守の対談で構成されているので、活字が苦手な人も読みやすいはず。

  • ここまではっきりと自分の意見を持てるって素晴らしい。
    流されず、自分の目で見ている。

  •  アニメ映画監督による極めて辛口なジブリ映画評。映画ライターの聞き手に語る口調は宮さん(宮崎駿)、敏さん(鈴木敏夫プロデューサー)、高畑さんと親しみを込めた表現であり、仲が悪いといいながらも、非常な親しさからくるゆえの厳しいコメントか。ジブリ作品はいずれも宮崎の作画は秀逸ながらも、物語は破綻している!その矛盾点を強調していることは、確かに見た後のすっきりしない感じを言い当てているようには思う。映画の主人公が宮崎そのものであるとは、紅の豚、風立ちぬの主人公たち、まったくその通りであり楽しい。また鈴木敏夫の存在の大きさもこれまでの想定以上だった。魔女の宅急便のキキは鈴木の娘、コクリコ坂の風間は鈴木そのもの!そしてなんと押井の映画には宮崎たちをモデルにした登場人物もいるらしいとは楽しい話。「ジブリ作品を見ている間は、こんな素敵な映画に感動する自分はいい人だと思える」(P133)との表現は全く言い得て妙!これがジブリ映画の成功を支えている秘訣なのだと思う。宮崎のジブリ映画は絵本としてこれからも読み継がれていくだろうとの結論は最高の誉め言葉に感じられる。

  • 請求記号:778.77/Osh
    資料ID:50089048
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

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著者プロフィール

押井 守(おしい まもる)
1951年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部美術教育学科卒。
映画監督・演出家。
タツノコプロダクションに入社、テレビアニメ「一発貫太くん」で演出家デビュー。
その後、スタジオぴえろに移籍し、「うる星やつら」ほか、数々の作品に参加。後にフリーとなる。
日米英で同時公開された劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)はジェームズ・キャメロン監督やウォシャウスキー兄弟ほか海外の著名監督に大きな影響を与えた。また、『紅い眼鏡』以降は、『アヴァロン』など多数の実写映画作品にも意欲的に挑戦を続けている。主な監督作品『機動警察パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など。

「2019年 『セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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