騎虎の将 太田道灌 (下)

  • 徳間書店 (2018年1月26日発売)
3.92
  • (4)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 45
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784198645441

作品紹介・あらすじ

関東大乱! 足利成氏と両上杉の因縁の対立や、古河と堀越の関東公方が並立するという異常事態を背景に、坂東は数十年にわたる泥沼の戦塵に塗れる。継嗣問題に揺れる幕府が、京を灰燼に帰すことになる応仁の乱に向かうなか、扇谷上杉家の家宰として太田資長(道灌)は、生き残りをかけて戦う。関東一円の調略をすすめ騎虎の将と呼ばれた不世出の武将、太田道灌の生涯を描く戦国歴史大河小説。

みんなの感想まとめ

戦国時代の複雑な関東情勢を背景に、太田道灌の生涯を描いた歴史大河小説は、痛快なエピソードと共に魅力的な主役の姿を浮き彫りにしています。道灌は騎虎の将として、関東の戦乱の中で生き抜く姿が描かれ、彼の活躍...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 下になって、道灌の活躍に一気読みでした。多少盛っているところもあるのだろうけど、全然嫌味ではありませんでした。公方や管領はうざいですが、関東に産まれ育ってよかった!。

  • 「大富豪同心」シリーズで有名な著者ですが、本書はまさかの真っ当な歴史大河小説でありました(失礼シマシタ)。

    主役の太田道灌は、これまで何冊か読んできた戦国時代小説の中にやたらと名前は出てきていましたし、徳川家康より前に江戸城を築いた武将であるというくらいは承知していましたが、彼の詳細な一生涯の物語を読むのは今回が初めてです。道灌自身がとても魅力的で、エピソードも痛快で面白く読めたのですが、何よりもまず、この時代の関東情勢の複雑さに頭を抱えそうになります。関東公方の足利氏と、関東管領の上杉氏との対立から生まれた長き戦乱の末、戦の上手下手や、タイミングの良し悪しもあって、攻守が目まぐるしく入れ替わり、味方と敵も入り乱れ、まさにカオス状態。著者の文筆のおかげで時系列や背景が分かりやすく纏められていたので良かったけれども、本当に大変な時代に道灌は生きていたのだなと思う。最期は身内からの妬みで謀殺される道灌だけれど、もしそこで生き延びていたら、その後の戦国時代が一変していたかも。なので、次代の関東を担っていく伊勢新九郎との邂逅場面は痺れた。最後まで家臣の立場を貫いた忠義の道灌が、下克上の梟雄の代名詞である伊勢新九郎(北条早雲)に次代を託し、バトンタッチしたかのように私の目には映った。とても印象的で感慨深い一場面でした。

  • 2022.3.7完了
    上下巻とも文句なし。テンポよくとても面白かった。
    途中途中の補足の文章も自然で読み易かった。
    そして上杉氏多すぎ。家系図片手に何度も読み返す。
    これで関東管領や坂東武者にも詳しくなる。

  • 室町時代の関東地方って、こんな混沌とした状態が続いてたのか。知らなかった。
    太田道灌もほとんど知らなかったけど、人間臭さがよく書けてるし、魅力的。伊勢新九郎もいい感じで登場。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幡大介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×