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Amazon.co.jp ・本 (104ページ) / ISBN・EAN: 9784198645564
作品紹介・あらすじ
あるとき、ひとりの男がいた。男は熊を1頭つれていた。どこからきたのか、男はいおうとしなかったし、なんという名まえなのか、だれにもわからなかった。人びとは、ただ「熊おじさん」とよんだ…。
生きていくうえでもっとも大切なものは何なのかを考えさせる、不朽の名作。
『クレーン』『タイコたたきの夢』をはじめ、繊細なイラストとあたたかく詩情あふれる物語で知られる、ライナー・チムニクのデビュー作、待望の復刊です。
みんなの感想まとめ
心のつながりをテーマにしたこの物語は、熊と人間の不思議な関係を描いています。熊を連れた男が旅をし、彼らの絆や人間の本質を問いかける内容は、読者に深い感動を与えます。熊の視点から描かれる物語は、彼が野生...
感想・レビュー・書評
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最近、日本各地で熊が出没。大変なことになっています。
さて、この物語には、熊と人間の心のつながりが描かれています。タイトル『熊とにんげん』。熊が最初にあって、“にんげん”と平仮名表記。なんだかとっても、熊ファーストな感じ。(熊の出没事件TVで見るたびに、食料不足なんだなあと思う一方、干支に熊が入っていないことを本当は怒っているのではないか?とアホなことを私は時々思っています。)
お手玉の芸をするおじさんは、踊りをする熊を連れて旅をしてまわり、みんなを喜ばせています。
旅の途中でおじさんが亡くなったとき、野生に戻る過程、野生として生きる良さを知ってもなぜか人恋しくなってしまう。その時々の熊の気持ちが手にとるように伝わってきます。
なんて優しく、しみじみと心に残る物語なんだろう。
素朴かつ繊細なペン画は、ときに荒々しく、ときに穏やかに、内容を伝えるのに十分です。
訳者あとがきに「世の中を、人生を鋭く見透している眼があり、それはある意味では宮沢賢治の世界と重なるのではないか」とありました。(読んでいて、なんとも言えない透明感、これは何?と思っていたら、“宮沢賢治の世界”という言葉。本当にその通りだと思います。)チムニクの他の作品も読みたいです。
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7つのマリでお手玉をするおじさんと、踊る熊の話。美しい友情物語だけじゃなくて「おいおい人間くんさぁ…」ってなるシーンとか、匂わせる文章とかもある。挿し絵がとても良い!
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淡々とした筆致が心に染み入る。
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著者プロフィール
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