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Amazon.co.jp ・本 (56ページ) / ISBN・EAN: 9784198646448
作品紹介・あらすじ
第二次大戦中、オランダが植民地支配していたインドネシアを、日本軍が占領し、オランダ人たちは日本軍が作った抑留所に入れられることになった。オランダ人女性が、抑留所で過ごした子ども時代の2年あまりを、当時、母が手作りしてくれた「すごろく」に寄せて回想する。
日本ではあまり知られていない、アジアでの日本軍抑留所の実態や、「戦争はくり返してはならない」という著者の強い願いが伝わる、異色のノンフィクション写真絵本。
みんなの感想まとめ
戦争の悲惨さとその影響を、子ども目線で描いた感動的な物語が展開されます。オランダ人女性が、日本軍による抑留所での幼少期を振り返り、母が手作りした「すごろく」を通じて、その時の生活を記録しています。この...
感想・レビュー・書評
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抑留所でわたしたちに何が起こったか、外の人々に知らせなくてはならないのよ、だれにでも歴史を書くことはできるし、書かなくてはいけないの。でないと、後に人々はおなじ過ちを犯し、互いにひどいことをしてしまうから―母はそう言っていました。(はじめに より)
第二次大戦中、オランダが植民地支配していたインドネシアを日本軍が占領し、オランダ人たちは日本軍が作った抑留所に入れられました。そこで、8歳からの2年あまりを過ごしたオランダ人女性が、当時母が手作りしてくれたすごろくを中心に思い出を語ります。このすごろくは、オランダに古くから伝わる「ガチョウゲーム」といい、マスの中には井戸や刑務所、〈死〉もあります。そしてこのすごろくは、抑留所の生活に似せて描かれました。
子ども目線で当時の生活を記録していた貴重な記録。なぜ二度と戦争をしてはいけないかを、よりよく理解してもらうために作られた一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは、ジャワ島での、日本軍捕虜収容所、で子ども時代を何年も過ごした、オランダ人の1人の女の子の実話です。
インドネシアを占領していたオランダに勝った日本は、オランダ人を収容所に入れたのです。
日本では、インドネシアにそんなとこがあったなんて話そのものが知られていない、と思います。
そうしてこの一冊がとてつもなく素晴らしいのは、私たちはこんなことをされた、あんなことをされた、という恨みではなく、これは日本がどうとか、オランダがどうとかいう問題ではない、という視点から書かれていることです。
彼女のお母さんはいいます。
「たとえ私たちが解放されたとしても、アヒルのエサを横取りするガチョウは後をたたないでしょう。私たちはそれに対してなにかをしなければならないのよ」
と……。
そうして、ここで見たすべてを描きとめておきなさい、外の人たちに伝えなくてはならないのだから……と……。
このお母さんは、凄いとしかいいようがありません。
この極限状態で、子どもたちに本を読んでやり、勉強道具を自作し、こういう教育を子どもたちにしていたのです。
こういうのを見ると、日本の戦争児童文学が書いてない部分がどこか、わかります。
そうしてまた、20年も、日本でこの本を出してくれる出版社が見つからなかった、ということにもため息がでます。
徳間書店の上村さん。
この本だしてくれてありがとう!
できるだけ売ります。
なので、小中高、の学校は、買い!
ね!
2018/06/29 更新 -
何人だろうが、戦争下でやる事は、変わらないのだねー
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コロナの流行で「静かな戦争が始まったみたいだな」と感じたものですが、その後ロシアとウクライナの戦争が始まり、戦争が決して他人事ではないなと思いました。ロシアとは北方領土問題が解決していないし、北朝鮮はバンバンミサイルを打ってきます。
中国も独裁政権のようになり、今後が不安です。
そんな折、この本を借りて
やはり戦争は起こしてはいけないと気持ちを新たにしました。
大事な成長の時期に子供の自由を奪い、自由どころか心や身体に傷を残したり、最悪の場合死も…
過酷な環境の中でも、楽しみを見出し、たくましく生きる主人公たちを見て、励まされる思いでした。
芯がしっかりしていて、行動力のある原作者さんには脱帽です。
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