ポケットのなかのジェーン: 四つの人形のお話1 (四つの人形のお話 1)
- 徳間書店 (2018年6月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (76ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198646455
作品紹介・あらすじ
ジェーンはせの高さ十センチのお人形。「ポケットにいれて、外につれていって」とねがっていますが、もちぬしになった女の子たちは、ジェーンを人形の家にいれっぱなし。ところがある日、ジェーンはげんきな男の子ギデオンにであいました。ギデオンは、ジェーンをポケットにいれて、はしったりぶらんこにのったり、木のぼりだってするのです!物語の名手ゴッデンが、人形と子どもたちをあたたかく描いた珠玉の幼年童話。装画を新たに復刊です。
感想・レビュー・書評
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イラスト:挿絵は対象年齢を思えばかなり少なめ。流行りとはかけ離れていますが、子供と人形の様子が非常に丁寧に描かれていて好印象。
レイアウト:文字の大きさや行間は小学校中学年の教科書ぐらいかな?読むのが好きな子向けです。
漢字:ほぼ全ての漢字にふりがなあり。同じページに出てきた漢字はふりがなが消えたりする。「ちゃいろ」はひらがななのに「お茶」は漢字だったりするが意図あってのものと感じる。
人形が「外でどろんこになるまで走って飛んで遊びたい」と思うのは領分を超えた願いでしょうか。
そして、それを阻んでいたのは人形が動けないという現実だけなんでしょうか。
人形を閉じ込めていた女の子たちは悪なんでしょうか。
大人が読むと色々考えてしまいますが、つまりは男の子のスカッと友情劇です。男子が読んでも女子が読んでも、何か思うところはあるはず。面白かった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きれいなドレスを着た美人な人形のジェーンの望みは外に出て思いっきり遊ぶこと…人形と男の子の友情に胸が温かくなりました。
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陶器のお人形のだいぼうけん。
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陶器でできた小さなお人形は、ずっと外で遊び回りたいと思っていました。
ある日女の子に買われて行きましたが、ドールハウスの中に入れられてしまいました。
50年以上もほこりをかぶっていたお人形が、ついに外に連れて行ってもらえることに。