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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784198646639
作品紹介・あらすじ
ある日、ひとりの男が町の通りをねりあるき、タイコをたたいてさけびだした。「ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!」。町の人びとは、平和な町をおびやかすタイコたたきを捕らえようとしたが、タイコたたきの言葉はしだいに広がり、ついに、町じゅうでタイコの音がひびくようになった。タイコたたきたちは、よりよいくにとくらしをめざして町を出た…。『熊とにんげん』の著者チムニクによる絵物語、復刊第ニ弾。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
テーマは「より良い未来を求めること」で、物語は一人の男がタイコをたたきながら「ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!」と叫ぶところから始まります。彼の声は町に広がり、次第に仲間が増え...
感想・レビュー・書評
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「ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!」
一人の男が、タイコをたたいて叫び出した。一人から二人とどんどん人数が増えていき.......。
言葉のリズムが良く、タイコの鳴り響く音が聞こえてきそう。魅力的な線画に見入ってしまう。
何だろう?このエンドレスに続いていくようなストーリーのおもしろさ。人間への皮肉も込められていて、忘れかけていたことを気づかせてくれる。
“隣の芝生は青い”ってことかな。今ここに自分が存在していることの幸せ、忘れてはいけない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よりよいくにとくらしをめざし、たいこたたきはどんどん増えていく。
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ライナー・チムニクを知らなくて、読んでみたくなって、図書館ですごく悩んだけどタイトルが気になるこの作品から。
この、物語のメタファーを色んなものに例えながら、でも今は一番気になる人種の問題と重なって読んでしまった。
「ゆこう どこかにあるはずた
もっとよいくに よいくらし!」
ある日、ひとりの男がこうさけびながら、タイコをたたいてねりあるく。
町をかき乱すその男を捕まえ閉じ込めたはずの牢屋から出て、牢番と男がならんでタイコをたたいて行く姿を町の人々はみる。そうして次々にタイコたたきは増えていく。
これは夢に向かって進む未来ある寓話なのかなと思って読み進めると、とんでもない、そんな単純な話じゃなかった。
レオナルド・ショボーのように、時に児童書には児童書とは思えないような道を示してくる本がある。そんな小さなショックをうけてしまった。
絵もすごくいいな。 -
この作品は、何を伝えたかったんだろう。志だけでは、人生はこなせないってことと、ただそこにいるだけでは、成長はないってことを同時に伝えているような。 解釈が合っているかは分からないけど、物事はいい塩梅が大事なんだよと言われたようなそんな読後感。 これは余談だけど、四つあなをあけた、三尺ほどの角材が思いの外役に立っていて、面白い。
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ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!
詩人の矢川澄子訳。
こどものころ読んだ本で、なかなか印象に残ってゐる。寓話なのだけれど、つい気が向いては読んでしまったものだ。皮肉、諷刺が利いた話だった。 -
「ゆこう、どこかにあるはずだ もっとよい国 よい暮らし」。苦難の旅の先にはどんな一体どんなステキな場所にたどり着くのだろうと読み進めていたが。。。
今よりもっといい暮らしを求める人はどこにでもいるし、みんなの心の中にある想いなんだろうなぁ。
自分はタイコ叩きになるだろうか?町に残るだろうか?タイコ叩きは自分1人じゃないことに安心しているかもしれない。それが勇気になる時もある。でも、暴力になることもある。人間は分かち合うことがどうして困難なんだろう。
子どもが読んだらどんな感想なんだろう?
2019.0817
著者プロフィール
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