ゆうえんちのわたあめちゃん: 四つの人形のお話2 (四つの人形のお話 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (86ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198646660

作品紹介・あらすじ

人形のわたあめちゃんは、移動遊園地のジャックの店「ココナッツあて」のしあわせのおまもりです。ジャックとわたあめちゃんとなかまたちは、おまつりのある町から町へ、旅をしながらとてもたのしくくらしていました。ところがある日、わがままな女の子クレメンティナがきて、わたあめちゃんを勝手に持っていってしまい…? 物語の名手ゴッデンが、人形と子どもたちをあたたかく描いた珠玉の幼年童話シリーズ第二弾。装画を新たに復刊です。

感想・レビュー・書評

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  • ゴッデンの作品の人形には、しっかりとした意思があるんですね。それは、小さな子どもたちの気持ちを代弁してくれているようでもありますね。
    このおはなしに出てくる人形「わたあめちゃん」は、持ち主のジャックにとても大事にされていて、「あいぼう」「しあわせのおまもり」と言われて自慢に思ったり大得意になったりします。
    お金持ちで甘やかされて育った少女クレメンティナに拐われて、乱暴な扱いを受けますが、クレメンティナはわたあめちゃんの声にならない声を聞いて、心の奥で内省して、わたあめちゃんを返しに行きます。
    その時、ジャックたちが悲しんでいる様子を見て溢れる涙と共に謝ることができました。その気持ちが通じてジャックのお店を手伝うラストがいいですね❗

  • すごく感動てき〜。

  • 原題:Candy Floss

    「ココナッツあて」(移動遊園地の中の屋台)に住んでいる人形わたあめちゃん

    ココナッツに木のボールを当てて、ココナッツを落とすゲームの屋台 ジャック(やせて、あさぐろいはだの若井男のひと ジーンズ、あなのあいたふるいうわぎ、古いフェルトのぼうし 耳に金色のわっか)

    せともの
    目はガラス
    ピンクのドレスは薄い布で
    ダンスシューズが描かれている

    ココ 茶色い毛の犬 くびに輪、しごとのときは赤と青と白のリボン
    みはりばん
    イヌ用の水入れ

    ナッツ 馬 白地に黒の水玉模様画家居てある すずがいくつもついた赤いたづな
    寝るときはジャックに赤いぬのをかけてもらう

    さかなのフライ、フライドポテト、りんごアメ ホットドッグ、アイスクリーム

    「おれのあいぼう(あえぼう)だぞ」
    「おれのしあわせのおまもりだぞ」

    クレメンティナ・ダベンポート
    人形がなにかをねがっているなんてかんじない子
    わたあめちゃんをほしがって、盗む

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著者プロフィール

ルーマー・ゴッデンRumerGodden1907~1998。英国サセックス州生まれ。父の仕事の関係で、生後六カ月で当時英国領だったインドに移り住む。十二歳のときに英国へもどるが、その後もインドとを行き来して暮らした。一九三五年に作家として活動をはじめ、おとな向けや子ども向けに数々の作品を生み出した。作品は長編小説、短編小説、戯曲、詩など多岐にわたる。日本で紹介されている子どもむけの本に、『人形の家』(岩波書店)、『ねずみ女房』(福音館書店)、『バレエダンサー』(偕成社)、『ディダコイ』(評論社、ウィットブレッド賞)、『ねずみの家』『おすのつぼにすんでいたおばあさん』『帰ってきた船乗り人形』『すももの夏』などがある。

「2019年 『ふしぎなようせい人形』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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