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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784198646875
作品紹介・あらすじ
ペリー来航から倒幕、維新へと歴史は一直線に繋がっていたわけではない。繋いだのは大久保利通がいたからだ。大久保の前に立ちふさがったのが怪物・徳川慶喜だった。板倉勝静、原市之進を片腕として幕末の十年を振り回す。この三人に何度も叩きのめされる大久保。そして、最後の敵は皮肉にも盟友・西郷隆盛だった。大久保が西郷を殺してまでもやり遂げたこととは? 幕末の動乱から明治国家の成立まで--「未来への意思」を貫いた男の真実を描く快作!
みんなの感想まとめ
歴史の転換期における大久保利通の役割が深く掘り下げられた一冊で、彼の実像や功績を再評価するきっかけとなります。坂本龍馬や西郷隆盛といった人気のある人物に比べ、大久保の現実主義や国家建設への貢献が際立っ...
感想・レビュー・書評
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大久保の話というよりは幕末の通史がメイン。そういう意味では復習にはなった。
ただかなり個人的見解がはいっている。かなり靖国史観。慶喜憎しで、大久保と西郷に甘い。手段を択ばない謀略は大久保も西郷もかなり酷いことをやっているのにそれはリアリズムだと評する。あとがきに、いまだに日本は占領されていて恥ずかしいというかなりの右よりの思想持っている。
明治以降の大久保の功績をもっと知りたかったのだが、そこはあまり書かれていない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代においてもどうしても坂本龍馬や西郷隆盛といった、ある程度の自由闊達さと浮世離れした人物を日本人は判官贔屓の感情も混じり好きになってしまうが、外国国家に負けじと後世の国家建築に携わった点においては大久保利通において勝る者はいないのではなかろうかと思わされる一冊であった。
途中徳川慶喜の圧倒的な政治力の下りについては、それに対する大久保という本を成り立たせる構想上致し方ないものではあるが、少し主役を脇に配置しすぎているところがあるのが残念である。
またこの本ではただ一人大久保だけと思われるかもしれないが、私心のないところにおいては西郷隆盛にも無論あり、ベクトルの違う方向となったのは残念と言わざるを得ない。
ただ西郷隆盛に国家構想と建築といったものが見えてこず、まさに現実主義の大久保が戊辰戦争後に核となる必要があった。暗殺で幕を閉じなければどうなっていたのか、こう言った偉人でさえも時の経過により曇ってしまうこともあるのか、それとも早々に世界に冠たる大日本帝国を築けたのか。
今の日本において国のために私心を無くし、ただ国家のために生命を賭する政治家が果たしてどのくらいいるのかと問いたくなる一冊でもある。 -
だいたい僕らは、維新のあたりの話で西郷さんが好きになる。
きっとそれは間違いではないのだろうが、怪物慶喜と、誤解されまくりの大久保利通については何も教えてもらわない。
何が本当なのかわからない。
だが、維新から始まった近代日本が、今根本からなくなろうとしているのは間違いない。
もう一度、維新とは何かときちんと学ぶ必要があるのだろう。
倉山先生の、こういう文体の本はちょっと読みづらい。
が、後半、特に利通と西郷さんの、運命的に坂を転がって行くあたりから、ムッチャ目が離せなくなった。 -
鳥羽伏見の戦い
征討大将軍に就任した仁和寺宮嘉彰親王が錦輝を奉じて出陣
錦輝に御旗が翻った、その瞬間に徳川慶喜は逆賊である -
幕末の歴史がよくわかる本。大久保利通は日本のためによく働いた。暗殺されたのが残念だ。
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憲政史家の倉山満が、文字通り日本史上最高の英雄として大久保利通を語る一冊。
西郷隆盛ほどわかりやすくはないものの、明治維新の礎を築いた人物だということがよくわかった。 -
大久保利通が信念の人であったことはよくわかった。
西郷が明治維新で燃え尽きたことも、西南戦争では我関せずであったスタンスも。
ただ、大久保がいなければ、明治の新しい時代が来ていなかったかどうか、そこまでの事は正直わからない。
ただし、坂本龍馬や勝海舟は歴史のメインにはいなかった人であろうことは何となく理解できた。
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