- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198647131
作品紹介・あらすじ
「クリスマスには、みんな、男の子か女の子がもらえるんだよ」クリスマスイブ、おもちゃ屋にならんだ人形のホリーは、ほかのおもちゃたちといっしょに、持ち主になってくれる子どもを待ちのぞんでいました。一生懸命お祈りすれば、きっとねがいがかなうと信じて。いっぽう、身寄りのない子どもがくらす家で、六歳の女の子アイビーは、ホリーのおもちゃ屋さんのある町にやってきます。そして…? ゴッデンの幼年童話を、挿絵と挿画を新たに復刊します。
感想・レビュー・書評
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クリスマスの夜、ひとりの女の子と一体の人形が奇跡の出逢いを果たします。
おもちゃ屋さんの少年やおまわりさんなど登場人物たちの行動一つひとつが繋がって、女の子と人形の願いを叶える幼年童話。まぁだいたい展開が読めてしまうんですが、それでも楽しかったし、最後にはほっこりしました。
今作は「四つの人形のお話」シリーズの
1冊ですが、今作だけ読んでも問題ないです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お店に売れ残っちゃったお人形と、家族のいない女の子のクリスマスのお話で、よかった!
警察署とかおもちゃ屋さんとか、いろいろなところで起こっているお話がみんなつながっていて、おもしろかった。お人形と女の子が意地悪されるからかわいそうだなって思ったけど、最後にみんなが幸せになってうれしい。
お人形とか女の子が出てくるけど、性別は関係なく、クリスマスに読むといい本だと思う。(小5) -
《これは、ねがいごとのお話です。
それから、人形とひとりの女の子のお話でもあります。》
ブロッサムさんのおもちゃやにならんだクリスマスむけの人形ホリー
イブの一日、買ってくれる人があらわれず、店じまいになりました
クリスマスににゅうじいんにあずけられることになったアイビー
エールズベリーの駅で汽車をおり、町を歩きまわります
ホリーの願いは持ち主になってくれる子があらわれること
アイビーの願いは“おばあちゃん”の家ですごすこと
ホリーとアイビーにおとずれたクリスマスの奇跡とは
物語の名手ゴッデンが贈る珠玉の幼年童話
書誌情報
本書の原作『クリスマスの女の子(The Story of Holly and Ivy)』は1958年刊
本作を含む「四つの人形のお話」シリーズは1954年から1960年にかけて別々に刊行され、のちに合本『四つの人形のお話(Four Dolls)』となる
本書はこの合本を底本とし、1989年に福武書店から刊行された『四つの人形のお話1 クリスマスの女の子』の訳に手をくわえ、装画とさし絵を新たに復刊したもの
ちなみに徳間版「四つの人形のお話」のシリーズ構成は
1 ポケットのなかのジェーン
2 ゆうえんちのわたあめちゃん
3 クリスマスの女の子
4 ふしぎなようせい人形
となっている