- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198647476
作品紹介・あらすじ
ある朝、ねずみは、おおかみにぱくっと食べられてしまいました。ところが、おおかみのおなかのなかには、あひるがすんでいました。そして、ここには、パンのみみやジャム、ベッドとなんでもあるし、おおかみに食べられないかと心配しなくてもいい、外の世界にはもどりたくない、と言います。そこで、ねずみもいっしょにくらすことに。ところが、りょうしがおおかみをねらって…? 大人気絵本作家コンビが贈る、爆笑まちがいなしの絵本。
感想・レビュー・書評
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シンプルで愛嬌のある、可愛らしい絵柄と、漫画のような意外性のある展開は、お子さんへの受けが良さそうで、読み聞かせの時間を楽しくするのに、いいのではないかと思います。
おそらく、現実的には、ねずみがおおかみに食べられた瞬間、ねずみの一生はそこで終わりということになると思いますが、その悲劇になりそうな窮地を好機に変えて、しれっと楽しく生き続けるという、そうした発想(心の余裕とも言えるか)を常に持っておくことが、今の世の中を生きる上で大事なんだよと言っているようにも感じられ、内容にフィクションが過ぎるという考え方もあるかもしれないが、それと、物語の奥に潜むメッセージは別物という捉え方も、あるのではないかと思います。
ただ、私には物語の内容がありきたりで、少々退屈に感じられましたが、加害者が被害者に成り代わるような風刺的な意味合いは、面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高でした。読み聞かせにも、自分の読みものとしても。最後は思わず「イエーーイ!」と言ってしまう。こどもたちものりのりで。そんな一冊です。
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オオカミに食べられてしまったネズミがお腹の中で出会ったのは……アヒル! 食べられた2人(匹)のオオカミ腹中満喫ライフ???
図書館本。
「どこいったん」シリーズよりも絵に質感や立体感があり、動物たちが可愛い。とはいってもジト目は相変わらずなのだが。
目で多くを語る手法も健在。
文章は違う人のはずなのに、すっとぼけたセリフは「どこいったん」シリーズを思い起こさせる。
クライマックスは子供にウケそうなギャグテイストで、ついつい大笑い。 -
おおかみにぱくっと食べられて、お腹の中でちゃっかり安全に快適に暮らす、というお話です。強者であるはずのおおかみが、弱者であるはずのあひるとねずみに「寄生」されちゃっているのです。しれっとした2匹の表情がシュールです。
何だか私には、風刺のように思えてきて、素直に笑ってられないのですが。 -
この世は弱肉強食のきびしい世界・・・とおもっていたら、そういうわけでもないかも。たべられたって意外とたのしいこともあるかも! 奇想天外なお話に、乞(こ)うご期待。
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姪っ子に贈った絵本シリーズ(備忘録)
「ぱくっと くわれたけど、
べつに どうってこと ないし」 -
4歳〜。
ユーモラス。明るい気持ちになれる。
説教臭くはないお話ですが、逆境の中で楽しさを見つけることの大切さを感じ取ってくれそう。
アヒルのキャラクターが好き。たくましい。こんな友人がほしくなる。