- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198647506
作品紹介・あらすじ
トランプが米中貿易戦争を仕掛ける以前に、中国経済は崩壊のプロセスに入っていた! ドルの裏づけのない人民元の大量発行によって、人民元はフェイク・マネー化し、資金逃避がとまらないからだ。融資平台による融資は120兆円も減少し、信用パニックが始まった。習近平の窮余の一策が「一帯一路」にほかならない。ところがこのタイミングで日本は通貨スワップ協定を結んだ。なぜ日本は中国に協力するのか? その裏に見えてきた危機の深層を明かす。
感想・レビュー・書評
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中国経済のリスクを概観できると思うが、新鮮味はなし。
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タイトルに「備えよ!」
とあるが、備え方は記されていないので、対処法を求める向きは釣られないように。
安倍外交のみならず、財界の中国詣でが活発になっており、本書では第三次中国投資ブームなどと名付けている。
昨今の米国による中国締付けの動きに反するのでは?と思えなくもないが、それも含めて米との調整があっての話だろうという推測。
無論それは、中国の未来がバラ色だから、というわけではない。
日中スワップを通して日本の緩和マネーで中国経済の崩壊を極力緩やかにさせるところまで折込んでいるに過ぎず、
そこはちゃんと気をつけておきなさいよ、というのが著者らの結論。
それをしたところで感謝されるわけでもなく、いやはや、どこまでいってもお人好しな国である。 -
政府官庁に法制度や政策を変更させ、超過利益を得ようとする活動をレントシーキングという。
中国人観光客はフェリーに泊まっているから、日本のホテルに金が落ちない!
中国の庶民が本格的に金を買い始めたら人民元崩壊の前夜です。
中国の借金の罠に嵌っている、スリランカ、モルジブ、ミャンマー、バングラデシュ。
アフリカも、ジブチには解放軍1万人駐留。