今こそ「米中」を呑み込め 長谷川慶太郎の大局を読む 緊急版

  • 李白社 (2019年3月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784198648336

作品紹介・あらすじ

まる3年に入ったトランプ大統領が世界を引っ掻き回している。まず中国に覇権戦争をしかけ、NATOからの脱退をほのめかし、日本にはTAG交渉で日米貿易の不均衡を責め立て輸入規制を迫る。一方、攻め立てられる中国は国内経済がガタガタで欧州もドイツ銀行がいつ倒産してもおかしくない状況にありNATOどころではない。さらに当事者のアメリカも減税効果が薄れ景気が踊り場にある。さてこうなると日本はどうする!著者の処方箋に期待したい。

感想・レビュー・書評

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  • ●日本は中国がアメリカに対して、輸出も輸入も40%の相手国である。この両者が争う事は日本にとっては極めて憂慮すべき事態である。
    ●中国製造2025。国家が自国のハイテク産業に巨額の補助金を投じる政策は不公正な競争を引き起こすとして中国を厳しく非難。
    ●関税引き上げ以外に圧力をかけるとしたら、貿易金融で締めあげればよい。
    ●中国の監視カメラは約1億8000万台。日本の500万台に比べても圧倒的に多い。うち2000万台は「天網プロジェクト」のための監視カメラ。
    ●2018年にソフトバンクの通信基地局のトラブルが起こったが、その設定はエリクソン製であってファーウェイ製ではなかった。
    ●雨は中国政府と一体だと断言する人が多い。創業者が工兵出身だと言う理由で、解放軍との関係が極めて深いと言う人もいる。むしろファーウェイは中国の中でも中国共産党の支配を巧みに回避してきた民間企業の代表格だ。
    ●ファーウェイにとって中国政府はむしろ邪魔な存在である。だから別覇権戦争で中国が負けると言う事は、ファーウェイの将来も明るい。だから売上高の10%以上を研究開発費振り向けることにしている。
    ●5G時代には、4Kなどの映像をテレビ機器で見る必要がなくなる。レンタルやパッケージメディアは不要となっていく。
    ●ブレグジット、もし合意なき離脱になった場合は、最大で8% GDPが落ち込む予想。これはリーマンショック時を上回る。
    ●メルケル首相の業績に対する評価は、ドイツ銀行の処理にかかっている。
    ●フランスはマクロ政権に対する「黄色いベスト」を着たデモが起こった。富裕層優遇、労働者冷遇の問題。
    ●徴用工問題「1965年の韓国は弱い国だったので強い日本に押しまくられてあのような条約を押し付けられた。だからもう一度結び直すべきだ」と言う意見もある。それならば江戸時代、欧米列強5カ国に対し安政条約で半世紀以上にわたって被った不利益を保障せよと要求するのが正しい、と言うことになるだろう。またやり直しをするなら当時の国家予算の2倍86兆円を返還してもらうわないといけない。
    ●韓国の財閥は、戦後作られたために銀行持っていない。だから資金が海外へ流れやすいのだ。当時の軍事政権は、財閥に銀行を作られると、政治権力を脅かすようになると恐れられたからだ。

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著者プロフィール

国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年に独立。1983年に出版した『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞を受賞した。

「2020年 『中国は民主化する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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