物語 たくさんのお月さま

  • 徳間書店 (2019年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784198648435

作品紹介・あらすじ

1944年コールデコット賞受賞以来、
世代をこえて読みつがれてきた絵本が
ひとり読みもできる、幼年童話のかたちで再登場!

お月さまがほしいという
幼いレノア姫お願いをかなえようと、
王さまと家来たちは知恵をしぼりますが…。

アメリカで最も権威あるコールデコット賞を
1944年に受賞以来、
世代を超えて読みつがれてきた
永遠のロングセラー作品が、
カラー挿絵満載の読みものになりました!

『…絵は小さくなりましたが、もちろん、
すべてをおさめてあります。
ささやかなじまんは、
文と絵がぴたりと合うように組んだこと。
レノアひめとおなじ年ごろの子どもたちが
ひとりで読む物語として、
ページをめくる楽しさにめざめてくれれば、
なによりもうれしく思います。…」
(訳者あとがきより)

感想・レビュー・書評

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  • なんとも、ほのぼのとしたお話です。
    10歳のレノア姫が山盛りの木いちごタルトを食べている絵が見返しに描かれ、案の定「たべすぎて びょうきになってしま」うところから笑えます。大甘パパさんの王さまが呼び出したのは、大臣、魔法使い、数学の大先生。この3人の偉い人たちが一覧表とか出して振るう弁舌がまた可笑しくって! 日頃から王さまの奇天烈な命令にうんざりしてますねぇ。道化師のアドバイスは本当に素敵! レノア姫も大満足でめでたしめでたし。
    地球の衛星である月は一つだけだし、「こういうものだ」と科学的にデータがちゃんとあって、理科の授業で習います。でも人類は、ずっと昔から「ひとりひとりが考えるとおり」のお月さまを愛でてきたのです。「たくさんのお月さま」が、文学や芸術の中で輝いていますよね。

  • 病気のレノアひめの為に、お月さまを手に入れないといけない。

    さて、あなたならどう考えます?
    無理に決まってるだろと思いますか?

    まるで一休さんを思わせる、とんちのような展開だが、人それぞれでものの捉え方が異なるというのは、目から鱗でした。

    案外、子どもの読み物の方が、こうした柔軟な発想を促すものが多いことに、時折、謎を感じるのだけど・・・私もたまにこうした作品を読んで、思い上がりを無くそうと感じております。

    ただ、こうした内容の作品がアメリカと日本が戦争をしていた、1944年にコールデコット賞を受賞したという事実は、ちょっと複雑な気持ちに。

    それにしても、レノアひめ、木いちごのタルト食べ過ぎだって(笑)

  • レノア姫の月は金の月。月は手元にあるのに何故空にも輝いているのかという道化師の問いに対する幼い姫の答えが見事。大人にはない姫の視点や発想が面白い。

  • いいなぁ、誰もがそれぞれのお月様を持っている。
    柔らかな文章と絵がぴったり。
    読んだ子どもは豊かな複雑さを感じ取るだろう。

  • レノア姫はお月さまをもらったら病気が治るのにと、王さまにお願いします。
    王さまは賢い家来たちを呼んでお月さまを取ってくるよう命令しますが、大臣も魔法使いも数学者も「無理です」とお断りします。

    四人目の家来の道化師は…。

    賢いだけではなく、ウィットと優しさがあるとよいですね!

    王さまは家来に無茶ぶりし過ぎ。お月さまだけでは、ないのですよ。

    お月さまは、何で出来ていると面白いかな。
    とけた銅、緑色のチーズ、石綿、青銅。
    ←アメリカでは青みがかっているイメージなのかな?
    自分は、黄色いドロップ。そのまんまか。

    読み終えて、タイトルになるほど!

  • 文句なしの五つ星!
    よかった!
    絵も文もすばらしいし読んでて幸せになる。
    細かいところでも何度も笑った。
    1人ずつ人それぞれにお月さまがあるというのもいい。

  • それぞれにそれぞれのお月様がある。あなたのお月様はどういう大きさかな。

  • お月さまがほしいという幼い姫の願いをかなえようと王さまと家来たちは知恵をしぼる。大人たちには到底無理と思えることでも子どもの発想はそれを軽々超えてくる。無理難題なことの答えは子どもが教えてくれるのかもしれない。な。

  • こんなに歳を重ねても、絵本大好き!
    先日、我が家の近所の図書館で、大人の絵本袋と称しての企画があり借りて来た一冊である。
    中身が見えないように紙封筒に入っていて、『賢者が出せなかった答えをだしだのは』とのコメント!
    ちょっとワクワク感で、帰宅後開けて見る。
    「お月様が欲しい!!!」願うレノア姫。
    大臣、魔法使い、数学の大先生、……
    それぞれ、月までの距離も、大きさも、形も、異なる。
    そこで、道化師が、レノア姫に聞いて見ると、大きさは、親指の爪よりちょっと小さく、距離は、窓から見える木のてっぺんの枝。
    そしてその月は金で出来ていると……
    これなら取って来れると、金細工に依頼してレノア姫へ!
    しかし、周りの者達は、月が出たら、2つ月が出てしまうと心配するのだが……
    レノア姫の 2つ
    の月でも、おかしく無い考え方に、なんと素晴らしい受け答えかと思った!

    人それぞれに考え方によって、見方が変わって来ることに気づかされた思いだった。
    子供達が、海外に行った時、ストロベリームーンなどの満月が出て、同じ月を眺めているかもと、メールした事もあったと、思い出していた。

    コールデコット賞 受賞作品。
    第二次世界大戦の時代に発表された本との事。
    後世も読んで欲しいと、思う本であった


  • お月さまをこんな方ほうでてにはいったようにみせることもできるんだ?!

  • 手に取る機会があって、図書館で借りた。

    むかし、海辺の王国に、レノアひめという、10さいのおひめさまがすんでいました。
    レノアひめは、木いちごのタルトをたべすぎて、びょうきになってしまいました。
    王さまは、レノアひめがげんきになるように、お月さまを手にいれようと、大臣、魔法使い、数学の大先生、お城の道化師をよんで考えます。

    1944年コールデコット賞受賞作の絵本を、物語化したものだそうです。
    絵本はまだよんでいないので比較ができませんが、いい感じ。
    途中まではどうかなと思っていましたが、道化師が出てきてから、がぜんおもしろくなりました。
    道化師って物語のスパイス的な存在で魅力的。
    示唆に富んでいる物語でした。
    でもそんなことを考えなくても、じゅうぶんおもしろいと思います。
    絵もやわらかくって、個人的には好きです。

    ==========
    ☆1994年発行の絵本『たくさんのお月さま』を読んだ後の追記

    物語と絵本を比べてしまうと、もとの絵本のほうがいいなと思いました。
    絵本では、おひめさまと道化師がお月さまの大きさの話をしているところでは、おひめさまが指をお月さまに向けている絵と窓のお月さまの絵が、見開き1ページにおさまっていて世界観が繋がっていたし、絵本を通して、窓とお月さまがあるのはページの右側に固定されていたためです。
    絵は基本的には反転させないほうがいいかなとも思いました。

  • 「お月さまがもらえたら元気になれる」と言ったお姫様。王様は大臣や魔法使いに月を取って来るように命じますが、できないと言われます。

    最後によばれた道化師は、お姫様のところに行って聞いてみました。
    「お姫様は月がどれくらい大きくて、どれくらい遠くにあると思いますか?」

  • たくさんのお月さま - なかがわちひろ
    https://chihironn.com/menu/569386

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    1944年コールデコット賞受賞以来、世代をこえて読みつがれてきた絵本が
    ひとり読みもできる、幼年童話のかたちで再登場!

    お月さまがほしいという幼いレノア姫お願いをかなえようと、王さまと家来たちは知恵をしぼりますが…。

    アメリカで最も権威あるコールデコット賞を1944年に受賞以来、世代を超えて読みつがれてきた永遠のロングセラー作品が、カラー挿絵満載の読みものになりました!

    『…絵は小さくなりましたが、もちろん、
    すべてをおさめてあります。
    ささやかなじまんは、
    文と絵がぴたりと合うように組んだこと。
    レノアひめとおなじ年ごろの子どもたちが
    ひとりで読む物語として、
    ページをめくる楽しさにめざめてくれれば、
    なによりもうれしく思います。…」
    (訳者あとがきより)
    http://www.tokuma.jp/kodomonohon/jbookinfo?isbn=9784198648435

  • 王様にとって何物にも代えがたいお姫様が病床で「お月さまが欲しい」という願いを口にします。王様はさまざまな側近たちに「月を持ってくるように」と命じます。側近たちはさまざまな理由で断りますが、宮廷道化師はお姫様の願いに寄り添って、彼女が納得できる方法を導き出します。(それは必ずしも言葉どおりの方法ではありません。)

    一難去ってまた一難。道化師がお姫様に首飾りにした月を渡したのにも関わらず、空には月が出ています。それに対して、王様は月を見せないよう、側近たちに知恵を絞らせますが、お姫様はお姫様で月が出ている理由を持ち合わせていたのです。王様の杞憂でした。(ある意味、クライアントの要望に日々対応する、サラリーマンが読むと楽しめる本…とも思います。)

    水色と朱色を基調としたイラストが印象的です。

  • “月を取ってくるよう”命令する王様。病気の姫の願いを叶えるため。
    家来達はこれまで何度も何度も無理難題を押し付けられてきたが、王様の望み通りの物を手に入れて来た。明らかに無茶ぶりが過ぎていて、よく見つけられたなと。
    これまでの記録が書かれている紙に、なぜだかみんな奥さんから言いつけられた物が書いてあるのが笑えたwww

    登場人物みんなオバカさんなのか天才なのかwww
    特に王様は、どうでもいい要求に始まり(青いプードルが私の頭に残る)、「“板挟み”の板と板の距離」等という、凡人には思いもつかないような問題まで、振り幅がものすごい!

    家来達みんな月について見解が違う。それは間違えではなく、姫が望む月はどんな月なのか?と言える道化師が素晴らしい。否定しない、受け入れる、決めつけずに相手に聞く。1943年、ちゃんと多様性が存在している。

    月は1つしかないけれど、1人1人心に思い描く月は、それぞれの姿形なんだなぁ。
    今更気づかされた。
    私にとって月は、自分の子どもですね。名前も因んでるし。

  • お月様には、皆んなそれぞれ思い入れがあるよねー
    コールデコット賞

  • お姫様ってバカたなぁ。

  • 道化師は頭いいなぁ。
    でも、お姫様の発想力がすごい。

  • 図書館本。長女の「面白い」が出た本。娘の欲しがるものはすべて満たしたい、と思う王とそろ取り巻きたちの掛け合い。うん、面白い本です。

  • ■伊藤忠066
    #たくさんのお月さま
    #2階本棚・上段

    #コールデコット賞受賞作品
    #自分で読むなら小学中学年から

    ■出版社からの内容紹介
    「お月さまがほしい」というレノアひめの願いをかなえようと、王さまは、大臣や学者、魔法使いに、月をとってくるよう命じました。けれども、みんな、そんなことはできないといいます。こまった王さまから話を聞いた道化師は…?1944年にコールでコット賞受賞以来、読みつがれてきたロングセラー絵本を、カラー挿絵たっぷりの読みやすい幼年童話にしました。

    #72ページ
    #伊藤忠寄贈図書

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著者プロフィール

新聞記者を経てニューヨーカー誌の編集、同誌への原稿執筆等等で活躍。同時にエッセイ、小説、漫画、児童書等の分野でも業績を残しており、邦訳も多数ある。映画「虹をつかむ男」('47、アメリカ、ダニー・ケイ主演)の原作者としてもしられている。1894~1961年。

「2019年 『たくさんのお月さま 物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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