あのひと

  • スタジオジブリ (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784198649616

作品紹介・あらすじ

アニメーション映画監督、
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットは、
2016年スタジオジブリの提案で、
「レッドタートル ある島の物語」を制作しました。

これは、孤島に流された一人の男が、
亀の化身である女性と出会い、
一生を島で過ごし、やがて死を迎え、
女性は亀の姿に戻り海に帰っていくという物語で、
「人間の限りある時間」と、それと対照的な
「永遠にも匹敵する亀の生きる時間」を、
美しい自然を背景に描いたともいえる
ファンタジーでした。

ケルト文化にも関心が深く、
超自然的な生き物への憧れを抱くマイケル監督は、
この絵本でもやはり
「時間」を超越した存在への憧憬を
一人の女性を探し求める男性の姿を借りて
描いています。

「この物語のヒントは、大好きなアイルランドの詩人
ウィリアム・バトラー・イェーツ (1865-1939)の
“さまよえるイーンガスの歌”にある」と
マイケル監督は語っています。

イェーツもまた、ケルト文化を愛して
不思議な夢想に満ちた詩や物語を書いた
ノーベル文学賞作家です。

イェーツのこの詩を念頭におきながら、
日本の詩人谷川俊太郎は、
マイケル監督の完成度の高い絵に触発されて、
今回の絵本のテキストを綴っています。

そして、一人の男性があこがれ続けた永遠の女性
「あのひと」が、「このひと」になる瞬間を、
見事な詩で書き著し絵本として完成させました。

オランダ人マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットと
日本人の谷川俊太郎が、
アイルランドの詩人イェーツを媒介に
時間を超えてコラボレーションしたともいえるのが
この絵本です。

みんなの感想まとめ

時間の流れと人間の存在をテーマにした作品で、孤島での男性と亀の化身である女性の物語が描かれています。美しい自然を背景に、限りある人間の時間と永遠に生き続ける亀の時間が対比され、深い感慨を呼び起こします...

感想・レビュー・書評

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  • ↓この短篇映画が好きなので、絵本「あのひと」にも期待している。
    8分の短編映画『岸辺のふたり』(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)を観る - シネママニエラ
    https://www.cinemaniera.com/movie/15217

    あのひと - 徳間書店
    https://www.tokuma.jp/book/b493839.html

  • これはなかなか難しい作品でした!
    谷川俊太郎先生の言葉(訳)が綺麗!

  • 《図書館》【再読】素敵な出逢い。うらやましい。

  • 孤独を堪能する私。
    釣り。銀の魚。
    いのちの輝き。
    火は私の明日を照らしだす。
    命から命へと。
    名前を呼ばれた?
    ふりむく。
    わお。
    女性が登場。
    長い髪にりんごの花を飾っている。
    え?
    なぜ走り去る?
    幻?
    いや確かに自分の名前を呼んだのを聞いた。
    そうなると、あの人の面影が消えずに
    ひとりの私に影を落とす。
    見つけたい。あの人を。
    何年も彷徨い、
    きょう、あの人が、この人になった!
    うーん深い。
    感想ではなく完全にあらすじになってしまったが、
    深い。
    もう少し考えたい。

  • 絵が美しい。意味はわからなかった。それで良いのだと思う。

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著者プロフィール

1953年、オランダ生まれ。スイスとイギリスの美術大学を卒業。スペインでアニメーターとして働いた後、1980年からイギリスに居を構える。その後フリーランスとして複数のスタジオで働き、ディズニー作品「美女と野獣」(1991)「ファンタジア2000」(2000)などに参画する。過去の短編アニメーション監督作品では、「お坊さんと魚」(1994)でアカデミー賞短編アニメーション賞ノミネート、「岸辺のふたり」(「FATHER AND DAUGHTER」)(2000)では同賞を受賞。最新作長編アニメーション映画「レッドタートル ある島の物語」で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門特別賞を受賞。日本で出版されている絵本に、「岸辺のふたり」(くもん出版)、「オスカーとフー」「オスカーとフーいつまでも」(共に評論社)がある。

「2019年 『あのひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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