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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784198649692
作品紹介・あらすじ
国際謀略サスペンス、圧巻の到達点!
敗戦後の混乱期、日本で進行していた
「ナチスの隠し財産」争奪戦
各国諜報機関の謀略が飛び交うなか
男と女は、運命の再会を果たした――
=====
三年半ぶりに本土の地を踏んだ
復員兵の貝塚透馬は、
衝撃の事実を知らされる。
空襲を逃れ軽井沢の山荘に疎開していた両親が、
ピストルを持った強盗に撃ち殺されたというのだ。
犯人は未だ捕まっておらず、
遺体の第一発見者であるメイドの八重は
事件後、姿を消した。
両親を殺したのは誰なのか。
東京で八重の捜索を開始した透馬だったが、
フランス留学時代の旧友、
恵理子に再会したことで
思わぬ事態に巻き込まれていく――。
事件の裏に見え隠れする、
ナチスの隠し財産をめぐる
恐るべき国際謀略とは!?
みんなの感想まとめ
複雑な国際謀略と個人の運命が交差するサスペンスが展開される本作は、戦後の混乱期における日本を舞台にしています。主人公の透馬は、両親を外国人に殺害された悲劇を背負い、東京での生活を始めながら犯人を追うこ...
感想・レビュー・書評
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子爵の息子・透馬は徴兵され戦後、抑留から引き揚げる。疎開先でもある軽井沢の別荘で父母が外国人に殺害されていた。家も何もかもをなくした透馬は東京でバーテンダーの仕事につきながら、父母を殺害した犯人を探してゆく。見え隠れするナチの財宝、義賊、超国家集団、各国スパイ、ナチスの残党、メイドの八重と留学先で一緒だった理恵子との関係、カーレース、透馬は駆け抜ける。
カビ臭さを感じるハードボイルド(嫌いではないんよ)。八重と会うところとか偶然すぎるだろと思うところあるけど、いろんな筋が絡み合い結末がどうなるかと面白く読み進めました。ぶ厚いですが、テンポよく飽きさせませんでした。
この本を手に取ったとき、訃報が。心からご冥福をお祈りします。
もう読めなくなるのが残念ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤田さんは「結末面白くない症状群」に罹患しているのではないか。
本小説も結末があまりにも陳腐でどうしようもない。終盤までは著名ミステリー/サスペンス小説家と同じくらいのまぁまぁの出来と思うのだけれど、結末が他の藤田作品と同じくこれじゃだめだという内容。
残念 -
若干の未解決感が。あと偶然多過ぎ。
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私の中で「藤田宜永」というと「鋼鉄の騎士」だったので、読み始めて、『車』『パリ』『子爵の息子』で「鋼鉄の騎士」を思い出しました。
透馬の名前がフランス語のThomasでもいけるのも何か理由があるのかなって思ったのですが、どうなんでしょう。
ジグソーパズルのように置いて並べてはめて1枚絵が完成するかのように話が進むのは、ベテランのなせる業だな、と思いました。
読み始め、金色夜叉が浮いている感じがしたのですが、なるほどなーと思いました。
ただやっぱり最後は悲しかったです。
改めて藤田宜永先生のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。 -
子爵の息子の貝塚透馬は復員兵として3年半ぶりに日本に帰ってくるが、軽井沢の山荘に疎開していた両親が強盗撃ち殺されたことを知る。敗戦後の混乱期のなかで各国の諜報機関が凌ぎを削るなか、透馬はバーで働きながら両親を殺した犯人捜しを決意するが、ナチスの隠し財産争奪戦にかかわっていくことになる。
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記念すべき今年の100冊目です。活劇のようなテンポの良い作品でした。ただし内容は陳腐でありきたり。ワクワクはしたけどね。
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ラストがなぁ。逃げ延びるラストが読みたかった。
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面白かった。映画を観ているような展開だった。
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う~ん、それにしてもこの小説が「国際謀略サスペンスの到達点!」だとは恐れ入る。本を売らんが為の惹句とはいえ、小説を書いた本人もこれには赤面したに違いない。
「ナチスの隠し財産をめぐる恐るべき国際謀略」を期待して読んだ私が莫迦でした。 -
•ナチスの隠し財宝、それを巡るアメリカ、ソ連、ナチスや軍国日本復活を企む人々の暗躍。
•戦後日本を生きる没落華族の青年の復活と復讐の戦い。
•華やかな青春の日々を過ごした友との再会。
•友情と現状の板挟みに悩む人々。
•過去のしがらみと再燃する恋。
•現代では博物館ぐらいしか実物を見る機会のない名車によるカーレースとカーチェイス。
•戦後の混乱期を逞しく生きる人々の生き様と、混乱に乗じて儲けようとする連中を襲う義賊の活躍。
これだけ面白そうな要素がこれでもかと盛り込まれてるのに、なぜかあまり面白くならない(笑)
いろんなものがてんこ盛りなのに、それが雑然と並んでるだけというか、散発的で淡白に進んでくんだよなあ。
昔の藤田宜永はもっと濃厚な物語を書いていたと思うんだけど、それを思うと、藤田宜永老いたなあとちょっと寂しさを覚えた。
取るに足らない「凡作」。こうとしか言いようがない。
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