ねこと王さま (児童書)

  • 徳間書店
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本棚登録 : 133
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198650032

作品紹介・あらすじ

しだいに自分でいろいろなことが
できるようになる王さまと、王さま思いのねこの、
ユーモラスで心あたたまる物語。
アリゲーターズ・マウス賞受賞作品。

今から少しむかしの話。
王さまが、いちばんの友だちのねこと、
お城で幸せにくらしていました。
でもある日、ドラゴンがおそってきて、
お城がもえてしまい、王さまとねこは、
新しく住むところを探すことになりました。
ふたりは町へ引っ越し、小さな家にくらすことに。
ところが、王さまは「王さまのしごと」の
ほかには、何もできなくて…?

感想・レビュー・書評

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  • 2020年課題図書。ドラゴンにお城を燃やされてしまった王さまが、ねこと引越して、庶民?の生活をするお話。ねこが王様の為に一生懸命なのが可愛いし、王さまも無知だけどのんびり頑張ってるのがいい。パーティのケーキ!食べてみたい。ねこは家来じゃなくて友達っていうくだりが微笑ましい。

  • 優しい優しい世界。お城を失ってしまって、自分で出きることは何でもやるけど、でもしっかり王さま。
    王さまを支える、忠実で優しい猫。
    影で見守る元の家来たち。
    王さまと仲良くしてくれる隣人家族。
    優しさしかない、心が温かくなるお話でした。

  • ★2020年度課題図書(小学校中学年)

    ぼくは、『ねこと王さま』という本を読みました。
    表紙のねこと王さまがかわいくて、おもしろそうだなと思ったからです。
    どういうお話かというと、王さまはお城で12人のめしつかいと、ねこといっしょにくらしていましたが、「あるとても運の悪いできごと」が起こり、お城はもえてしまいました。そこで、王さまは他の家にひっこすことになります。12人のめしつかいは、みんなおうさまのめしつかいをやめてしまいますが、ねこだけは王さまのところにのこり、王さまといっしょにくらします。王さまとねこがいっしょにくらす家をえらぶところで、色んな家の絵が出てきて楽しかったです。
    王さまは今までめしつかいやねこにいろんなことを全部やってもらっていて、家のことはなにもできません。でも、王さまといっしょにくらすねこはふつうのねことはちがって、すごくいろんなことができるすごいねこです。だから、王さまは、最初はねこにいろいろやってもらいながら、少しずつ家の仕事をおぼえていきます。
    最初はなにもできなかった王さまが、少しずつ色んなことをできるようになるのがおもしろかったです。とちゅうで、王さまのお城にいためしつかいが、他の仕事をしているのが出てくるのもおもしろかったです。
    そしてぼくがいちばん気になったのは、この本が言いたいことは何だったのかということです。この本の作者はイギリスの人?っぽいので、このお話の舞台がイギリスだと考えると、イギリスは階級差別のようなものが今もあるらしいというような話も聞くので、手を振ったりサインを書いたりする「王さまの仕事」しか出来ず、家庭の仕事や普通に生きていくためのアタリマエのことを何も知らない王さまの存在は、そういった階級制度に対する風刺の意味もあるのかなぁと思いました。とはいえ、王さまはちょっとバカっぽいことを除くと、別に批判的に描かれているわけでもないので、ぼくの考えは穿ち過ぎで、ただのねこと王さまのたのしい生活を描きたかっただけなのかもしれません。
    そして途中なんやかんやありますが、最後に、「あるとても運の悪いできごと」の原因であるドラゴンが出てくるところは、伏線回収っぽくてよかったです。
    最後に、引越し先でお隣さんからもらうショートブレッドがとても美味しそうで、本の一番最後にそのレシピが載っているのですが、小麦粉の量に対してのバターのグラム数が目を疑うほどで、(イギリス…あっ(察し))となりました。ショートブレッドはとても美味しそうなので作ってみたいとも思いますが、あのバターと砂糖の量には動揺を隠せません。
    総括して、とにかくイラストが可愛い本だなぁと思いました。おわり。

  • 課題図書らしくない、
    とてもほのぼのとした可愛らしい読み物だなあ。
    というのが最初の感想。

    うんのわるいできごと、
    によって王さまはお城から出なくちゃいけなくなるんだけど、王さまは自分でなにもしたことがない。
    なんでもできる、おともだちのねこが王さまにいろんなことを教えながら暮らしていくのですが、本当になにもできない王さまと、召使ではなく「おともだちの」ねこさんがとても可愛らしい。

    かと思えばドラゴンが出てきたり、
    なにもできない王さまが威張っていて少しくすりとしたり。イラストもたくさんで、これはこどもたちのウケもよさそう、、!
    登場人物がみーんな優しくて、
    男女関係なく勧められるとてもよい本。


    ただ、これって、、
    読書感想文どう書くのかなあ、、

  • 文句なしにかわいらしいお話。
    ニック・シャラットのとぼけたほのぼの感、すきすぎます。

    お城ぐらしのあいだ、なんでもめしつかいとねこまかせだった王さま。でもドラゴンにお城をやかれてしまって、あたらしい家に引っ越すことになります。

    とはいっても、ぜんぜん悲壮感がないのがいいところ。
    そして、なかよしのねこの有能ぶりときたら。
    王さまも、これまでなんでもめしつかいとねこまかせだったのに、ねこにこんなに大切にしてもらえるのは、ほんとうに心やさしいからなんでしょうね。

    スーパーで買い物をしたり、行列にならんだり、お皿をあらったり、今までしたことのなかったことが少しずつできるようになっていく王さま。まるで子どもの成長を見ているみたい(笑)。だからワクワクするし、ほのぼのするんだろうな。

    最後におっという展開もあり、笑えるオチもついたすてきな物語。

  • なんて親切で肝っ玉母さんなネコ!そして王さまは、世間しらすだけど努力家で、気持ちのよい王さまだ。
    二人は友だち。お城を焼け出されたけど、街でタノシク暮らすのだ。

    笑い話を手元に置いとくのよいな!ネコの笑い話、ネコと一緒に笑ってしまった。

    オウサマの名前に隠された秘密、実は007のテーマが好きだったりとか、心臓がドキンとはねる場面もいくつか。

    物語の中にいる間中、とても幸せでした。

  • 課題図書 中学年

    原題 The Cat and The King
    by Nick Sharratt

    王さまは不幸なことが起きて、お城から普通のうちに引っ越しすることになる。
    めしつかい12人はやめてかえってしまったので、しゃべらないねこだけとともに
    ねこはしゃべれないけど、それ以外はほんとうによくはたらくねこ
    ねこによって救われる

    イギリスらしい小物やらエピソードがたくさん
    ふたつつながった家(セミデタッチドハウス)
    番地の並び
    2階建てのバス
    ショートブレッド
    紅茶

    お隣のクロムウェルさん一家をお茶のパーティに招いたとき、不幸なできごとの元凶ドラゴンがやってくる
    火を噴くドラゴン
    それをどうやって退治したか~

  • 全体を通して楽しい本。運の悪い出来事から城を出る羽目になった王様をさりげなく手助けしながら、共に過ごすねこに存在が大きい。ねこのさりげない優しさが所々に感じられる。

    ねこのような友だちがいたらいいなと思わせてくれる。この話の着想は『長靴をはいたねこ』だろうか?

    『ちゃんとたべなさい」の絵を描いたニック・シャラットが作・絵で、絵がふんだんで、一度に全部読まなくても、章ごとに少しずつ読んでいけばいいので、読書に慣れていない子でも手が出せそうな本だと思う。

    ねこの優しさだけでなく、時にユーモラスで時に痛快なので、最後まで楽しく読める。

  • 絵が可愛い。表紙の色合いが好き。

    児童書だから?
    王さまの愛すべき?アホさ加減に笑う。
    めしつかいの顔覚えなさすぎ。12人しかいないのに服変わったら気付かないってどうよ。
    ねこ有能!

  • ドラゴンにお城を燃やされたので町に引っ越してきた王さまと友達のねこ。とにかく、ねこが優秀で、かわいい!なんでもできるねこ!トラック運転するし!料理作るし、お金の計算できるし!できないのはしゃべることくらい。
    王さまの隣人のクロムウェル一家も素敵!ご主人がガーデンパーティーに呼ばれた時着て行った、正装に見えるTシャツが欲しい!
    何もできなかった王さまがちょっとずついろんなことができるようになっていくお話なんですが、なんにも押し付けがましいところがなくて、読後も大したものが残らないのがいいです。

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著者プロフィール

英国のイラストレーター。大学卒業後、雑誌のイラストレーションからパッケージデザインまで幅広く活躍。現在は、子どもの本の制作に精力的に取り組む。訳書に、『ちゃんとたべなさい』(ケス・グレイ作/小峰書店)などがある。本書は、シャラットが初めて文章も書いた児童文学作品。

「2019年 『ねこと王さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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