公安狼

  • 徳間書店 (2020年3月28日発売)
3.16
  • (1)
  • (14)
  • (13)
  • (10)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 14
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784198650537

作品紹介・あらすじ

あの男に、極刑を含む可能な限りの刑罰を与えてやる――。

唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。怪しげなアノニマスから距離を取る唐沢はやがて久美子と破局し疎遠となる。
1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。
アノニマスのリーダー・ハンクスこそが真の実行犯で、久美子は利用されただけだと唐沢は気付くが、いち大学生に地下に潜ったハンクスを捕まえることは容易ではなかった。
やがて、警視庁公安部の捜査官から唐沢に声がかかる。地下に潜った組織壊滅のための切り札として、公安捜査官にならないかというのだ。公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
警察小説の旗手が放つ公安物語!

みんなの感想まとめ

恋人を失った男が公安捜査官として宿敵を追う物語は、緊迫感あふれる展開が魅力です。主人公は大学時代に参加した左翼サークルで、恋人が自爆テロの犯人に仕立て上げられたことで、運命が大きく変わります。公安とし...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かつて恋人を失った男が公安でその宿敵を追う。
    似た名前が多くてごっちゃになったり
    中盤の攻防がなかなか進まなかったりしたけれど
    大概悪役とされる公安の熱い闘いぶりは面白かった。
    [図書館·初読·6/29読了]

  • 中盤まではスリリングな展開だったが後半がやや盛り上がりに欠けた。見方陣営のキャストが結構多かったのであと数人どんでん返し的に裏切りがあるともう一山作れたのでは?

  • 7月-25。3.0点。
    大学時代に恋人に誘われ、左翼サークルに参加した主人公。恋人は自爆テロの犯人に仕立てられ、死亡。その後、警察に入り公安へ。恋人の敵を討ちに。。

    スピード感有り、結構読める。
    一つ一つのセリフが長過ぎ、会話が冗長な気がした。
    あっけなさも感じたかな。

  • ちょっとステレオタイプです。主犯とされた人物の本当の黒幕を暴く過程とその処理の展開が早急で説明不足。ここで盛り上がらないと!って消化不良です。

  • 新左翼担当の公安というマニアックな設定に心躍ったが、刑事とセクトの人物があり得ないほどおしゃべりでリアリティが無く、途中で興を削がれてしまった…

  •  公安のことが知りたかったので、結構よく分かりました。警察の中にも本当にしょうもない奴がいると思うと腹が立ちます。まあ、人間だから仕方ないですかね。

  • 笹本作品は、読者づかいが荒い。とにかく読み始めたら終わるまで、休ませてくれない。しかも、文字は小さく、ページいっぱいに広がっているから始末に追えない。ワクワクドキドキの傑作である。

  • 学生時代の彼女は、自爆テロで命を落とす。
    その憎しみを公安からリクルートされ実行犯を20年かけ追い詰める。

    どこまでも、死んだ彼女を崇拝しすぎている感じがする。
    最後は急激に、いろんなことが解決する。

    読み始めたので最後まで読んだが、疲れた。

  • 大学時代に恋人を自爆テロで失った唐沢は警察にリクルートされ真相究明を志す。テロ組織や獅子身中の虫との戦いの行方は…。越境捜査よりはよかったけれど、この作者さん、警察小説はやはり…。

  • 手堅くよく書かれている作品。ラストの終わり方が個人的には好きではないが、つながりを解明していくところの迫力もあり、丁寧に描かれている力作。公安刑事はもっと保秘に神経質だと思うが、まあこれも及第点。タイトルが内容とあっていない感じはする。

  • 泥臭い魂の公安警察もの。
    捜査過程や立てこもり犯との交渉で次第にこころを通わせていくところなど丹念に描かれていて、最近のこの作者さんの作品としてはいいな!と思ったのですが、最後は怒涛の都合のいい展開で少し興醒め。
    公安としてのモチベーションが死んだ元カノへの思いってのがオジサン好きはするのでしょうが、美化がすごい。

    どの作品にもよく口の回るキャラが出てくるのですが、その減らず口というか毒舌が好きになれないのです。はっきり言うと読みたくなくなるのですが、毎度登場するということは好評なのでしょうか?理解できません。

    などと言いつつ新作が出ると読んでしまいます。。

全11件中 1 - 11件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

笹本稜平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×