物語 王さまとかじや (児童書)

ジェイコブ・ブランク ルイス・スロボドキン 八木田宜子

• 徳間書店 (2021年9月18日発売)

作品紹介・あらすじ

コールデコット賞受賞作家
スロボドキンの挿絵がたっぷり入った
低学年向けの読み物。

いつも大臣たちのいいなりで、
すきなことがひとつもできない
8歳の王さま。
でも、ある日、機転をきかせて…？

8歳の王さまは、なんでも
大臣たちのいうとおりにしなければならないのを、
とてもきゅうくつに思っていました。
そんなある日、大切な王冠が
カラスにとられてしまい…？　

王さまが、機転をきかせて
大臣たちをやりこめる、昔話風のお話に、
コールデコット賞受賞画家が絵をそえました。
小学校低学年からひとり読みできる、
カラー挿絵がたっぷり入った楽しい読み物です。

感想・レビュー・書評

[コルベットさんの感想 · 2023年1月29日]

あれこれと口出しする
大臣たちに囲まれて、

自由なき若き王さまは
一計を案じます。

「いい人」を見極める
賢さを備えた王さま。

上っ面ではなく本当に
自分を助けてくれる人。

そんな青年に出逢えた
王さまは幸せ者ですが、

王さまに見いだされた
青年もまた幸せ者です。

挿絵は大好きなルイス
スロボドキン♪

[うちゅうのこどもさんの感想 · 2023年6月7日]

図書館本。2023読売こども新聞イチオシ100冊から。頭を使わない、と家来に思われていた王様だったが、頭を使っていなかったのは家来の方だった！？

[ayaponさんの感想 · 2023年2月13日]

教訓に満ちた昔ばなし風幼年童話。

著者プロフィール

1906-1974．ボストン生まれ。ワシントンにある全米図書館協会等で書誌学者として活躍。子どもの本をはじめとする稀覯本収集、アメリカ文学史編纂等に業績を残した。

「2021年 『物語　王さまとかじや』 で使われていた紹介文から引用しています。」