ブックキャット ネコのないしょの仕事!

  • 徳間書店 (2023年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784198655969

作品紹介・あらすじ

ミュージカル「キャッツ」の原作者に
インスピレーションをあたえた
実在の黒ネコをモデルにした、
第二次世界大戦下のロンドンを舞台にした
ネコの物語。

第二次世界大戦下のロンドン、
空襲の最中に駅のホームで生まれた
子ネコのモーガン。
母と妹と3びきでくらしていましたが、
爆撃でひとりぼっちになってしまいます。

のらネコとして生きていたモーガンは、
ふとしたきっかけで
出版社フェイバー・アンド・フェイバー社に
すみつくことになり、
出版社を訪れる作家たちをより分け、
夜はネズミから紙を守るための番をする
〈ブックキャット〉として仕事をするように。

モーガンは、近所ののらネコたちにも、
食べ物を分けあいます。
そして、空襲の続くロンドンから
子ネコたちを疎開させるため、
自身が身につけた〈ブックキャット〉のスキルを
教えはじめたのです…。

挿絵がたっぷりはいった心あたたまる物語。

かつて英国のフェイバー&フェイバー社に実在した
黒ネコのモーガンを主人公にした、
ネコ好きはもちろん、そうでない人にも
おすすめの読み物です。

みんなの感想まとめ

第二次世界大戦下のロンドンを舞台に、黒ネコのモーガンが逞しく生き抜く姿を描いた心温まる物語です。空襲で家族を失ったモーガンは、出版社で「ブックキャット」としての役割を果たし、作家たちを助けながら、仲間...

感想・レビュー・書評

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  • 折しも今日は太平洋戦争開戦の日。
    黒ネコのモーガンが生まれたのは第二次世界大戦下のロンドンの町。
    モーガンはお母さんと妹と暮らしていたけど、空襲でひとりぼっちになってしまう。
    でも、モーガンは賢く逞しく生きていく。
    「ブックキャット」として。
    戦争が激しくなると、ネコの校長先生になり、小さなネコ達を疎開させていく。
    原稿がうまく書けない作家さんのため息を見たら、どう対応するか教えたり、風の強い日に文鎮になることを教えたり。
    ほのぼのとした中に戦争の影があり、戦争中にもかかわらずほっこりとした希望がある。
    小学校低学年の子達にすすめたい。

    メメさんに感謝

    • メメさん
      マイケルさん、こんばんは。(*´︶`*)
      早速お手に取られていたのですね。コメントもありがとうございます。
      平和を願いながら、また本を手に取...
      マイケルさん、こんばんは。(*´︶`*)
      早速お手に取られていたのですね。コメントもありがとうございます。
      平和を願いながら、また本を手に取りたいと思います。混沌とした世の中、不安にばかりに囚われず、笑顔のある日々を大切に。子どもたちの未来が明るいものでありますように。
      2024/12/15
    • まいけるさん
      そうですよね。子ども達を不安から救えるのも絵本であり、文学、芸術なんですよね!
      ほのかな希望でもいいから前向きになれたり、笑い飛ばせたりする...
      そうですよね。子ども達を不安から救えるのも絵本であり、文学、芸術なんですよね!
      ほのかな希望でもいいから前向きになれたり、笑い飛ばせたりするものをすすめていきたいです。
      ありがとうございます。
      2024/12/15
  • 『ブックキャット』(ネコのないしょの仕事!)
    ポリー・フェイバー 作
    クララ・ヴリアミー 絵
    長友 恵子 作

    舞台は第二次世界大戦下のロンドンです。主人公の黒ネコ、モーガンの目線で物語は語られていきます。
    空襲や食糧難など、ところどころに戦争を感じる場面が描かれてはいますが、たくさんのイラストやネコ目線の語りになっていることで、子どもたちがお話を楽しめるようになっていると思います。

    モーガンが生まれたのは、ロンドンに初めて敵の爆弾が落ちた日の夜でした。地下鉄に避難したときに新聞紙の上で生まれたためか、"インクのにおいをかぐといつだってほっとするネコ”になったようですね。(ブックキャットの素質が生まれた日でもありますね。(=^・^=))
    お母さんと妹のメーブと3匹で戦中のロンドンの町を生き延びていたモーガンでしたが、1941年5月のある日、空襲でモーガンはひとりぼっちになってしまいます。

    食べ物にも困るようになったある日、モーガンは盗みをはたらき逃げた先で、たくさんの紙のインクのにおいに包まれてぐっすり眠ってしまいました。
    偶然逃げ込んだ先の出版社、フェイバー・アンド・フェイバー社で”住み込みネズミとりネコ 門番ネコ”の「ブックキャット」としての生活が始まります!

    ここからモーガンの人間観察っぷりが面白いです。作家の習性や、編集者が見込みのある作家を選ぶのを「お手伝い」したりします。(ネコ目線で良い人を見極めていますね。笑)
    そのお仕事の他にも、優しいモーガンは昼間のお仕事が終わると公園をお散歩して子ネコたちのお守をし、みんなが安心して暮らしていけるよう、作家にネコを出合わせる橋渡しのような活動も行います。

    戦争によって生活が困窮する中で、強くたくましく、そして子ネコたちが生きていくために「ブックキャット」として教育し育てた賢いネコ、モーガンのお話は、1945年5月、無事に戦争も終わりハッピーエンドに締めくくられ、ほっこりと心温まるお話でした。
    (「あとがき」までネコたちが何やら作家のお手伝いをしているようですね…楽しい終わり方ですね。(=^・^=))

    ___________________

    【本書の紹介文より】(引用)
    イギリスの出版社フェイバー・アンド・フェイバー社が舞台。(1929年設立)
    設立当初から児童書を刊行、ミュージカル「キャッツ」の原作として知られるT・S・エリオットの『キャッツーポッサムおじさんの実用猫百科』や、テッド・ヒューズの『アイアン・マンー鉄の巨人』などがあります。

    • まいけるさん
      メメさんも戦争に関わるお話を読んでいらしたのですね!折しも明日は開戦の日。
      空襲下でネコが子猫さんを疎開させるなんて、すてきな発想。逞しく生...
      メメさんも戦争に関わるお話を読んでいらしたのですね!折しも明日は開戦の日。
      空襲下でネコが子猫さんを疎開させるなんて、すてきな発想。逞しく生きるネコの話、読んでみたいです。ありがとうございます。
      2024/12/07
    • メメさん
      マイケルさん、コメントありがとうございます。
      本に呼ばれたのかもしれませんね。(*´ω`*)
      良い本との出会いに感謝です。
      トットちゃんの続...
      マイケルさん、コメントありがとうございます。
      本に呼ばれたのかもしれませんね。(*´ω`*)
      良い本との出会いに感謝です。
      トットちゃんの続編も良いですね、とても伝わってきました。母は強し!ですね!頑張ります。笑
      2024/12/07
  • 第二次世界大戦中のロンドンで、たくましく生きる猫たちの物語。
    人も猫もみんなちゃんと働いて生きている。

  • 第二次世界大戦中のロンドンで生まれ、空襲で天涯孤独の身になった黒猫モーガンが、「ブックキャット」として、出版社でお手伝いをして、たくさんの猫たちを戦争や飢餓から守って逞しく生きていくお話です。何の罪も責任もないのに、猫までも幸せな日常を破壊されてしまうのが戦争なのだと、改めて痛感しました。モーガンの成長と勇気ある生き方、個性ある猫たちの可愛らしさが素敵です。

  • Polly Faber(@pollyfaber) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/pollyfaber/?hl=ja

    Clara Vulliamy(@clara_vulliamy) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/clara_vulliamy/

    ブックキャット ネコのないしょの仕事! ポリー・フェイバー(著/文) - 徳間書店 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784198655969

  • 愛猫に癒されながら、気分転換をしたり、ヒントを得たりする作家さんはきっとたくさんいるのでしょう。
    実在した黒猫のモーガンをモデルに、猫が実はこんな働きをしていたらおもしろいな、というところから作られた物語だと思いますが、戦争が猫目線で描かれるのはおもしろいです。
    子ども向けの本なので、人間が主人公よりは柔らかく戦争の怖さを伝えていると思います。
    猫の仕事の内容はちょっとツッコミどころが多いです。空襲があった後から戦争が終わるまでの間も短く、結果論かもしれませんが、親子を引き離して子猫を疎開させた意味はあったのかちょっと疑問です。
    でも疎開させたからこそ色んな場所でたくさんの猫がブックキャットとして活躍しているということなのでしょう。
    それがカリスマブックキャットのモーガンの仕事だと考えたら、わくわくしますね。

  • 空襲で母さんと妹を亡くした黒ネコのモーガン
    ある出版社に住みつくようになったモーガンは、作家たちの創作のお手伝いをするようになります
    戦争の影が濃くなり、毎日の空襲にモーガンは町の子ネコたちを疎開されるアイデアを思いつきます

    ○ほんのりせつない
    ○猫と作家

  • 戦火の中を生き抜く、たくましい猫の物語。ブックキャットの中のブックキャットのモーガンが、他の子猫にも教え、安全なところに逃げさせてすごいと思いました。

  • 戦争の苦しさをよくわからせてくれる本

  • 第二次世界大戦中のロンドンで、作家を励まし、本を守った「ブックキャット」がいた、という話らしいので、本好き猫好きとしては読まないわけにはいかない。
    T・S・エリオットが詩のモデルにしたというモーガンという猫が主人公。
    話自体は悪くないけど、予想したほど練られた物語ではなかったのが残念。
    モーガンは原稿や作家の良し悪しを判断し、その方法を子猫たちに教えたとあるので、モーガンは原稿が読めるのかと思っていたら、「モーガンも本は大好きでした。―でも、本をながめることと、そのにおいがすきなだけでした。じっさいに自分で読もうと思ったことなどありません。」(P113)とある。
    じゃあどうやって良し悪しを判断したの?
    子ども向けの作品とはいえ、子どもでも読んだら気づくと思うけどね。良し悪しを判断できる「読む」以外の方法があったとも書かれていないし。

    絵は可愛いし、装丁も良い。
    しかし中身は大したことなかった。

  • ロンドンでおかあさんと妹と仲良く暮らしていた野良猫のモーガン。しかし、戦争のせいで一人ぼっちになってしまいました。ひょんなことから、出版社に住みつくようになったモーガンは、ブックキャットとして働き始めるのです……。

    小学校中学年から。本当にある出版社や、作家が出てきて、モーガンのモデルになったねこもいたらしい。ミュージカル『キャッツ』に原作があったなんて初めて知った!
    ネズミをとるだけじゃなく、あの手この手で出版社や作家のために働くネコが面白い!猫に失礼な態度をとった作家はつめたくして、猫にやさしい作家には、つきそってあげるとか。それだけでなく、モーガンは自分が食うに困らなくなっても、つらかった時代を忘れずに、ほかの猫たちが困らないように教育を施す。食べものを与えるとかでなく、生きるすべを教えるというのがいい。なるほど、猫を飼っている人々が、パソコンの前で邪魔をするなどとよく言うけれど、それは猫が飼い主のためを考えて行っていることであったか……(笑)。

  • 第二次世界大戦中のイギリスのお話。ネコのモーガンはブックキャットとして、出版社で働きます。猫が作家を育てる、そんな描写に納得する作品。猫好き、本好きにはたまらないかも。中学年以上に勧めたい。

  • 可愛いお話なんだけど、戦時中の様子とかが書かれているので、考えさせられるところもあり。子どもに少しずつ、戦争のこととか考えてもらうデビューにもいいかも。猫たちがもらわれていく様子は嬉しいし楽しい。

  • 戦争中のロンドンで、猫のモーガンは「ブックキャット」となる。出版社で本を守りつつ、作家の創作や編集者の判断を助けるのだ。ある日モーガンは、猫たちが「疎開」できるように、ブックキャットになるための学校を開くーー。

    「ぼくが身につけた、作家を手伝う方法を、これからおまえたちに伝授する。さあ、すわって。やる気を出してがんばれ。耳をすまして、よおっく聞くんだ。こんばんから、みんなで『勉強』だ」

    猫への愛が溢れている作品だった。「ブックキャット」というアイデアが楽しい。モーガンは、作者の祖父が1929年に創立した出版社「フェイバー・アンド・フェイバー社」にいた猫がモデルになっているそう。作者自身も猫を飼っていて、実際に猫に仕事を助けてもらっている実感が生きているんだろうな。

    お話の軸に「戦争」が存在しているのに、こんなに楽しいお話になっているのがすごい。でもちゃんと、戦争の恐ろしさや悲しさを、猫の目線から描いてもいる。モーガンの、町の猫たちを救いたいという思いは、自分の家族を爆弾で失った悲しみなのだ。

    いちばん面白かったところは、モーガンが猫たちを集めて「ブックキャットになるための学校」を開くところ。どんなふうに猫が作家の創作を助けるのか、具体的で面白いレッスンが満載で楽しめた。

    戦争の時代を描かれてはいるが、お話として面白く、それほど長くなく、文字も大きく、挿絵もたっぷり。2年生のそこそこ読める子くらいから、4年生くらいまでにおすすめしたい作品。

  • 第二次世界大戦下のロンドン。
    人ではなく、猫に視点を合わせた作品

  • 可愛さを最大の武器として処世する仔猫たちがたくましい。

  • 作家、出版社、図書館で陰ながら働くねこたちの話。

  • 4年から。第二次世界大戦を生き抜くネコのお話。作家を手伝うネコの様子にはファンタジー性があるが、ノンフィクションのように感じられる緊迫感もある。表紙の暗さがあり、少し堅めだが、まずはネコ好きにすすめたい。

  • 登録忘れで、読了から2か月ぐらいたってしまったので、早くも忘れているのだけど、ロンドン大空襲という暗い時代を背景にしながらも、「キャッツ」の作者エリオットが登場したり、ねこたちが活躍したりする楽しいおはなし。なんといっても絵がかわいいです。

  • 3.5
    2023.09.01

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著者プロフィール

英国の児童文学作家。オックスフォード大学で文学を学び、助産師、サンドイッチ屋などを経験した後、執筆をはじめる。「ふたりは仲良しマンゴーとバンバン」シリーズがはじめての作品。夫とふたりの息子とネコと暮らしている。ロンドン在住。

「2023年 『ブックキャット ネコのないしょの仕事!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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