予幻

  • 徳間書店 (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784198657444

作品紹介・あらすじ

ハードボイルド界のトップランナー・大沢在昌の人気シリーズ
〈ボディガード・キリ〉最新刊

対象:岡崎紅火(べにか)、女子大学院生。
世界の未来を握る娘を護れ!
本名、年齢不詳のボディガード・キリの熾烈な闘い


本名・年齢不詳の凄腕ボディガード・キリは、以前の案件で知り合った
大物フィクサー・睦月から警護の依頼を受けた。

対象は岡崎紅火、女子大学院生。

先日病死した香港シンクタンク『白果』の主宰者・白中峰の娘だ。
白は生前『ホワイトペーパー』と呼ばれる会員向けの文書を発行しており、
近未来の国際情勢や世界経済を驚くほどの的中率で予測していた。
『白果』には『ホワイトペーパー』の資料となった多くの機密書類と
未発表の『ホワイトペーパー』が保管されており、中国公安部に渡るのを
危惧した紅火の母・静代は、それを娘に託し、公安部の家宅捜索前に
間一髪、香港から日本に持ち出したという。
母親の静代とは連絡が取れず、何者かに拉致された可能性が高い。
さらには『ホワイトペーパー』を入手しようと、中国のみならず、
欧米の情報機関も動いているという。
睦月の依頼は紅火の護衛と機密書類の保護。
新宿の民泊施設に紅火を移動させ、部下の女性・弥生を警護につけるという。
だがその施設から紅火が拉致された! キリは弥生とともに紅火を追う。
彼女は無事なのか? 『ホワイトペーパー』の行方は?

人気ハードボイルドシリーズ第三弾!

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるボディガードの活躍を描いた長編ハードボイルド小説で、シリーズ第3弾にあたります。物語は、女子大学院生の岡崎紅火を守るために、超腕利きのボディガード・キリが奮闘する姿を中心に展開されます。...

感想・レビュー・書評

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  • 長編ハードボイルド小説、ボディガード・キリシリーズ第3弾。新聞のいちおしミステリーとして紹介されていたので読んでみました。

    読み始める前は528ページのボリュームに躊躇しましたが、テンポよく進むストーリー展開に引き込まれ、思いの外スイスイ読めました。

    キリは古武術の達人で、業界でも有名な超腕利きのボディガードなのに、冒頭でいきなり地上げ屋に雇われた殺し屋に拉致られたり、警護していた紅火を攫われたり、おいおい… と思ったけど、その後は流石の活躍だった。

    中盤で官能小説ばりのラブシーンがあるんだけど、あれはR指定だな〜笑

    面白かったので、シリーズの他作品も読んでみよう。

  • シリーズ3作目で個人的には1番面白かった。

    物語の序盤から風雲球を告げる感じで引き込まれ最後まで引き込まれたまま読み切れて良かった。
    様々な人物との聞き込みや駆け引きを通して二転三転していく中、見えざる敵を炙り出してフィナーレを迎える展開は熟練を感じさせるものがありテンションが上がった⤴︎⤴︎
    弥生の子供じみてるとさえ思わせるストレートなとこと直ぐ頬を膨らませる仕草は苦笑せざるを得ないが、いじらしさも感じられナイスな助演女優賞だったように思う。
    次回作も楽しみ^_^

  • スイスイ読める軽いタッチの作品、500ページ近くのブ厚い本でしたが、冒頭から惹き込まれ中だるみもなく読み終えました。
    (勝手に想像する)ボディガードのアクションシーンは少なく、犯人探しに終始する探偵モノという感じ。

  • 大沢在昌の ボディガードシリーズ、相変わらずさらりと 読めて 楽しい 、最後の犯人のオチはちょっとあっけなかったかな、いつものひねりが少し足りなかったような でも楽しかった。

  • シンプルな話なのでページ数の割に読みやすかった。

  • <偉>
    僕の古い屓筋(ひいきすじ)大沢兄いの新作。厚い本だなぁ。いつ読み始めようかな。どんなのかなぁ。と思いつつ つい読み始めると止まらなくなる。大沢兄いの本はいつもこういう具合にして 予定よりも早く読み始めそして読み終わってしまうんだ。やれやれ。もっと速くたくさん新刊本を出してくれれば 僕が死ぬまでの間でこの楽しみの回数も増えるのになぁ と思う。でも兄いの方が僕より少し年長だからこれ以上偉そうにはいくら愛読者でも言えない。くそ悔しい。あ,すまぬ。

    ところで,話は違った方向へ行くが,チンギス紀 を描き終えてしまった 北方謙三オヤビンは今どうしているのだろう。十字路がどうのこうの って連載の方は続けて書いているのだろうか。 なんだか最近 北方謙三オヤビンの話題を全く聴かなくなくなったので ちょっと心配なのだ。づいぶん前に 大沢兄いと北方オヤビンが何だか言いあっていた記事をどっかで読んだ様な気がするから。まあ お互いにライバル視してんだろうなと僕は思っている。

    大沢兄いの作品にはよく有るのだが,短い日数や時間の間に話がどんどん進展してゆく。作品の内容はほぼ全部「会話」によって進められてゆくので とてもテンポが良い。だから多くの読者は知らぬ間に物語に入り込んでしまい短時間で多くのページを読み進めてしまうのだ。僕もとある25分間で40ページを超えて読み進めていた。文庫本じゃないんだからかなり速凄なペースである。面白くなければ絶対にこうはゆかない。 あっいつの間にかなぜ大沢兄いの作品が沢山売れて読まれるのかという話になっていた。この辺はオフレコで頼む(って 誰に頼んでんだ 僕w)

    さて どんどん読み進めていくと残りページが少なくなってくる。でも話は膨らんでゆくばかりで一向に収束しては行かない。大沢兄い まだ犯人が誰だか全然分かってないっすよぉ,こんな少ない残りページで大丈夫っすか,と要らぬおせっかいを言いたくなってくる。書いてる自分も思うが本当に要らぬおせっかいだなぁw。で,心配をよそに大沢兄いには珍しく結論は短く簡潔にスパッと決着させる。作風変わったかw。で,最後の女が絡む終わり方はとてもステキだなぁ。おいらもこんなんがいいなぁと分不相応に憧れる。

    と云う具合に 僕の読書感想文は 物語の具体的ストーリーには触れない。理由は そんな感想は簡単だからだ。他の読者諸兄姉のほとんどの感想文は 例えば「ホワイトペッパーという・・・」というフレーズから始まっていて,本を読む参考にしようとしている未読者にとっては,なんだそれ 白コショウか?なんて事になる。僕の性格でこの辺の誤解をさせない様なカンペキ感想文にしようとすると とてもめんどくさくなってしまうので 嫌 なのだ。察して下されませ。やれやれ,めんどくさい奴だ僕。

  • 分厚いハードカバーの長編で人物相関も複雑。登場人物も多くてかなり難解、と思いきや最後は全員集めてあっという間の劇場型の種明かしだったのは拍子抜け。なんとなく犯人予想できた。

  • 「ボディーガードキリ」シリーズ第3弾。
    安定の大沢在昌節。序盤はロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズを彷彿とさせる、関係者を順繰りに訪ねて、小悪党を小突いて情報を取る手法の捜査。弥生とのバディもスペンサーとホークを思い出してニンマリ。中盤以降はそれまでの登場人物が絡み合ってややこしいが、そんな事も気にせず面白く読み進められた。真犯人以外の途中で敵対してた人物達が、最終的に仲間になって大円団となる展開は、かつてジャンプ漫画を読んでいた世代には胸熱。三角関係も微笑ましく、ヒリヒリするストーリーに和やかさが加わった。次作もこの三角関係を続けて欲しい。

  • ボディーガードのキリのシリーズ。
    今回はボディーガードの仕事の筈が、早々に対象者を拉致され、そこから、ボディーガードというより、秘密文書の行方を追う事に。
    次々に情報得て追う先々には死者がいたりと、犯人は誰か一緒に追う気持ちに。
    結末には何かモヤモヤするも、楽しんだ。

  • 国際政治を予見する「ホワイトペーパー」。その存在を引き継いだ紅火のボディーガードのキリが右往左往する、ハードボイルド、予測不能、なんでもあり、思わぬ結末まで、とにかく疲れ知らずに働く大活劇小説だ。

  • 2024/01/02 1読了

    今年初。
    キリシリーズやはり面白い

  • ボディガード、キリのシリーズ3作。病死した国際シンクタンク主宰者を父に持つ岡崎紅火を父の残した機密文書に群がる有象無象から守る。500ページを超える大作でいつものように登場人物も多いが、アサ芸連載でサービス精神旺盛、あっという間に読了!

  • 大沢在昌氏はファンの一人だ。本書も夢中になって読み終わった。最後の1行では声を出して笑ってしまった。テンポ良く最後まで読み進めることが出来謎解きも良かった。

  • ボディーガードシリーズ3弾
    ホワイトペーパーという預言書を巡る戦い。

  • ボディガード・キリシリーズ最新作。全体的に面白かったけど、何となく後半は真犯人が想像ついたな。

  • 大作だったなぁ…映画を観ているようでした。
    弥生の反応がありきたりというか、つまらなかった。
    ハッピーエンドで良かった。

  • ボディーガードキリシリーズ第三弾。次々と怪しい人物が殺害される中で手がかりをつかみ真実に近づくストーリーは面白かったです。シリーズ第一弾のインパクトが大きかった為、☆3

  • いつもながらのストーリー展開に500ページをあっという間に読破、そしてスカッと下感覚以外何も残らないのが気持ちいい。
    ページめくるのが楽しかった。

  • 随分中だるみ状態ですね、最後まで読むのに苦労しました。

  • 図書館で借りた本。

    大沢在昌氏の作品は一時期よく読んでいた。新宿鮫シリーズの最新作がなかなか出ないので残念に思っている。

    今作品は本屋でたまたま見かけて、久しぶりに大沢氏の本を読みたくなって図書館で借りた。ボディガードのキリが主人公で、シリーズ3作目にあたるとは知らずに読み始めた。シリーズものは最初から順番に読む派なので、自分の中では珍しい順番で読んだことになる。

    この本は登場人物が割と多く、どこの誰なのかをきちんと頭に入れながら読まないと、途中でこんがらがりそうな気がする。それ以外の部分では読みやすく、スラスラと読み進められた。ちょっと(?)寝不足にはなったけど、仕事のある平日2日で読み終わったのだから、勢いよく読んだ方だろう。オモシロカッタ。

    キリは古武術の達人。ボディガードとして、警護の時に簡単に相手をやっつけてしまうのかと思っていた。しかし、今回はどちらかと言うと探偵役。肝心の犯人探しに関係してくる話なのか、それとも脇道にそれてるのか、読んでる時には分からないながらも、本筋も脇道もどちらも楽しく拝読できた。


    【以下、ネタバレあり】



























    登場人物が多く、犯人が誰なのか迷う。まさか警察官が、と無意識に思ってしまった裏をかかれた思い。上手い。しかも公安というのがミソ。捜一の警察官ならば怪しいとなるところ、公安ならそうは思わない。

    ボディガードの仕事のはずが、警護される紅火が早々に誘拐されて出てこなくなってしまったのはちょっと残念だった。紅火はキャラ的に面白そうだったので、キリとのやり取りが楽しくなるのかと思えたのだが。

    紅火のお母様も行方不明のままストーリーが進む。回収されないのか?と思い始めたところ、最後の最後に登場。焦らすねぇ。

    地上げでキリ襲われた件、女社長がキリに夢中になるという微妙に「ムリがあるだろう」と思う。最後の入札に参加するのはまあ当然の流れなんだろうな。

    小説には最後に描かれてないけれど、公安の不祥事。きっと表に出さずにどこかでもみ消されるのだろうな、と想像している。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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