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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784198657963
作品紹介・あらすじ
1951年のケニア
。11歳の白人少年マシューが寄宿学校から自宅の農場へ戻ってくると、家のまわりの柵が以前の2倍の高さになっていた。このところ、白人に〈マウマウ〉と呼ばれる、白人移住者から土地を奪還しようとするキクユ族の武装集団が活動を激化させ、白人の経営する農場に侵入して破壊行為をしたり、農場で働くキクユ族に宣誓を強いて〈マウマウ〉に加入させたりしていたせいだ。
兄弟同様に育った黒人ムゴは、台所で下働きをしている。ムゴは、マシューに頼みこまれて嘘をついて、結果自分が叱られるという目に合うことも。
そんなふたりが住む地域にも、マウマウが訪れ、ひそかに黒人たちを支配下におさめ始める…。
同じころ、寄宿学校に転入してきた父親が警察官のランスは、キクユ族は全員がマウマウで信用ならないとマシューに吹き込む。
マシューとムゴの視点で交互に物語は描かれていく。
アフリカの歴史の一場面を知るためにも、また、人はどこまで人を信じられるのか、個人的な信頼関係が社会の大きなうねりの中でいかに損なわれるか、といった普遍的な問題を考えるきっかけとしても価値のある作品。
著者は、南アフリカで育ったカーネギー賞受賞作家。
みんなの感想まとめ
テーマは、植民地時代のケニアにおける白人少年マシューと黒人少年ムゴの視点を通じて描かれる信頼と差別の葛藤です。物語は、彼らの友情と社会の不条理が交差する中で進行し、特にマウマウの活動が背景にあることで...
感想・レビュー・書評
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1950年代のケニア、白人の少年マシューの家で、キッチンボーイをしているキクユ人のムゴ。白人のだんなさまに信用されている使用人家族ではあるが、それでも黒人と白人の差は厳しい。ケニア独立に至る前の差別社会を描く。
第二次世界大戦が終わっても、アフリカ諸国の独立までは、不条理な社会が厳然として存在していたのだ。 -
2025.8.7市立図書館
「第1回10代が選ぶ海外文学賞(前年に刊行された10代が主人公の海外文学を対象に最後は10代の読者が投票して選ばれる文学大賞)」の第二次投票ノミネート7作品のうちの一冊。児童書も海外文学も好きだけど、なかなか最新の作品をすぐ読むというのはできなくて、7作品どれも未読だったけど、この機会に1冊でも2冊でも手にとってみよう、ということで、ちょうど図書館の書架にあったので、借りてみた。
9月の十代の投票までに読めれば、と思ったけれど、思ったほど時間が取れず読めないまま返却。 -
植民地時代のケニアの話。白人の少年と黒人の少年それぞれの視点から語られる。
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イギリスの植民地であるケニアの人々が、白人に反発し始めたとの噂が流れ、町中が緊張し始めた。
グレイソン家の息子のマシューと、農場で働くムゴのふたりの少年の目線から語られる緊迫した物語。
ケニアの植民地時代の話は初めて読んだ。教育を受ける大切さをしみじみと思う。 -
佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD08581128 -
小さなほころびをそのままにすると、信用がくずれていき、溝は深まるばかり。疑いが広がるのはたやすいのだ。〈第一回10代がえらぶ海外文学大賞〉ノミネート作品(10代の方はノミネート候補作品の中から投票できます)
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