図解 令和自衛隊大全 「隊」格大改造 「防衛力抜本的強化」の深層

  • 徳間書店 (2024年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784198658137

作品紹介・あらすじ

「抜本的強化」とは何か――現職だけではなく入隊希望者に読んで欲しい1冊
日本は価値観の違う3つの核保有国に囲まれた、世界でも稀にみる危険な場所に位置する国だ。ところがロシアがウクライナに侵略戦争を起こした。中国は台湾統一に向けて武力行使も辞さない構えを見せ、その弟分である北朝鮮は、ミサイルを撃ち続けている。
こうした中でイスラエル- ハマス戦争が勃発した。
地球儀規模で俯瞰すればヨーロッパ、中東、極東アジアの3カ所の地政学的リスクが上がってしまったのである。その原因がアメリカの外交・安全保障姿勢だ。オバマ政権時代には対中国を正面とするリバランスが行われた。バイデン政権は継承したが、逆に地政学リスクが拡大してしまっている。
そのアメリカは2024年11月に大統領選が予定されている。どちらが勝つにせよ、拮抗する。内政は外交の延長で、その内政が分断するのだから、アメリカの外交の停滞が予想されている。
この状況の中で起こっているのが「戦争の形」の変化だ。かつて戦場は軍人が活動する場所だったが、現在では軍と民間の境界線が曖昧になってしまっている。サイバー、電磁波、宇宙に戦域が拡大したこと。ドローンやAIなど民間技術を軍事転用する兵器が増えていることが大きな原因だ。
こうして整理していくと、自衛隊にはこれまでにない高範囲で多様な役割が要求されていることがわかるだろう。
国防は当然のことだが、国際社会の一員として海外のリスク対応。陸・海・空といった既存の戦域ではない「新戦域」での防衛。また民間と協力した上での、技術開発、防衛装備品開発などである。
もはや既存の自衛隊ではなく、「新自衛隊」とでも言うべき劇的改革を組織面や装備面などあらゆるところで行わなければならない時代がやってきたのだ。
そこで岸田政権は「安保3文書」の改定を閣議決定。これに従って、防衛予算を大幅に増額した。その予算を使って変化を遂げているのが2024年の現実である。

感想・レビュー・書評

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  • 激変する世界情勢と日本の針路を示す羅針盤:『図解 自衛隊大全 「隊」格大改造』

    本書は、激変する国際情勢の中で、日本の安全保障が直面する課題と、自衛隊がどのように変革していくべきかを詳細に解説した一冊です。

    私たちを取り巻く安全保障環境
    ロシアによるウクライナ侵攻、中国の軍事的台頭、北朝鮮の核・ミサイル開発など、私たちの安全保障環境はかつてないほど厳しさを増しています。食料安全保障、エネルギー安全保障といった新たな課題も浮上しており、日本は総合的な安全保障戦略を構築する必要に迫られています。

    自衛隊の現状と課題、そして未来
    本書では、自衛隊の現状と課題が多岐にわたり解説されています。装備の近代化、サイバー・宇宙・電磁波といった新たな領域への対応、そして、人員不足や法制度の問題など、自衛隊が抱える課題は山積しています。

    しかし、同時に、著者は自衛隊の未来に対する希望も示しています。最新技術の導入、他国との協力関係の強化、そして何よりも、国民一人ひとりの安全保障に対する意識改革の必要性を説いています。

    日本の針路を示す羅針盤
    本書は、単なる自衛隊の解説書ではありません。日本の安全保障、そして未来を考える上で、非常に重要な示唆を与えてくれます。私たち国民一人ひとりが、日本の置かれている状況を正しく理解し、主体的に安全保障について考えることの重要性を改めて認識させてくれる一冊です。

    一日本国民として
    本書を読み、一日本国民として、安全保障についてもっと深く学び、考え、議論する必要があると感じました。安全保障は、一部の専門家や政治家だけに任せておける問題ではありません。私たち一人ひとりが、主体的に考え、行動することが、日本の未来を切り開く鍵となるでしょう。

    技術の進歩は、私たちに新たな可能性をもたらすと同時に、新たな脅威も生み出します。技術者として、平和と安全に貢献できる技術開発とは何か、常に問い続けなければならないと感じました。

    また、国民として、安全保障についてもっと深く学び、考え、議論する必要があると感じました。安全保障は、一部の専門家や政治家だけに任せておける問題ではありません。私たち一人ひとりが、主体的に考え、行動することが、日本の未来を切り開く鍵となるでしょう。

    本書は、私たち国民一人ひとりが、日本の未来について真剣に考えるための羅針盤となる一冊です。ぜひ、手に取って、あなた自身の目で、日本の未来について考えてみてください。

  • 安保三文書にある「防衛力の抜本的強化」について、背景となる安全保障環境などとともに解説している。
    基本的には安保三文書や防衛白書の内容を解説したものだが、佐藤議員のイラクの時の経験や、この問題への取組み方も多少触れられている。

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著者プロフィール

1960年生まれ。参議院議員。自衛隊イラク派遣先遣隊長として活躍。

「2008年 『教科書 日本の防衛政策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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