覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

  • 徳間書店 (2024年6月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784198658342

作品紹介・あらすじ

「日本人が覚醒するにはアメリカ神話の虚飾を剝がす必要がある!!!」
ワシントンの走狗として日本を壊す「親米保守」が奉じるアメリカの正体とは? 
アメリカの近現代史を再検証する渡辺惣樹と、アメリカの闇を発信するジェイソン・モーガン。
日米2人の歴史修正主義者が作られたアメリカ神話の〝虚飾〟を剝がし、日本人のアメリカ認識を根底からひっくり返す。

◎本書の内容◎
●第一章 ふたつの敗戦国が暴いたアメリカの正体
●第二章 世界史に混乱をまき散らす〝ピューリタン帝国〟
●第三章 〝捏造神話〟の人工国家は歴史が弱点
●第四章 ネオコン+親米保守が日本を滅ぼす
●第五章 日本人が知らない残酷な「ブラックビジネス」
●第六章 ディープステート解体はローマの歴史を見習え

渡辺惣樹氏のあとがきより

 モーガンさんは、日本に暮らしてアメリカの醜悪な姿を見た。だからこそアメリカの醜さに気づかず、己のポジションと日本版軍産複合体の傘の下で、無邪気に親米を気取る、メディアに登場する日本人「知識人」が許せない。そうした人物を名指して批判する。彼の論争チャレンジにを応えようとする「知識人」は今のところいない。彼らはおそらくダンマリを決め込むだろう。
 モーガンさんは経済学の専門家ではないが、ハイエクやミーゼスに代表されるオーストリア学派の主張を理解している。大きな政府は必ず悪さをすると訴えたハイエクらの警告通りに、その醜悪な姿をアメリカは今、世界に晒している。
 モーガンさんは、そんな祖国アメリカに強く絶望する。しかし私は多くのアメリカ国民が、モーガンさんの悲しみの本質を理解できるようになってきたと楽観的である。アメリカ一極主義外交に邁進する民主党への激しい国民の怒りに私は些かの希望を見るからである。
 二〇二四年十一月の大統領選挙戦前にこの対談が実現したことを喜びたい。多くの読者が本書を通じて、アメリカの今の分裂の真の理由を理解するだろう。そして同時に本書は、アメリカのこれからを大きく左右する大統領選挙戦の観察と、その結果を解釈するための良きガイドブックになるに違いない。

みんなの感想まとめ

アメリカの歴史とその影響を再考する本書は、親米保守主義に対する批判を通じて、アメリカの真の姿を浮き彫りにします。著者たちは、アメリカの近現代史を掘り下げ、南北戦争や原爆投下の真実、さらにはディープステ...

感想・レビュー・書評

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  •  オーディブルで聴きましたが、とても興味深く聴くことができました。親米保守主義者についてとても批判的であるが、親米の道しかないからそう振る舞うしかないという側面もあるのだと思う。アメリカは本当は残虐でずる賢い国であることはわかっているけど、それを言ってしまったら大変な道を歩むことになるので、それは言えない。裏切られることがわかっている人を信じて全てを捧げているのが日本人なのだという直視したくない現実を再認識しました。

  • 「覚醒の日米史観」

    何が正しいのかはよく分からないが…

    「アメリカは南北決して一つの国ではない。南北戦争の目的が奴隷解放だと言うのは神話に過ぎない」「イギリスに対する経済構造の争いであった」から始まり、

    現在のアメリカをなすワシントン他の北部は絶対主義であり、中央集権主義であり、帝国主義であり、白人至上主義であり、

    広島型原爆(ウラン型原爆)と長崎型原爆(プルトニウム型)が実験目的で投下される必要があったし、沖縄は火炎放射器で焼きつくされだが、日本人が白人ならなされていない、

    ワシントンは中国とは闘わないし、ウ戦争に参戦していないアメリカが台湾有事に参戦するわけはないなど、

    ワシントンのロジックでしか考えられない単純な「親米保守」を諌める。

    ディープステート(DS)とは何なのか?誰なのか?

    … 読んでいると、トランプのびっくりするような対応もそれはそれなりに不思議でもなんでもないとも思えてくる。

    いろいろな見方があるが..

  • 大変勉強になりました。
    自身の知識・教養不足を痛感し、恥ずかしくなりました。
    また2025年、トランプ大統領が関税をかけたり、好き勝手やっているだけだと嫌悪していましたが、民主党と共和党の考え方の違い、アメリカ国内でも南部と北部で全く考え方が異なること、アメリカと中国が思想的に似ていること、イギリスのプロテスタントがやってきて今のおかしなアメリカができてしまっていること等々を知ると、アメリカを何とかしようとしていることに気がつきました。
    日本もかなりやられてしまっている。
    私自身ができることは何なのか?やるべきことは何なのか?を考えながら、引き続き学び続けていきたい。

  • 勉強になりました。

    ■ 私のポイント
    ・アメリカのポイントはプロテスタント(ピューリタン)。イギリスでカトリックから分裂した排他的な派閥
    ・プロテスタントは白人至上主義
    ・プロテスタント=南北戦争の北部(リンカーン)
    ・南北戦争は北:保護貿易vs 南:自由貿易(背景にイギリス)という側面もあるが、北部のピューリタン的思想による戦い、という側面もある
    ・南部の人からすると北部=ピューリタン的思想が嫌い
    ・ワシントンもピューリタン的思想である。
    ・米の歴史もピューリタン的思想によるもの。自分たち至上主義、それを中心としたプロパガンダ
    ・ピューリタン系の人々に資金を提供したのが国際金融資本
    ・すなわちアメリカはピューリタン的排他的思想と国際金融資本の意思がある国
    ・その中でトランプさんがどう振る舞うか

    ■ アクション
    ・歴史を学ぶ

  • <目次>
    まえがき
    第1章ふたつの敗戦国が暴いたアメリカの正体
    第2章世界史に混乱をまき散らすピューリタン帝国
    第3章捏造神話の人工国家は歴史が弱点
    第4章ネオコン+親米保守が日本を滅ぼす
    第5章日本人が知らない残酷なブラックビジネス
    第6章ディープステート解体はローマの歴史を見習え
    あとがき

    2024/6/30第1刷

  • 「正義」とは誰の視点か。渡辺惣樹、ジェイソン・モーガン『覚醒の日米史観』はアメリカが描く歴史の裏側を照らし出す。捏造された正義、正当化された殺戮――それは日本が知らず知らずのうちに受け入れてきた物語だ。   

     本書は問いかける。私たちはなぜその「正義」に無防備でいられるのか。アメリカとの関係を再考することは未来を守るための覚醒でもある。歴史の奥に眠る真実に耳を澄ませたい。

  •  今回も大変充実した内容を読ませていただき、ありがとうございました。筆者お二人は個人的にも慕っております。とはいえ、この二人が並ぶと、モーガンさんの過激さが際立っていて、少し笑ってしまいました。笑笑 茂木誠さんと並びましたときは、静かな中にも激情を秘めている二人というあたり、よく似ていたものですが、この二人ですと、そうなるのかぁと。笑



     カトリックはアングロ・サクソンの闘争心に歯止めをかける役割があった。組織化したあたりからおかしくなったという指摘は目から鱗でした。つまり、あれだけ残酷な戦争の歴史を辿ってきた西洋は、「あれでも”マシ"だった」のだと!カトリックの衰退とともに戦争が激化したというのは、なるほど、30年戦争であったかつてから、冷戦以降、60年以上も戦争・紛争だらけの啓蒙主義思想の時代になった様子を比較しましても、それだけ、暴力性の歯止めがなくなってしまった様子は見て取れます。単純に2倍です。つまりは二分の一に収めていたということで、なるほど、マシだったのか・・・と、驚愕です。
     そこでつい、日本人はすごいなぁと言いたくなりますが、そもそも日本は地形・立地条件において、あまりにも恵まれていたということは事実でしょう。海という天然の要塞に守られ、推進力を持つ鋼鉄の船の時代になるその日まで、本土決戦に侵されるようなことはただの一度もない平和な国でしたから。
     そうした恵もなく、諸外国と戦い続けなくてはならなかった西洋には、むしろ同情すらします。とはいうものの、それは狼を恐れて、異端の魔女狩りをしたり、森を焼き払ったりしたツケが来ているのであり、やはり自業自得とも思わないではないですが・・・「逢魔時」とは、元々、怪物に会うというオカルトではなく、オオカミが食欲をみなぎらせる夕暮れという、もっと生活に即した、身近な恐怖を例えたものであったことを鑑みますと、野生動物の脅威に晒されることのない現代文明の私たちが、当時のカトリックの人たちのオオカミへの恐怖を誹ることなど出来ないと私は思います。そこも含めて、やはり私は同情的です。
    ※異端とされた人、魔女とされた人は、そのほとんどが、森の近郊に住む人でした。都市部に住めない人という時点で、排撃させる所以のある人であり、偏見の対象となりましたが、そもそもオオカミの側にいて生きられるということが、生理的に不気味であったのでしょう。縄文人の遺伝子を持つ私たち日本人からすれば、森は恵を与えてくれると同時に、自分を死に至らしめる恐ろしさも持っているのは当然の理解ですが、それを受けいられないほど、西洋は都市部の贅沢に早いうちから慣れてしまったのかなと考えています。便利や贅沢があまりに早いうちに訪れるのも、倫理観からすれば不幸なことなのかもしれません。実際、迫害の対象として有名であるユダヤ人は「灰色狼」と呼ばれることもあったそうです。※詳細は、GOSICK/桜庭一樹 分裂病と人類/中井久夫 参照




     私も、渡辺さんと同様に、実は現在を楽観視しています。
     参議院選挙のとき、参政党が一議席しか取れなかったことを、その当時は大変に惜しむ思いでおりましたが、今となっては、神谷代表一人であったからこそ、他の人たちの当選を免れたと思えます。アメリカ大統領選挙に合わせて、今現在(令和6年10月)衆議院選挙が行われている真っ最中です。今回も、思ったような芳しい成果にはならないかもしれませんが、後から振り返れば、それでよかったと思えるような運びとなるであろうことは、これまでの経験則から直観しています。人に説明できないことなので、私がそう思うという話に過ぎないのですが・・・世の中、これから明るくなっていくと思います。気づいた人が少しずつ増えていますから。あまりにも壮大な絶望に一度悲観した後、もう一度楽観する人が増えていけば、きっと大丈夫です。それこそが、どれだけ世の中が乱れ続けようとも祈りを続ける、宮中祭祀・・・天皇陛下の、日本国民の「らしさ」だと思いますから。

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著者プロフィール

日米近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。著書に『日本開国』『日米衝突の萌芽1898-1918』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)(以上、草思社)、『アメリカ民主党の欺瞞2020-2024』(PHP研究所)、『英国の闇チャーチル』『ネオコンの残党との最終戦争』『教科書に書けないグローバリストの近現代史(茂木誠氏との共著)』(以上、ビジネス社)など。訳書にハーバート・フーバー『裏切られた自由(上・下)』(草思社)など。

「2023年 『オトナのこだわり歴史旅 伊豆半島編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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