おもみいたします 凍空と日だまりと

  • 徳間書店 (2024年6月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784198658410

作品紹介・あらすじ

「生きねばなりません。
  そのお手伝い、
させていただきます」

切腹を命じられた武士を
お梅は療治できるのか?

読むと身も心もやわらぐ時代小説

【あらすじ】
五歳の時に光を失い、
揉み療治を生業としているお梅。
市井の人々に大評判で、一年先まで申し込みが
埋まっている。ところが今すぐ主の腕が動くよう
療治してほしいという武士が現れた。
お梅でなければ駄目なのだと。
武士から「張りつめた者」の気配を
感じ取ったお梅は、
三日後、主のものとへ向かう!
「人は、どこか緩めないと生きていけない」

【著者からのコメント】
江戸の揉み師、お梅の物語、その二作目です。
お梅は、早とちりもするし、とても弱い部分
もある少女です。でも、人の芯に凛とした気迫
を宿してもいます。盲目だからこそ見え、
感じる世界と共に、お梅の凛々しい生き方を
読んでいただけたら嬉しいです。

■主な登場人物■
お梅 五歳の時に光を失い、人に揉みを
   施すことを生業としている十七歳。
十丸 お梅の用心棒。
   人には白い大きな犬に見える。
お筆 豆大福が評判の紅葉屋を出している。
   揉み仕事の依頼を受けお梅に取り次ぐ。
お昌 両親を亡くし、祖母のお筆と暮らして
   いる。お梅の仕事の段取りを担う。
先生 お梅に揉み師の才を見抜いた者。人には
   白茶の天竺鼠に見えている。
   お酒に目がない。

みんなの感想まとめ

心をほぐし、体を軽くする力を秘めたお梅の物語が描かれています。盲目の少女が、揉み療治を通じて人々の心身を癒す様子は、まるでリラクゼーションサロンにいるかのような心地よさを感じさせます。彼女の周りには、...

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズを読むと、リラクゼーションサロンに行きたくてたまらなくなる。
    梅が体のコリをほぐせば、心もときほぐされる。そして体が軽くなる。読み進めるにつれて、自分もほぐしてほしくなる。
    犬の十丸と天竺鼠の先生、鴨飯とお酒が大好きで、そのためには信念も曲げてしまうところがおもしろい。
    次回も楽しみ。

  • シリーズ第2作。
    著者の書く少年少女の凜々しさは好もしいのだが。

  • 内容(ブックデータベースより)

    「生きねばなりません。
      そのお手伝い、
    させていただきます」

    切腹を命じられた武士を
    お梅は療治できるのか?

    読むと身も心もやわらぐ時代小説

    【あらすじ】

    五歳の時に光を失い、
    揉み療治を生業としているお梅。
    市井の人々に大評判で、一年先まで申し込みが
    埋まっている。ところが今すぐ主の腕が動くよう
    療治してほしいという武士が現れた。
    お梅でなければ駄目なのだと。
    武士から「張りつめた者」の気配を
    感じ取ったお梅は、
    三日後、主のものとへ向かう!
    「人は、どこか緩めないと生きていけない」

    令和7年7月7月18日~20日

  • もみ治療をしているお梅さんが、事件を解決する、、、
    2巻目かも、、、先に出た作品を読みたい。

  • 仙さん!!

  • お梅さんに揉んでもらいたい。身も心も。
    十丸でもふもふしたい。

  • 今作も身体も心も癒されました。楽しめ面白かった。

  • 読書記録です。まだの人は読まないでね。

    このままファンタジーでまるーく終わっちゃったらあかんよね~と思ってたら、やっぱり責任を取る人はいてたのね、と。できないと思い込んでいたことを、身体の澱みと一緒にその重しをとっていく主人公。この時代の身分のことを考えたら絶対ムリなことだけど、さすが作者はラストまで心地よく読ませてくれました。ただ、あのおかみは厳罰でしょうね…

  • 揉み療治師お梅のシリーズ二弾。幼い頃に光を失った盲のお梅。人気の揉み療治師として暮らしている。
    半年先まで予約でいっぱいのそんなお梅の元にある日突然是非すぐに治療をして欲しいという依頼があった。その武家は三日の後に切腹する事になっており、その為に動かなくなっている腕を治療して欲しいという。
    なぜ切腹しなければならないのか、何があったのか、お梅は人に触れるだけで凝り固まった心や身体をほぐしていくことのできる力でその謎を探る。
    悲しい運命の人たちと、武家である為の理不尽さなど、さまざまなことが描かれている。
    最後は良きところに収まるけれど、やっぱり少し寂しさが残る。

  • 切ない終わり方ではあるが、あまりにも上手くまとまり過ぎている感が気になった。でも一気読みで前作同様楽しめた。今回は長編ものだったから、お筆やお昌ちゃんの登場が少なくちょっと物足りなく思った。

  • 梅が気が強くてがつがつ攻めていくので不安になる。幸せにというか、生きて欲しいという梅の願いはもっともなんだけど、どうしようもない一線というものがあって、四方八方上手くいくという事は無いのだなぁ。二人の未来も心配しか無いんだけど、皆の思いを背負っていくのだから、どうか幸せになって欲しい。

  • 去年の新刊案内で気になっていた『おもみいたします 凍空と日だまりと』(あさのあつこ)。

    揉み師の盲目17歳少女と、その患者達の話でしたが…

    内容はもちろん、【凝りが解れた人の心理】や【江戸の警備組織】などを知れて面白かったー。

    トップが言ってる事は揺らいじゃならないし、全て正しいものとされるという理不尽には今もイラッと来てて、

    今が江戸幕府下じゃなくて良かったと思ってしまいます。

    本書がキッカケでシーシャのお店のお姉さんと話せたし、『信長のシェフ』(西村ミツル 梶川卓郎)にも【諸白】という日本酒が出てきたと部分的な事を何故か思い出せたので、

    嬉しかったー。

    こういう繋がりっていいね。

    ただ…日本酒を覚えようと思っていたわけじゃなかったのに、何で諸白を思い出せたんだろうっていう謎は残ってますが、

    まぁいいか。

  • 初出2022〜24年の「読楽」

     盲目の揉み治療師のお梅は、(異世界から転生してきたチート治癒師かと思うほどの指の術で)体と心をほぐすことができ、寝たきりの老女を歩けるようにしたという評判をとって何か月先まで予約が埋まっているが、武家から「30分でいいから手を使えるようにしてほしい」という強引な依頼を受けて連れて行かれる。
     その家では17歳の当主が遊女と心中未遂を起こしたとして切腹を命じられたが、痛みで体が動かず切腹できなくなっていた。お梅は、人からは犬に見える十丸と、鼠に見える先生と念話ができるので(異世界からのチート霊獣?)、その協力を得て証拠物件を手に入れ、心中未遂は遊女屋の仕組んだ内済金目的の偽装事件であることを突き止め(探偵もできるし、嘘も見破れる!)、当主に武士を捨てて心中未遂相手の幼馴染と江戸を離れるよう説得し、出奔させる。(このあたりは武士社会の常識を破る新しさ。)
     屋敷に残って責任を取ろうとする当主の姉に、生きるよう説得するうち、実は姉ではなく産みの母で、昔駆け落ち寸前にいなくなった相手の男に刺客を向けさせたことを悔いてもいた。という身の上話を聞いていると、その刺客だった家来が、真実を知らせる遺書を残して、当主の身代わりとして切腹してしまう。
     姉は仏門に入ってチャンチャンなのだが、ちょっとご都合が良すぎてモヤモヤが残るなあ。

  • さすが、あさのさん!
    一気に読み終えました
    いいですね〜〜
    前のを知らなかったので、これから読みます
    これって、しばらく続きますよね?
    楽しみです

  • 「おもみいたします」の続編。

    この作家さんのシリーズ、「弥勒」ではそれほど
    ではないのだが、
    「おいち」「針と剣」、そして「おもみいたします」では、
    どうも、主人公の心の声(?)をうるさく
    感じることがある。

    主人公が女の子だから…、か。

    たまに、ああ、わかった、わかったと返しそうになる。

    ま、それはさておき。

    三つのシリーズには共通して、仙五朗が登場する。

    仙五朗の大ファンとして、今回は、少々、不満が残る。
    活躍の場が少ない。

    それは、仕方ない、か。

    今回の患者は、武家。

    切腹を命じられた若い当主の、体と心のこりを
    お梅は、どうほぐしていくのか…。

  • 子供向け

  • シリーズ2作目の今回は武家に揉み師として訪う最初から物々しく不穏な空気だらけで正に凍空のよう。何度も、さすがのお梅でもこれ以上揉み師として入り込むのは無理か…という場面が多くこの時代の武家の不自由さと則の厳しさ、町方との違いがあまりに酷く悲しい。間違いを認めない公儀って今の時代もそうだけどひどく歪んでいる。お梅の言葉に涙する場面もあったけど燈子や和左之助、先生とのやり取りが少しくどく感じてしまうことも。お梅の諦めない、道を模索する姿を見習いたい。ほんとに凝りはしんどい…梅に揉んで解してもらえたら嬉しい。

  • 犬に見える十丸と天竺鼠に見える先生,二人の力を得て揉み師のお梅が事件の謎を解き,人を救う.十丸との会話が面白い

  • あさのあつこさんの時代小説は、主人公も然ることながら、脇役もしっかり整えられています。

  • 丸くおさまったと言うのかどうか?

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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