紺碧の海

  • 徳間書店 (2024年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784198658632

作品紹介・あらすじ

この男、大罪人か? 稀代の開拓者か?

生きたお宝を狙え!

絶海の無人島で鳥を撲殺し、
金を生み出す島へと変えた男、玉置半右衛門。
その壮絶な人生とは!?

八丈島生まれの留吉は、大工の棟梁をしている
同郷の半右衛門の誘いで横浜へ移り、
奉公先で商いを覚え異国語も学ぶ。
偉ぶらず、やることは大胆で、強引さのある
半右衛門に憧れていた留吉は
「半右衛門の役に立ちたい」と思い続け、
27年後ウィリアム商館で番頭を
務めるまでになっていた。
「鳥島へ行かないか?」
半右衛門に声をかけられ島へ渡ると
驚くべき光景が広がっていた。

「おい! 羽を毟るのは丁寧にしろよ。
売り物にならなくなっちまう」
品定めに厳しい商売人の留吉は
南洋開拓に命を懸けたこの男に
ますます魅了されていく!


主な登場人物
・菊池留吉 八丈島生まれ。
海を見る度閉塞感を覚えていた。
半右衛門に誘われ、横浜へ。
・玉置半右衛門 大工の棟梁となり、
やがて八丈島と東京とをつなぐ廻船業を始める。
・近藤富蔵 近藤重蔵の息子。流人となり、
八丈島へ。島の子に算盤や読み書きを教える。

【目次】
第一章 横浜居留地
第二章 沖の太夫の島
第三章 羽毛長者
第四章 新天地
第五章 楽園の風

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

壮絶な人生を描くこの物語は、八丈島生まれの留吉が、同郷の開拓者・半右衛門に憧れ、彼の誘いで無人島へ渡る冒険を追います。留吉は、商いを学びながら成長し、半右衛門の大胆な行動に魅了されていく様子が描かれて...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸から明治に変わる時代。流人の島と呼ばれた八丈島出身の留吉が主人公。備わった才覚で見出された後は、と言う始まりだが、確かに今までにない内容だが、ぜーんぶデジャブ感凄い。

  • 読了。

  • 一種の冒険談なのかも知れない。
    書かれてる人物を読むと、人は人生を自分の力で切り開いていくが、実は人は生まれながらにして役割が定められているのではと思ってしまう。

  • 登場人物たちがいたからこそ日本の領土が確立されていったんだろうな。最後は切なめ。

  • 海洋小説とも伝記とも違うが八丈島で生きづらさを感じた男たちの南洋の島々を目指し未来を夢みて実現していく物語。信天翁が羽毛のためにどんどん撲殺されていくのはいたたまれない気持ちになった。
    またこういう商人達によって、日本の領土は広がっていったのだ。

  • 尽き果てない人間の野心の犠牲となるのはいつも弱い無辜の生命という意味では、今も続くウクライナやガザへの武力侵攻に通じるものがある。玉置半右衛門の功罪陰陽そのどちらかに傾く事なく真摯に書いているとは思うけれど、そのせいで物語としては盛り上がりと熱量に欠く。

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著者プロフィール

東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

「2023年 『三年長屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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