じんせい手帖

  • 徳間書店 (2024年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784198659141

作品紹介・あらすじ

歌が歌えるわけでもない、演技ができるわけでもない、モデル出身でもない。そんな何者でもない井上咲楽がテレビに出続けられる理由――。

『新婚さんいらっしゃい!』のアシスタントMCを務めるなど活躍しているタレントの井上咲楽。
山奥に建つ一軒家への引っ越し、内気だった小学校時代から“いじられキャラ”へと変わっていった中学時代、芸能界との両立がうまくいかずに精神的なバランスが取れずにいた高校時代。親友との絶縁、そして、売れたいと迷走していた時期から、一番の特徴であった眉毛を剃るにあたっての葛藤、変化――。「笑顔で明るくいつも元気」というパブリックイメージを持つ彼女が、テレビに出演しながらも抱えてきた「不安」や「悩み」、「ブレイクまでの苦悩」「自己肯定感の低さ」「生きづらさ」などについて赤裸々に綴ったエッセイ。
21のキーワードで彼女を紐解くコラムや、「親友」&「大先輩・藤井隆」のインタビュー、栃木にある実家、高校時代のバイト先で撮影した8ページのグラビアも。

【目次(※一部)】
●第1章 山奥育ち、内気だった幼少期から“いじり倒される”自分へ
内気で人見知り、でも主張は曲げない
民放は1日1人30分が井上家のルールだった
人生の転機はいつも〝眉毛〟が助けてくれた
●第2章 運命を変えた「ホリプロスカウトキャラバン」とデビュー後に直面した壁
この子はなんで地方予選に通ったのかな?
テレビに出る夢は叶ったけど、私は何の武器も持ってない
●第3章 高校生と芸能人、2つの世界で感じた苦しさ
応援し、心配してくれていた親友と絶縁
顔にマッキーで落書きして宇都宮線で東京へ
「仕事」とウソをついて塾に通った黒歴史
●第4章 ゲジゲジ眉毛とさよなら、私の転機
何者でもない私は奇をてらわないとテレビに出られない
眉毛>井上咲楽……誰にもわからない眉毛へのコンプレックス
自分の居場所は一箇所じゃない、だから普通の自分を出してもいい
●第5章 井上咲楽として、未来向きの今
あの『新婚さんいらっしゃい!』!?
私みたいなバラエティタレントは「推し」にならない?
自己評価は高いけど、自己肯定感が低い私

感想・レビュー・書評

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  • 読み応えありました。
    すごく自分と向き合っている方なんだなと思いますし、誠実だなとも思いました。

    自己評価が高くて自己肯定感が低いのは私もだなと思いました。

    気持ち分かるわ〜と思う部分も多く、さくらちゃんはよく生き辛いと表現していたけれど、私もだよ、1人じゃないよとお伝えしたいし、どんなに些細なことでもいいからお話ししたいなと思いました。

    初めて知ることの方が圧倒的に多く、さくらちゃんの人生を垣間見るようでワクワクしました。

    さくらちゃん本を出版してくれてありがとう!!

  • 最近YouTubeで井上咲楽さんを見て気になり、読んでみた。
    幼少期から今に至るまで、その時々の感情とあわせて振り返る。
    外での自分と素の自分。外の評価と自己評価のギャップに苦しむ。自己評価は高いが自己肯定感は低い。
    悩みながらも自分でその都度決めて前進している様子は共感できる部分が多かった。
    私だけじゃないんだという気持ちになったし、悩んだ時にまた繰り返し読みたい本。

  • 2025.10.28

  • ランニング始めてから
    ちょくちょく咲楽さんの
    YouTubeがアップされるようになり
    よく見ているが
    少し気になったのでエッセイを読んでみた

    ランニングや旅行のYouTubeからは
    そんな感じは見られないが
    どんだけ浮き沈みの激しい性格(負と時が半端ない)
    なのかとドン引きするレベル
    そんな感じが逆に良いのかもしれない

    走っている咲楽さんに励まされる日々なので
    これからも応援しています
    料理の本も一度覗いてみます

  • ランニング番組で知った彼女。努力の人である印象と、なんとなく生きにくさが感じられた。本書を読んで分かった。陰キャであり、自己評価は高いのに、自己肯定感は低くて、前向きなのか、後ろ向きなのか自分でも分からない。他人評価と自己評価がかみ合わないのだ。そして複雑なのだ。彼女はその複雑な感情に溺れそうになりながらも前に進んでいる。これからも応援して推していきたい。頑張らなくていいから頑張れ!咲楽!

  • 井上咲楽ちゃんがとても好きで、本も読みましたが、とても面白かった。
    自己肯定感と自己評価について考えた。

  • youtubeでの落ち着いて丁寧な生活をしている印象が強かったので、テレビで爪痕を残すために何か奇天烈なことをやらなければという考えをしていたのが意外だった。

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著者プロフィール

1999年10月2日、栃木県出身。2015年、第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンで特別賞を受賞し、デビュー。決戦大会では一人漫才やMr.ビーンズのものまねを披露。2017年~2019年『おはスタ』(テレビ東京)の「おはガール」を務め、2020年からは水曜レギュラーに。政治にも関心が高く、趣味の国会傍聴が高じて、連載「井上咲楽の本音」(スポーツ報知)を執筆中。また昆虫好きでもあり、昆虫食へも関心が高い。

「2021年 『井上咲楽ファーストフォトブック『さよならMAYUGE』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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