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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198900854
感想・レビュー・書評
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フランスで暮らしていた宗像冬樹は、精神科医の首藤浩之のすすめを受けて、幼い頃の断片的な記憶を綴ったノートを『昏い天使』というタイトルの小説として出版します。その後宗像は、第二作『黄昏の館』の執筆に取りかかりますが、幼いころに彼が訪れた洋館の記憶が定かにならず、執筆ははかどりません。そんな彼の様子を見かねた編集者の三笠は、宗像の断片的な記憶から、宮城県の「鬼首郷」(オニコベゴウ)という地に洋館にかんする手がかりがあるのではないかと推理し、その地に宗像を送り出します。
鬼首にたどり着いた宗像は、彼の幼い頃の記憶にある洋館を発見し、そこに滞在します。鬼首の地には異人殺害伝承が伝えられており、それをおこなったのは「オザク」という若者でした。そして、洋館を所有している緒先家は、呪われた家系として知られており、これまで多くの行方不明者を出しているとのことがわかります。宗像は、緒先家の咲耶という美女や、鬼首の郷土史を研究している天覚寺の住職から、緒先家と日本の先住民族の「オザク族」にまつわる秘密を聞かされ、また宗像自身も幼少期の記憶をしだいに取りもどしていきます。
ところが、天覚寺の住職が殺害されるという事件が起こり、よそ者の宗像が犯人だと信じ込んだ村人たちが洋館に押しかけてきます。咲耶の母の緒先雅代は、宗像にすぐにこの地から去るようにいいます。しかし宗像は、事件の真相を探るためにとどまり、洋館に隠された部屋と、そこにひそんで緒先家に伝わる秘儀の成就を願った咲耶の祖父・倫太郎の秘密を解き明かします。
ホラー色の強いミステリ作品だと思って読みはじめたので、結末には驚かされました。日本の先住民の秘儀に絡んだ大掛かりなストーリーなどはおもしろかったのですが、できれば日常的な合理性のなかで物語を完結させてほしかったという気がします。 -
私はこれで笠井作品を読むのを断念しました。
こういうゴシック調の作品はどうもダメですねぇ・・・。
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