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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198902711
みんなの感想まとめ
少年少女の冒険を描いたこの物語は、1905年のヨーロッパの小国を舞台に、国家に関わる陰謀に巻き込まれる主人公たちの成長を描いています。少女との出会いをきっかけに、主人公は悪漢と対峙し、大人たちの助けを...
感想・レビュー・書評
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1905年におけるヨーロッパの小国アップフェルラントを舞台とした少年少女の冒険活劇小説。
少女との出逢いをきっかけに国家にも関わる陰謀に巻き込まれていく主人公、敵対する悪漢達、そして子ども達を助ける正しき大人。定型すぎるかもしれないが、主人公達を鍵としつつ世界を動かすのはあくまでも大人という構成と、歴史的背景や国家間の外交駆引などの絡められた要素が物語を骨太で厚みをあるものにしている。
全体的にやや時代を感じるが、逆に『古きよき』と感じさせるのは作者の技量だろう。
個人的に吉岡平さんの解説は見所のひとつ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
痛快冒険小説
『ゼンダ城の虜』にリスペクトしつつ、問題点も挙げてる。かっこいい。
吉岡平先生のかっこいい解説がよろしい。 -
原点回帰の再読です。僕にとって田中芳樹は物語の魅力を教えてくれた大恩人。その中でもこの作品を初めて読んだ時の興奮によって、読書は娯楽であるという僕の考えが成立しました。
いわゆるボーイミーツガール、謎の悪漢に囚われている少女を助けるために奮闘する少年。しかも大人が大人として少年少女を援助する姿がかっこいいんです。これは少年少女のための物語では大切な要素だと思うんですよ。
そして毒舌の応酬で場を盛り上げるのも、歴史や政治の裏付けの元に冒険が進められるのも、いかにも田中芳樹! って感じでただただ物語の面白さにどっぷりと浸ることができます。二十数年振りの再読は初読時と同じようにどきどきわくわくを味わえました。 -
昔大好きだった小説。
今月お金がなくて本が買えなくて、再読ばかりしていて、その中の一冊。
懐かしいなぁと思いつつ、気付くと一気読みしてました。
ああ、昔大好きだった、ではなくて、今も好きなんだなぁとしみじみ思いました。
作者様だけ見ると、銀河の英雄だったりアルスラーンの戦記だったり創竜な伝だったりが浮かびますが、毛色は全然違います。
むしろ、ラピュタとか童話物語とか風の白猿神とか、その辺好きにはたまらんタイプのかわいい話ですね。
健気で芯の強い女の子、その子のためにがむしゃらな男の子、どこかダメだけどかっこいい大人たち。
たまらんわぁ。
こういう話、もっと読みたいなぁ。 -
初めて読んだ田中芳樹作品にして、最高傑作だと思う。
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祖母が亡くなり、天涯孤独の身となった十四歳の少年ヴェル。こわもての警部たちににらまれながらも、なんとか自活している。
ある日ヴェルは列車の窓を破り、逃走する少女に出会う。その少女は、先日ひょんなことから手に入れた写真の人物だった。
読んだのは電子書籍版だが、いつもの通り表紙が寂しいのでこっちで。
ボーイミーツガール+冒険活劇。
田中先生の冒険活劇ものは『カルパチア綺想曲』を筆頭に色々あるが、このアップフェルラント物語が一番王道だと思う。わかりやすくたとえるなら「ジ●リっぽい」。
他の作品は最後に大人がおいしいところをかっさらったり、主役クラスの年齢が高いので冒険活劇というよりアクションものに近かったりと、『少年少女が冒険に出るわくわく感』が薄いのだ。
またこの作品では、ヴェルの周囲にいる大人が良い味を出している。
『魔女の宅急便』のパン屋夫妻や『天空の城ラピュタ』の鉱山の親方のように、過干渉はしないがきちんと見守ってくれているのがわかる。
ジ●リっぽく感じるのは、この辺も理由のひとつかもしれない。 -
この作品を読むと、熱々のソーセージとジャガイモと…
そして、ビールが欲しくなります -
オーソドックスだが、宮崎駿の映画を観ているような筆捌きは見事!
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