なで肩の狐 (徳間文庫 は 16-1)

著者 : 花村萬月

• 徳間書店 (1996年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ぜげんさんの感想 · 2009年3月4日]

足を洗ったはずのヤクザだが・・・という話。グロいはずの暴力描写もさらっとしてクール！
ハリウッドアクション映画で好きな「切迫シーンでの駄弁」があった。だども熊との格闘は悪い冗談だと思う。

[ウガンダさんの感想 · 2008年3月6日]

花村萬月さんの特徴『暴力とセックス』が出ているハードボイルド作品。これが表社会でなくて本当によかった。人によっては嫌悪感を抱きます。

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」