銀河英雄伝説 2 野望篇 (徳間文庫 た 5-9)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198906245

感想・レビュー・書評

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  • 2巻は帝国と同盟それぞれで内戦が勃発、それぞれの平定がメイントピック。特に帝国側の貴族連合が平民としてはいらいらするが、キルヒアイスがこんなに早く死ぬなんて!

  • ネタバレ 知人に新書版を貸してしまい、しかもなかなか返却されず、文庫本を購入読破。前半、というより全体の転機の巻。特に、ラインハルトにとっては人生の転機に等しいそれ。ヴェスターラント虐殺、キルヒアイスの死、そしてアンネローゼとの別離。安寧に満ちた少年時代が終焉する。逆に、ラインハルトの①命を賭して何か守ろうとする者、何かを実現しようとする者への好意と、②部下への寛容さが生まれるのだ。なんと人生とは過酷な生贄を用意したのだろうか。一方、様々な未来予想図もまた…。ビビりながら「ご冗談を…」というロイエンタールが痛い。

  • アニメで活躍していたアッテンボローが登場。が、セリフの一つも無し。なんでアニメではあんなに取り上げられてたのだろう?好きなキャラではあるが。

    メイン級のキャラがあっさり死んでいく、その儚さもまた魅力の一つである。

  • 昔は戦闘の話でない所(フェザーンの話とか)は、読む気がなかったんですが今回は、そんな所も楽しく読むことができました。

  • 共に内乱の巻。ラインハルトは対立する貴族勢の一掃、ヤンは救国軍事会議によるクーデターの鎮圧で、ラインハルトとヤンの交戦は無し。あー、ちょっとしたすれ違いが、こんな結果に……。

  • まだ2巻目なのに、ラストで衝撃の別れが…。
    この容赦のないストーリーを読んで初めて、単なる娯楽的な作品ではないことが分かりました。

  • 強い信念を持っている人が偉いとか素晴らしいとか称賛される風潮があると思う。けれど、強い信念がそのまま正しさにつながるとは限らない。自分が正しいと思ったことが、はたして他人にとっても正しいことなのか?その点を見落としていれば、それはただの強欲というのではないか。

  • 図書館にて。
    いずれこうなるだろうとは思ってたけど、予想外に早くてかなり本気でつらい…。
    彼のことが好きでした。

  • 本編・全十巻のうち二巻目にも関わらず、最大の見せ場。

    一方は、多くのものを得て、大事なものを失う。
    他方は、多くのものを失い、大事な友・仲間を得る。

  • ここでの最大の見せ場はキルヒアイス(;_;)自らの過ちで半身を失ったラインハルト(;_;) ヤン艦隊誕生、救国軍事会議のクーデター、リップシュタット戦役など(笑) この辺まではラインハルトの幕僚の中で目立つのはキルヒアイス、ミッターマイヤー、ロイエンタール、オーベルシュタインくらいだな〜(笑)ミュラーはまだだねー(--;)アルテミスの首飾り撃破のシーンはアニメ版が良かったな(笑)


     1997年4月28日購入

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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