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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198906337
感想・レビュー・書評
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オウム真理教の「オカムラ鉄工乗っ取り事件」をモデルとした小説。
信者が企業に入り込んで、「発展させる」ようにして食い物にする。麻原彰晃の、あのヌボーとした感じからは想像できない狡猾なプロジェクト。
「大原鉄工グループ」の経営者「大原雄治」はかろうじて自らの分身である会社と財産を失うだけですんだが、「あのまま逃げ出さずにいたら、確実にポアされていただろう」と語る。
教団の動きについては既存のオウム裁判の傍聴記からそのまま引き写してきたような感じ。主人公の入信から解放まで十年足らず。巨大な資金を動かす実業家とか、何万人に自分の名を書かせる政治家とか、ある種のESP能力を持っているのじゃないかと思っていたが、主人公・大原も若い頃からちょっとした予知能力に目覚め…そのお陰か「スプロケット製造」という事業で成功し…桐山靖雄の阿含宗(あることがあって失望し)…そして「オウム神仙の会」にのめりこんだ/だが、選挙に打って出て惨敗した後の教祖・麻原は凡人臭丸出し(それでもある種の能力があった?)…「何でも処理できる装置」開発で大原の会社を救うと称して、反対する従業員の代わりに信者を入れ乗っ取りに…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今ではカルト教団、またはテロ集団として語られるオウム真理教。だが政府は放任し、メディアはエンタメとして報道していた時代もあった。そして、その代償はあまりにもデカ過ぎた。
これまでオウムが麻原が、起こした事件を事細かに描写している為に、人によっては不快な思いをするかもしれないが読む価値は有りすぎる。
教団は解散し、事件は解決したがシコリは確かに残っていて、まだ油断は出来ない現状。宗教怖い。 -
オウムの事件を風化しないようにするべき。
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