灰色の仮面 オリジナル版

  • 徳間書店 (1998年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198909741

みんなの感想まとめ

物語は、偶然聞いた女性の助けを求める声から始まるサスペンスで、主人公が直面する衝撃的な展開が魅力です。美しい女性の死体を発見した主人公は、瞬時に犯人扱いされ、逃げ出すことに。この緊迫した状況から、物語...

感想・レビュー・書評

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  • 読了後に知ったのだがこれは、オリジナル版。

    その後にこのエンディングがわかりにくい、
    との声に応えて、改訂がされているとか。
    確かに少しわかりにくい。
    え、で、実際にこの殺人鬼は誰だったの?

    どこまでが夢でどこまでが妄想でどれが真実??

    多分これでいいのよね?
    と、わかったつもりで気になるので、
    改訂版も買ってみようかなと思って。。

    あれ?趣旨は今回、たまりすぎた折原作品を整理したかったのに。
    逆に増えてしまいそうな予感。

    うーん、なんと罪な才能!
    折原一ってば神!

  • 山岸陽介、26歳、男性、独身。
    通りがかったマンションから女性の助けを求める声を聞きつつ、彼は素通りした。
    後で気にかかった彼は、そのマンションを訪れたが、その部屋で見つけたのは、若く美しい女性の死体だった。
    そこへ死体の同居人である女性が帰ってきて彼を犯人扱いして騒ぎ始める。
    慌てて逃げ出す彼。しかしこれは物語の始まりにしか過ぎなかった・・・。
    と、いうお話ですね。
    ミステリーと銘打たれてあるのですが、どっちかというとサスペンスに近いような気がします。個人的には「犯人当て」がミステリーだと思っているので。
    この本を私の定義に当てて考えると、ミステリー定義から少し外れるわけです。
    だからと言って不満かというと、とんでもない。面白かったですよ、これ。
    犯人は誰だろう、とか、あれはどうなったんだろう、とか、色々考える余地があって、最後まで飽きずに読めます。
    この本は《オリジナル版》とあるように、発表当時のままの結末を迎えます。
    この作者、「ラストがわかりにくい」との評を受けて、書き直したんだそうです。で、書き直した物を「改訂版」として新書化、その後文庫化したとか。
    「改訂版」は講談社から発行、「決定版」なるも、「オリジナル版」を読みたいという読者の声もあり、徳間の方から了承を得てこの本の刊行の運びとなったそうです。(なんかややこしいね。)
    とても面白かったので「改訂版」も読んでみようかなぁ?そんな気にさせる本です。
    結末がわかりにくいという点については賛成ですが、それ程でもないと思います。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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