神道からみたこの国の心 (徳間文庫 い 17-5)

著者 : 井沢元彦 樋口清之

• 徳間書店 (2000年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[moondrop421さんの感想 · 2013年3月24日]

面白い！！
日本的な考え方の源流が、上手に解きほぐされてて。
井沢さんのやんちゃな考えが
樋口さんの科学的な考えで、巧く制御されちゃってるところが、
かえって冷静な立ち位置に読者を置いてくれる。
井沢さんだけの話を聞いてると、「お！そうかも！そうかも！」って
乗せられちゃうからね（＾＾；
でも「断定しなければ、良い説」と一定の距離を置いて面白がって聞いてくれる樋口さんとの対談だから、ちょうどいい。

[さるぼぼキングさんの感想 · 2010年11月5日]

樋口氏に対して井沢氏の従来からの主張をぶつけている。
キャッチボールというよりは壁当てぐらいの反応ではあるが、思ったよりも樋口氏は井沢氏の主張の説得力は認めているようだった。
ま、結局は学者なので資料的な裏付けが無い部分には同意しないのだが。。

特に真新しいことは書いてないので、各々の著作を読むほうが有意義かと。。

著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、ＴＢＳに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ（小学館）、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史　和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史　近現代編』（いずれもＫＡＤＯＫＡＷＡ）など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」