炎都―City Inferno (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 161
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198914066

作品紹介・あらすじ

木梨香流は京都の地質調査会社の技師。地下水の水位の急激な低下が、異変の発端だった。京都府警捜査一課の村雨祐馬は、京都御苑で発見された変死体に驚愕していた。四時間前まで生きていた男が、全身の体液を抜き取られ、カラカラに干からびている。そんな異常殺人が人間に可能なのか?ところがそれは、その後、京都中を恐怖と絶望にたたきこんだ未曾有の大災厄のほんの序曲だった。壮大な物語の第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2019年4月から炎都シリーズの完結編の連載が始まったのに合わせての読書開始。1997年2月トクマノベルス刊。書き下ろし。炎都シリーズ1作目。2000年11月徳間文庫化。現代の京都に魔がよみがえる。転生や、何らかの縁でこの事態に巻き込まれた人々と神様や魔物、あやかし達との京都を守る戦いが始まった。ヤモリと香流さんの会話が面白く、楽しい。しかし、戦いの場にされて、可愛そうな京都は、復興できるのか。次作に期待します。

  • 木梨香流は京都の地質調査会社の技師。地下水の水位の急激な低下が、異変の発端だった。京都府警捜査一課の村雨祐馬は、京都御苑で発見された変死体に驚愕していた。四時間前まで生きていた男が、全身の体液を抜き取られ、カラカラに干からびている。そんな異常殺人が人間に可能なのか?ところがそれは、その後、京都中を恐怖と絶望にたたきこんだ未曾有の大災厄のほんの序曲だった。壮大な物語の第一弾。
    Amazon より

    そうだった、京都は魑魅魍魎の住まう都だったのだ.
    普段はそんなことを感じることもないが、本作品を読んで、そうだった、と思い出す.自然への畏怖の気持ちは、しかし、京都に長く住まう人たちの間には受け継がれている.伝統を重んじ受け継いでいることは、時に保守的といわれるが、それゆえに守られるものもある.京都は本質を変えないことで、繁栄してきた都なのだろう.

  • 身近な場所がこれでもか、と破壊されていくのが最初辛かったり(汗)。後半はとにかく出てくる妖怪達との戦いに圧倒される。しかし強い女性だ・・・。この前読んだ「蛇 ジャー」とちょっと通じるものがありますね。水や山に親しむ。魔と共存する。シリーズ1作目。

  • 設定を広げ過ぎというか、詰め込み過ぎなような…だから話が長過ぎて途中で飽きがきました。かなり流して読みました。結末も気にはなるんですが、あらすじ読んでるとすごい方向へいってるみたいだし、あと5冊あるということで、とても読みきる自信がないです。どなたかのレビューでヒーローとヒロインが逆転してるに納得!この二人、たった2回しか会ってないし、一緒に過ごした時間も数時間なんですよね~。だから運命の人なのか。読み終えてのすぐの感想は、京都って何かあったら大変な土地なんだなってことです。

  • 全く駄目な世界だった

  • おもしろかったー!
    いや、読みだした当初は正直、君之に苛々させられるところが多かった。ええいうだうだしおって。ははあ、源氏物語の帝の生まれ変わり。通りでねー!
    しかし途中から、この話はヒロインとヒーローが逆転しているのだと考えるようにした結果、あまりにもハマりすぎていてものすごく面白くなった。香流さんいかすー!君之ちゃんマジヒロイン!前世から自分に執着し続け、世界(京都)を破壊しようとしている相手を止めるべく、マスコット的なしゃべる動物と共に大御所妖怪たちを説得しに行ったり…最終的には歌まで歌ってましたからね。動物たちと心を通わせる上に花屋であるという時点でもう完全に古典的ヒロインだった。
    あと個人的には京都府警の刑事・村雨祐馬氏が同情できすぎて好き。「現場百回という言葉がある。~(中略)~いったい何度この土手を往復したことだろう。だが今となっては何もかもがむなしい。連続殺人の犯人は人間ではなかったのだ。」そうですよね。ミステリかと思いきや妖怪大戦争ですもんね。むなしくもなりますよね。
    そんな彼が気づかぬうちに重要な役割を果たしているシーンは、ぞくぞくすると同時にめちゃくちゃ面白くて笑ってしまった。もしアニメ化したらこのシーンですごく笑う自信がある。
    いやあしかし、良かった。すごく古典的ベッタベタな昔懐かしいラノベを読んだ気分です。やっぱりラノベっていいなあ…と見当違いの感慨を抱いたりもしてしまいました。最高だ。

  • ファンタジーSF なんだろうか、初めて読むジャンルでした。ちょっと私には合わないことが分かりました。始まりは、これからの展開が楽しみに読み進められましたが、途中、イモリだったか、ヤモリが喋り始めた時点で、ワオッとビックリ仰天してしまいました。『PINK』、『激流』とは違った側面を垣間見ることができました。

  •  完全にB級のSFホラー小説ですが、これがとんでもなく面白い!

     現代の京都に日本古来の妖怪たちが次々と現れ、人びとを襲い、恐怖のどん底に陥れるという内容です。
     ウルトラ怪獣大集合的というか、ゴジラやガメラがモスラがまとめて襲来したというか、もちろん妖怪なのでそんなに大きいのはいませんが、得体も目的もわからない百鬼夜行が大暴れして京都の街を破壊しまくります。
     著者もだいぶ悪のりして楽しく書いている感じが伝わってきて、娯楽小説としては満点をあげたいです。



  • ミステリーかとおもいきや伝奇ホラー、そしてパニック物でもありました。1000年の昔の妖姫、紅姫の怨念、一条帝への執着と言う愛が京都の街を炎に包む。時期的にも恐怖感が増しました;;それにしてもヒロイン、木梨香流がカッコいい。豪胆な女性です。続編では是非彼を取り戻してほしいです!

  • 設定が複雑で理解するのに時間がかかった(笑)話は面白いのだが、登場人物達が多くて誰が結局主人公になるのかがわかりにくい。物語が転生やら宇宙人やら阿倍清明やら妖怪やらといったいどのカテゴリーに分類したらよいのか迷ってしまう…

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著者プロフィール

東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。『激流』などドラマ化された作品も多い。「RIKO」「炎都」「猫探偵正太郎」など多数のシリーズ作品の他、近年は時代小説「お勝手のあん」シリーズも手がける。

「2023年 『ワーキングガール・ウォーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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