パレスチナ 瓦礫の中のこどもたち (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2001年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198914592

みんなの感想まとめ

テーマは、パレスチナの現状とその中で生きる子どもたちの姿です。写真が豊富に掲載されており、時には目を覆いたくなるような衝撃的な場面もありますが、それこそがこの本を手に取る意義です。著者の言葉は深く心に...

感想・レビュー・書評

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  • (2005.02.21読了)(2005.01.22購入)
    1978年末から1979年初めにかけてのお正月休みに、ヨルダン・シリアの旅というパック旅行に参加し中東の遺跡を見て回った。ヨルダンを訪れた時、パレスチナ難民キャンプを風景の一部としてみたのだと思う。死海にも行っている。ヨルダン川西岸、イスラエル占領地域から鉄砲の弾が飛んでくるから気をつけろ、と脅かされたこともある。
    当時からレバノン紛争が始まりつつあったのかと思う。旅行の最後に、レバノンのベッカー高原にある、バールベックを見る予定だったのだが、突然の大雪で、中止になってしまった。中東は、砂漠地帯で暑いところと勝手に思って防寒対策を考えていかなかったので、あまりの寒さに震えて過ごした覚えがある。

    テーマのパレスチナのことですが、ヨーロッパの嫌われ者の民族が約束の地としてのイスラエルに帰還したのだが、ユダヤ民族が既に住み着いていた人々を追い出し、住む場所を徐々に広げ続けている。ヨーロッパ各地で、自分たちになされたことを、パレスチナで加害者として同じことを実行している。何度も和平の実現が近づいたように見えながら、なかなか平和が訪れない。
    アラファト議長の死去を機に、最近また和平が実現に向かいつつあるように見える。

    この本の120ページまでが写真で、パレスチナの歴史がつづられている。レバノン南部の難民キャンプ、エルサレム、ガザ地区、イスラエル占領地のパレスチナ人、などが写真で表現されている。残りの60ページが取材記となっている。
    広河さんは、1967年にイスラエルに行き、キブツで働いている。「当初私はユダヤ人に同情的だった。」

    著者 広河 隆一
    1943年 中国天津市生まれ
    1967年 早稲田大学卒業
    1982年 よみうり写真大賞受賞
    1983年 IOJ国際報道写真大賞受賞
    1989年 講談社出版文化賞受賞
    1993年 「チェルノブイリから~ニーナ先生と子どもたち」で産経児童出版文化賞受賞
    1998年 「人間の戦場」日本ジャーナリスト会議特別賞
    1999年 「チェルノブイリ 消えた458の村」で平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞
    2003年 写真記録「パレスチナ」で土門拳賞受賞

    (「BOOK」データベースより)amazon
    永遠に続くかと思われる殺戮と破壊の大地、パレスチナ。その厳しい現実の中で、こどもたちは驚くほど豊かな表情を見せる。悲しみを胸に秘めた、溢れんばかりの笑い声が起こり、ここが戦場であることを束の間忘れさせる。そんな人間の勁さを写した貴重なドキュメントが、本書だ。国際政治の狭間で揺れ動く民族の中に分け入り、1968年から現在に至るまで撮影し続ける著者の、オマージュとなっている。

  • 広河さんの写真集の中で一番好きかもしれない。〔っていうか広河さんのって初めてかも…。彼の編集のはよく見たけど〕ヒッピーもやってたという彼。長いパレスチナとのかかわり、人間として悔しいと思ったことなどが書かれている。パレスチナが好きなんだね。もっと人間の具体的な名前とかもだしてほしかったけどそういうのは微妙なのかな?

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