一輪の花: 父子十手捕物日記 (徳間文庫 す 13-3)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198921989

感想・レビュー・書評

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  • 親子でそれぞれに気になっていた人物が、事件の関係者になる。父親のように名物同心に成長してゆく過程が面白い。
    それにしても、周りの登場人物の配し方に、妙がある。

  • 二巻を読み飛ばしたみたいで、いつの間にかお知佳さんが家に帰ってた。

  • 父子十手捕物日記シリーズ3巻、瀬戸物屋の見澤屋が襲われた。この二ケ月間で九軒の大店が同じと思われる盗賊に入られているのだ。しかも、文之介にベタ惚れのお克の店までもが押し入られ、さらに今度は、なんの手がかりも得られぬうちに古物商殺しが起きたのだった。文之介はお克からの情報で、盗賊の下手人に見当がつき古物商殺しの糸口をつかみます。丈右衛門のほうは、お知佳と娘のお勢が事件に巻き込まれ、手習い所の師匠・弥生が登場。文之介と勇七のじゃれ合いは毎回必要なのか?2014/6/14読了分。

  • いくつかの人物像が集まり物語を回し始めてきた
    ものがたり3冊目・・・のんびりモードである程度事件が
    解決する不思議な趣向です(笑)

  • 父子十手シリーズ③

  • L 父子十手捕物日記3

    内容は軽め。一作目二作目と変わらない流れで王道というか、飽きるというか。またお克か!とか、また蕎麦か!とか、また勇七と痴話喧嘩き!とか。これが味なのか?…あんまり好みの味じゃないんですケド。

  • 前作で戻っていったお知佳のその後の話が思わぬほうからつながっていくところが面白く、一気に読みました。
    文之介はお春ちゃんとの仲、一歩前進でしょうか。
    お父さんは…次回からまた楽しみです。

  •  時代小説といえば司馬遼太郎で、いわゆる捕物帖的なものは、一種の情感が肌に合わずあまり読まなかった。この本は薦められて読んだのだけど、読んでみたらおもしろかったので驚いた。

     ミステリとしてしゃれているってこともある。特にトリックがあるわけでもないのだけど、アメリカのユーモア系ネオハードボイルドって感じだろうか。捜査の感じは、むしろマクベインの87分署に似ているとさえ思った。犯人が割れている部分と、謎を残す部分のバランスもいい。

     後は、登場人物や描かれている生活の魅力。わびさび深みではなく、主人公が若いから軽妙だ。女好きな主人公も楽しいし、出てくる食べ物がいちいちおいしそうだ。たまらなくなって、途中で読むのをやめ、蕎麦を食べに行ってしまった。

     もうちょっと読んでみる。
    2008/7/2

  • 毎回、文くんと勇くん喧嘩してるね。これからも続くといい!
    お春ちゃんかわいいなぁ。

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著者プロフィール

鹿児島大学理学部教授

「2008年 『攪乱と遷移の自然史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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