織江緋之介見参 不忘の太刀

上田秀人

• 徳間書店 (2005年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[boschさんの感想 · 2018年10月25日]

2作目にして既にマンネリ。
とはいえ、それが悪いのではなくファンから見たら十分楽しめる。ストーリーも相変わらずの徳川の隠された秘密がメインで、それを巡った水戸と松平の政権争い、そこに緋之介が巻き込まれて行く。
あちこちから刺客を差し向けられながらも颯爽と切り抜けるのも毎度のパターン。
吉原を舞台にしながら、主人公が色事と関わらないのも面白い。

[sigematm778さんの感想 · 2015年5月9日]

在庫整理のため再読。

[nonmasashi003さんの感想 · 2014年1月12日]

第二弾
同じく徳川家の闇の部分に巻き込まれる
放浪の果て出会った研ぎ師、忠長謀殺の謎？

[kitanoさんの感想 · 2013年10月30日]

もう少し登場人物がイキイキと動かないかな
１話：吉原が真君家康公から背負わされた役割
２話：堀田正信の暴挙と家光の弟排斥の謎
３話：水戸家のつかいっぱしり？

[千 墨銘さんの感想 · 2008年9月17日]

０６年３刷本

著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説ＣＬＵＢ新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」（中公文庫）、「禁裏付雅帳」（徳間文庫）、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」（光文社文庫）、「奥右筆秘帳」（講談社文庫）、「町奉行内与力奮闘記」（幻冬舎時代小説文庫）、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」（角川文庫）、「日雇い浪人生活録」（ハルキ文庫）、「辻番奮闘記」（集英社文庫）、「勘定侍 柳生真剣勝負」（小学館文庫）など。一〇年『孤闘 立花宗茂』（中央公論新社）で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ（講談社文庫）で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』（中公文庫）など著書多数。

「2023年 『夢幻（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」