中国・韓国が死んでも教えない近現代史 (徳間文庫)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198922733

感想・レビュー・書評

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  • 明治維新以降の対列強という状況下で日本の取った行動の正当性や本来されるべき評価、中韓の主張の無根拠さを説いた本。日本の近現代史は敗者の立場に立たされた歴史だと思う。敗者なりの理屈はある。ただそれは今の国際社会では受け入れられない理屈。ただし過去の正当性は国民としては正しい日本の歴史として知っておくべきだと思う。すべてが否定され、それをそのまま信じ込まされた国に未来なんてない。国の歴史はその国のアイデンテティ。正しい未来に進むためにも正しい歴史を学ばなければいけない。他国にこうしろああしろと干渉された歴史ではなく、日本の立場から正しいと言える歴史を。その上で反省すべきは反省し未来に何をすべきかするべきでないかを考えることが大事だと感じた。

  • 高輪Lib

  • 旬な話題なので、タイトルに惹かれて読んだけど、論理的な考察力にかけるのか、作者に文章力がないのか、とても退屈な本だった。唯一、今まで僕の刷り込みを変えてくれたのは、満州国の正当性。考えてみれば、満洲が漢民族に支配されていた時代なぞ、過去5千年なかったのだから、関東軍の傀儡であろうがなかろうが、満洲国そのものの正当性はあるよな・・・というのは新鮮な発見。当時の中国政権(重慶だろうが、南京だろうが)にしても、あそこが自分の領土などと思ってはなかったんじゃないかしら。要はAB(C)DS列強が、許せなかっただけで。所詮傀儡国家など、北・南朝鮮もベントナムもイスラエルもパキスタンも、戦争のときには何処にでもできる。要は、勝てば官軍なんだよね。

  • To know everything is fair enough

  • 大規模な反日デモ、連日の報道。そんなときに読みました。
    著者が台湾の人なのも興味深く。

    えー、なんなんだ、もうっ!本当に!!(怒)
    ・・・が感想。
    ODA、もう十分だから!と思う。

    三国志、その他の時代の英雄たちが現在の中国を見たら「何のために自分は・・・」って嘆くよー、間違いなく。
    誇りとか、美徳とかってないのかね。

    そして教育って大事なんだと改めて。
    これは日本にも言えることですが。

  • この本を読もうと思ったのは中国・韓国の尖閣諸島・竹島をめぐる領土問題により、両国への関心が高まったからである。
    戦後67年が経った今なお、中・韓が口うるさく何度も謝罪と賠償を要求する過去の日本の悪行について、その真偽に疑問を抱いたということもある。とっくに謝罪も賠償も済ませているはずなのだ。

    著者は1960年代に来日した台湾人だ。
    著者の語る歴史認識について、中学・高校の授業で習った日本史が絶対のものであると信じて疑わなかった私のそれとは大きな溝があった。
    現在の日本人の日本史観は、第二次世界対戦後の日本を支配する「東京裁判史観(自虐史観)」と、それに付け込んだ中韓の自国のための歴史の嘘により歪められたのだというのだ。
    確かに私は授業で習った日本史で、旧日本軍や日本政府は悪で、特に満州の関東軍は悪逆非道そのものであり、南京大虐殺や従軍慰安婦などの悲劇を巻き起こした侵略者なのだという認識を持っていた。
    しかし実際には違うのだと、著者・黄文雄は言う。
    南京大虐殺も従軍慰安婦の問題も、中韓がでっち上げた嘘であり、むしろ日本が進軍したアジア諸国(中国でさえ!)では日本軍は歓迎されたという。
    1910年の韓国併合も、中国の千年属国であり極貧の地であった韓国を近代化させ、多くの韓国人に感謝されたという。

    そのように史実をねじ曲げ、自国の都合で正しくない歴史認識を他国に押し付けるのが中国と韓国だ。
    著者を全面的に信じるならば、日本は他国の内政干渉に屈せずに堂々とすべきだ。

    ただ、この本で気になるのは参考文献がほとんど記されていないこと。
    また必要以上に戦前・戦中の日本を褒めていることで信憑性が減じられていることだ。
    なんにせよ、新たな視点を持つという点では役にたったかもしれない。

  • 内容に繰り返しが多く、時代が繰り返し前後するため、理解しにくかった。
    長文読解のよう。論点を簡潔にまとめて欲しかった。
    台湾生まれ、日本に帰化。
    中立の立場で書かれているようだが、どれほど正しいのか?
    書かれている日本の好評価は台湾で一般的なのか?
    学校で習わなかったアジア近代史を初めて学んだ。
    私の中で価値ある一冊、価値ある一歩。
    アジアにおける日本の歴史的評価を(他国の公平な目による)をさらに読みたい。

  • 近代の本東アジア日中韓台での歴史認識・教育に関する著述。世で多く流れる情報だけでは多面的な考え方や、自分の歴史認識を育てることはできないよなと思いながら読む。

  • ご時世的に読んでみた。

    作者は台湾の方で、台湾からみた中国、韓国、日本が書かれている。この本の内容を鵜呑みにする気はないが勉強になった。同じように日本が侵略した韓国、台湾でも大分捉え方に違いがある…

    日本の歴史教育はたんたんと客観的な気がします。愛国主義もよいですが、
    色々な人の本、主張を見聞きして判断できるできることは幸せなことだと思います。
    同時に、近現代史は歴史の授業であまり重要視されていなかった気がするので、それはそれで、もう少ししっかり先人の教え?として伝える必要があるのでは、と思った。

  • 2012/09/16 
    Amazon53位 読んでみたい

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著者プロフィール

1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。日本、中国、韓国など東アジア情勢を文明史の視点から分析し、高く評価されている。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』『世界から絶賛される日本人』『韓国人に教えたい日本と韓国の本当の歴史』『中国の正体知ってはいけない「歴史大国」最大のタブー』『新型肺炎感染爆発と中国の真実』(以上、徳間書店)、『もしもの近現代史』(扶桑社)など多数。

「2021年 『中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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