もどってきたアミ 小さな宇宙人 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2005年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198922962

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

愛の偉大さや壮大さをテーマに、主人公のペドロと宇宙人アミ、そして新たに加わる少女ビンカの物語が展開されます。続編は前作以上に深いメッセージを持ち、精神世界と科学の乖離を考えさせられる内容です。読者は、...

感想・レビュー・書評

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  • 『アミ 小さな宇宙人』の続編。“アミ三部作”の二作目です。

    アミと再会できたペドゥリートは、宇宙船の中でアミが連れてきた異星の少女・ビンカと出会います。
    ビンカの星・キアも地球と同レベルの“未開世界”という事で、さながらアミが先生、ペドゥリートとビンカが生徒みたいな感じで、再び宇宙を旅して様々な見聞を広めていきますが・・。

    前作より内容が深くなっていて「愛」については勿論、今回は「エゴ」についても触れられています。
    自分の醜い部分(エゴ)を指摘されたペドゥリートがアミに対してムカついている場面もあったりします。
    で、前作は「物語」と割り切って呑気な感じで読んでいた私ですが、本作ではちょっと考えさせられるものがありました。
    この本は約20年前に書かれたものなのですが、文中で「近い将来、きみたちの惑星には、いくつものたいへんなことが起こりはじめるよ・・・。地質や気象・生物界の大きな変化、そして大異変や疫病、さらに数百万のひとたちが感染して苦しむ新しい病気が生まれる・・」とアミが警告をしている箇所があり、現に今その通りの事が地球で起こっているので「た、確かに・・・」と頷いてしまうわけです。
    著者の方は恐らくキリスト教圏の方なので、随所に聖書からの引用があり、そういう考えに慣れている国の方々は「愛」という言葉自体に抵抗は少ないと思われます。
    それに比べて日本人は「愛」という言葉に小っ恥ずかしさを感じる人が多い気がします。
    もし、私が「愛が大事!愛が地球を救う!」と周りに力説しはじめたら、“壺を買わされるのでは?”と警戒されるか、あるいは心療内科を紹介されてしまうかもしれません。
    とはいえ、今のような行き過ぎた科学信仰(アミは科学の水準が愛の水準を上回った文明は自滅してしまうと言うています)、過度な競争・格差社会が続いた末路がろくなもんじゃないだろうな、ということは想像がつきますよね。
    ・・と、この本にまあまあ洗脳されている私ですが、色々考えさせてくれるのは悪いことではないと思います。
    そして、物語はエゴに気づき、ツインソウルに出会ったペドゥリートが自分の“使命”をどう果たしていくのか・・・。三作目の展開が気になるところです。

    「愛とは、求めるものではなく、あたえるものなのだ。
    どうやったら愛が手に入るかって?
    愛をあたえることによって。
    愛することによって。」
    (キア星の老人・クラトの羊皮紙より)

    ↓↓※前作「アミ 小さな宇宙人」の一部を抜粋して音読しています(^^♪※↓↓
    https://youtu.be/QzOkDIR-Yv4

  • 『もどってきたアミ』は、単なるSFではなく、「愛の教科書」と言われるほど哲学的な作品です。
    前作では“愛を知る”ことがテーマでしたが、この続編では“愛を実践する”ことがテーマです。
    アミの言葉一つひとつが、私たち人間社会へのやさしいメッセージになっています。


    第1章 再会 ― あの夜、アミが戻ってきた

    前作の別れから1年後。
    少年ペドゥリート(ペドロ)は、海辺で静かな夜を過ごしていた。
    あの奇跡のような宇宙旅行は夢だったのだろうか――そう思っていたとき、再び光のUFOが現れる。
    そして中から出てきたのは、懐かしいアミ。
    彼は相変わらず小柄で優しい微笑みを浮かべていた。

    「やあ、ペドゥリート。また君に会いに来たよ。」

    ペドゥリートは感激し、再会を喜ぶ。アミは今回、ペドゥリートをもう一度宇宙に連れて行くと言う。
    「今度は、もう一人連れて行きたい人がいる」と。



    第2章 ヴィンクラとの出会い

    アミが紹介したのは、少女ヴィンクラ。
    彼女は心が純粋で、ペドゥリートと同じように「愛の感受性」が高い。
    2人はすぐに打ち解けるが、ペドゥリートは初めて女の子と長く一緒に過ごすことに少し戸惑いも感じる。

    アミはそんな2人に言う。

    「愛にはいろいろな形がある。友情、家族愛、恋愛、そして宇宙的な愛。
    その全部がつながっているんだ。」



    第3章 宇宙の旅へ

    3人は再び宇宙船に乗り込み、星々の旅に出る。
    今回は単なる見学ではなく、「愛の進化段階」を学ぶ旅だ。

    最初に訪れたのは、高度に進化した星。
    そこでは人々が争わず、互いを思いやり、自然と共存して生きている。
    貨幣もなく、欲望も少なく、社会全体が「愛と調和」で成り立っている。

    アミは説明する。

    「この星では、すべての行動の基準が“他者への思いやり”なんだ。
    愛の度数が高い文明ほど、幸福度も高いんだよ。」



    第4章 滅びかけた星

    次に訪れたのは、愛を失った星。
    そこでは人々が戦争と恐怖に支配され、互いに疑い、機械と暴力に依存していた。
    その星の空は黒く、環境は破壊され、文明は滅亡寸前。

    アミはペドゥリートたちに語る。

    「愛が足りなくなると、どんな文明も崩壊する。
    科学や技術がどんなに発達しても、愛の法則を無視すれば滅びるんだ。」

    2人は地球の未来を思い、胸が痛む。



    第5章 ヴィンクラの涙と学び

    旅の途中で、ペドゥリートとヴィンクラの間に小さなすれ違いが起こる。
    ヴィンクラは嫉妬し、怒り、涙を流す。
    そんな彼女にアミはやさしく言う。

    「愛は所有することじゃない。
    愛とは、相手の幸せを願うことなんだ。」

    この体験を通してヴィンクラは“自分中心の愛”から“相手を思いやる愛”へと成長していく。
    ペドゥリートも、彼女を守りたいという気持ちを通じて“愛の責任”を学ぶ。



    第6章 地球への希望

    旅の終わり、アミは2人にメッセージを残す。

    「地球も、まだ“愛の幼年期”なんだ。
    でも、君たちのように心の目を開いた人が増えれば、きっと進化できる。」

    そして、アミは言う。

    「愛は宇宙を動かすエネルギーだ。
    愛を広げれば、地球も宇宙も光で満たされる。」

    別れの時が訪れる。
    アミは再び光に包まれ、宇宙へ帰っていく。
    残されたペドゥリートとヴィンクラは、互いの手を取り合い、静かに誓う。

    「愛を学び、愛を伝えていこう。」

  • 「続編でも何度泣いたことか。私の本が好きで読んでくださっている皆様におすすめしたい。さくらももこ」
    私も皆様におすすめしたい、という同じ気持ち。とにかく、今の地球は瀬戸際。
    精神世界のレベルを科学の世界があまりにも引き離し過ぎてしまい、
    とんでもないことが起きているし、さらに起きていく、かも。。
    さくらももこさんがもう今の地球上にいないということに
    何か不思議さを覚えてしまう。。

  • 前作に続き
    主人公のペドロ、宇宙人のアミに
    ビンカという少女が加わり
    今作は前作以上に
    愛の偉大さや壮大さについて
    解くような内容でした。

    難しい表現や言い回しが多く
    なかなか読むのに時間が掛かりました。

    独りよがりな執着を捨て
    他人を自分のように考え行動する

    分かっていても
    なかなか難しい事ではあるなぁと
    勉強になった内容でもありました。

  • 1作目の方が内容が読みやすかった!少し同じことを繰り返してるように感じた。あとは読むタイミングとかでどれだけすんなり入ってくるか変わるなーと思う。

  • アミ 小さな宇宙人のつづきです。ますます面白い内容!読み出したら止まらない、笑顔と涙!とっても大切なことが、とっても簡単に書かれてます☆

  • この本はこども向けと思われがちですがとんでもない!おとなこそ読むべき本。
    こどもの心を持った人ならアミの伝えたいことが無駄なく伝わると思います。
    一度読み終えると時間を置いて読み返すことをオススメします。何度読んでも新たな発見と驚きがある、深い本です。きっとあなたの世界観が変わることでしょう。
    「アミ小さな宇宙人」
    「もどってきたアミ」
    「アミ三度目の約束」
    三部作になっています。

  • これもすべての人に読んでほしい本!!!!

  • 他人を愛すると言うことは自分自身を愛すること。
    全ては自分の内側か世界に反映されている。

  • 20代の終わりに初めて読んで、あれから10年ちょっと経った今。読み返してみた。あの頃の100倍理解できて、100倍伝わって来て、心に沁みた。
    大切なことがたくさん書かれていた。
    一人でも多くのひとに読んで欲しい、それもあるけど、それよりも、今、これをちゃんと受け取れるひとのもとへ、届いて欲しい。わたしのバイブル。何度でも読みたい。

  • 自分はエゴがいっぱいあるんだろうなと思った、

    想像できたことは実現できる、他人を変えるんじゃなくて自分が動く、自分から愛することが幸せにいきること

  • 一冊目よりもさらに、愛に関する考察が深く読み応えがあった。神の視点で見ると、なるほど地球人の発達レベルの未熟さが理解できる気がする。三冊目も気になる。

  • 愛のある状態を維持する
    それが難しい
    人は必ず愛されるところがある
    愛する時もある
    愛されないとこもある
    愛される時もある
    それが普通だと感じているが、その凹凸さえもなくなってしまうのだろうか?
    子供に戻り何の利害もない状態になるのだろうか?
    欲が人を豊かにした様に次は愛が進化を促すのだろうか?
    話の中、アミがペドロを嗜めるシーンがよくある。
    コレは愛と感じれるのだろうか?
    嫌味に取れてしまうが、愛と感じて初めて進化したと言えるのだろう。
    この世から軍人が居なくなり、兵器が無くなりそのお金が世の人に万遍なく行き渡る世の中
    そうなれば誰も困らない世になる
    子供の頃そんな事考えていた記憶が蘇る
    この本の通りに世の中がなっても良いと思う
    その世で私はどうしているのか気になる。

  • 愛は偉大だな。
    2冊目も本当に面白くて感動した。
    アミのようにいつも冷静に、そしてユーモアを忘れずに、愛を持って相手を包み込む。
    決して相手の欠点を指摘するわけではない。
    相手にどんな対応をされようとも、そこにあるのは「愛」
    愛があるからこそ相手がどんな状態になっても、相手が何を思っても、最後まで信じることができるんだな。
    わたしの周りにも色んな人がいる。
    どんな人に対しても、たとえ自分が理不尽な仕打ちを受けたとしても、相手を信じ愛を持って受け入れて包み込める人になりたいと思った。
    物語だけど、とても学びのある本(生きていく上でとても深い部分で心に響く)で、本当に素敵なお話だった!

  • 自分のやりたい事を探す時の基本になった本でした。大切なことを忘れそうになったら、また読みたい本です。

  • 輪廻転生というものは、確かにあるのかもしれないと考える。
    古い身体を捨て、新しい次元の身体と新しい世界に向かうと考えれば、今の生活も課題や訓練のようで頑張れる。
    魂は、ずっと、同じだということを教えてくれた。

    執着を手放し非難を乗り越えた先の、自分に変われる。変わる努力をする。
    愛について更に具体的な内容が2冊目に詰まってる。

    私は、この本を読むこと自体が、瞑想になり得ると思う。

  • これを登録しようとして3巻目もあることを知る!
    神はいないが,天道があり,人はその天道のもとで自分たちがしたことの因果応報を享受する。因果応報,自業自得,それは神仏のなせる業ではなく,自分達が引き起こしたこと。まさに自利利他。古来,多くの人物がそれを謳ってきた結果,徐々に人類は文明と共に変化しているのか,そうでないのか。イスラームの世界征服というのはある種の解決策である気がする。子ども向け?大人向け?にしても物語が長い。
    そして3巻目に続く・・・

  • アミシリーズ第二弾。前作からさらに新しい知識と学びが示され、人によっては感動というより衝撃を受けるであろう、まさにスピリチュアルの教科書。

    外のスケールでは、SFにおけるセンス・オブ・ワンダーすら感じさせる、宇宙大へと広がっていく世界観。
    内のスケールでは、エゴとの対決、より大きな自分と使命への目覚め。
    双子の魂にはロマンスを感じるが、それがエゴ的な愛にならないようにちゃんと釘を刺すアミ。宇宙の星々を旅するなかで、やがて覚醒体験に至るペドゥリート……。
    用語としては違うが、スターシードや銀河連合のような概念が示され、精神世界における視界が広がっていく感覚がある。と同時に、良質のSFによくある脳が拡張していくような感動も味わえる。続巻を示唆するラストなので、ここまで読んだ人は3巻もきっと読みたくなるだろう。

    今回気になったセリフはこちら。
    「きみは進歩しているんだよ。自分の思考を観察しはじめたんだからね。もう、それほどねむっている状態じゃない。ふつう、ひとはけっして自分の思考に注意をむけてみるということをしない」
    「もし他人の非難すべき欠点を、克服できる欠点と見ることができるとき、きみはもうきれいな身になっているよ。だれかに対して非難するようなものをもっているかぎり、まだまだきれいじゃないんだよ」
    「なにかを忘れているのが苦悩を生む原因だった……でもなんだろう?」

  • アミ小さな宇宙人シリーズの2作目。1作目より、内容が深くなっていた。
    “愛”の存在、意義、手に入れ方…。それが丁寧に書かれている。
    フィクションなのに、フィクションの様に感じない。本当に人生で大事にすべきことがたくさん書かれているから。

  • 哲学的でユーモアに富む小説
    隣人愛や善意等キリスト教の観点が入っていてためになった。絶版のため読むためにお金がかかるのが難点かな。

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