うぽっぽ同心十手綴り

  • 徳間書店 (2005年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198923204

みんなの感想まとめ

人情とユーモアが交錯する物語で、主人公の臨時廻り同心・長尾勘兵衛が織り成す日常が描かれています。出世欲がなく、同僚から軽んじられがちな彼ですが、実は弱者に対する優しさと、ここぞという時の強さを兼ね備え...

感想・レビュー・書評

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  • “うぽっぽの旦那”こと、臨時廻り同心・長尾勘兵衛が主人公。
    暢気で、出世欲も無く奉行所の同僚からはナメられていますが、弱者には優しく、ここぞという時はめっぽう強く、きっちり決めます。
    そんな勘兵衛も、妻の静が謎の失踪をしているという事情抱えており、今後の展開にそれがからんでくるのかも気になります。

    ※うぽっぽ:暢気者、うっかり者、浮かれて遊びあるく者など

  • 時代考証の詳しい時代小説を書くという坂岡真さんの「照れ降れ長屋風聞帖」に次ぐシリーズ、うぽっぽ同心十手綴り1巻、長屋の嬶ァどもには微笑仏と親しまれ、同僚上司には呑気気楽なうっかり者うぽっぽ同心と呼ばれる南町奉行所の臨時廻り同心・長尾勘兵衛が主人公の連作短編捕物帖。自分の手柄を人に譲り、袖の下は決して受け取らない正義漢で、上役同輩からは軽んじられているが、いざとなれば腕が立ち悪党に立ち向かう。勘兵衛自身の心にも子をなした嫁が、行方をくらますという痛手を抱えて物語がどう進展するか楽しみ。

  • O うぽっぽ同心十手綴り1

    ここんところガツンとした捕り物から離れていたので心地いいスッキリ感。
    同僚にさえ蔑まれているうぽっぽの旦那こと臨時廻りの勘兵衛。手柄を譲ってばかりでそれを知らぬ輩からは無能扱いされているが、実は…、とまぁ、よくある話? 同心捕り物はいろんなパターンがあるけれど、これは明るくほのぼの時にはピリリ。特に勘兵衛がキレたときの啖呵がスッとしていい。20年前に出て行った妻女のことはちと余計。そんなのなくても全然やっていけたのにシリーズ通しての憂いとしてあつかいたかったのかな。

  • 第一弾
    長尾勘兵衛は臨時廻り同心、娘綾乃と暮らす。母静はなぜか無断で家を出ている。謎である
    医師仁徳、手下の銀次、新人同心鯉司郎、浮瀬の女将おふうと登場人物は揃っている。
    南町奉行、根岸肥前守も登場、強いか弱いか正体不明の主人公の人情捌きと、闇始末記

  • 福々しい顔にのんびり穏やかな性格から「うぽっぽ」とあだ名される同心。
    実は人情深く、切れ者で、めっぽう強い
    江戸の事件を小粋に裁く短編集。

    シリーズあるようなので順次読んでくつもりーー

    主人公の同心は、一見昼行燈、実は・・・っていう
    よくあるパターン(笑)

  • 臨時廻りの庶民に慕われるが上司には疎まれる同心が人情裁きで最後には勧善懲悪を見せるシリーズ。科人にも情けをかける人情家であり正義漢、そして弱者に優しいところなど読んでいて心温まる。

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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